ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 13.2 - Microsoft(R) Windows(R) 2000 - - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 -
目次 索引 前ページ次ページ

第12章 各種コマンド> 12.3 構成管理のコマンド

12.3.5 サーバ情報変更コマンド(stgxfwcmmodsrv)

AdvancedCopy Managerで管理しているサーバの以下の情報を変更します。本コマンドは、Storage管理サーバで実行する必要があります。

対象サーバに後からテープサーバ機能を導入する場合にも使用します。

また、サーバ情報変更指示ファイルを指定することにより、管理システム内の複数のサーバ、複数の情報の整合性を保ちながら、一括してサーバの情報を変更することができます。

変更できるサーバの情報は以下になります。

以下のサーバ情報は、管理サーバ情報変更コマンド(stgcmmodnode)を使用して行うため、本コマンドでサーバ情報変更指示ファイルを指定しない場合は変更できません。

本コマンドを使用してサーバ情報の変更を行う際には、事前にマシンの定義情報を変更しておく等の事前作業が必要となります。「運用環境の変更」にある手順を参照し、処理を行ってください。
  1. 指定方法

    プログラムディレクトリ\bin\stgxfwcmmodsrv [-n サーバ名 [-s 変更サーバ名] [-i 変更IPアドレス] [-p 変更ポート番号]] | [-f サーバ情報変更指示ファイル名 [-y]]

  2. オプションの説明

    オプション

    説明

    -n

    現在管理しているサーバ名を指定します。

    -s

    変更後のサーバ名を255バイト以内で指定します。

    使用できる文字は半角の英数字、-(マイナス)、_(アンダスコア)、#、.で、先頭は半角英数字である必要があります。(全角文字はエラーとなります。)

    -nオプションと同時に指定します。

    -i

    変更後のIPアドレスをIPv4のフォーマットで指定します。

    Storageサーバを物理的なサーバとして管理する場合は物理IPアドレスを、クラスタ運用などIPアドレスを冗長化して(論理的なサーバとして)管理する場合は論理IPアドレスを指定します。

    -nオプションと同時に指定します。

    -p

    変更後の通信で必要なポート番号を指定します。(1024〜65535の値)

    クラスタ運用時は、サービス名stgxfws_?(*1)に割り当てたポート番号を指定します。

    クラスタ運用していない場合は、サービス名stgxfwsに割り当てたポート番号を指定します。

    -nオプションと同時に指定します。

    -f

    サーバ情報変更指示ファイル名を絶対パスで指定します。

    -y以外のほかのオプションと同時に指定することはできません。

    -y

    管理システム内に複数のサーバが存在し、特定のサーバでエラーが発生した場合でも、処理を続行する場合に指定します。

    エラーが発生したサーバに対して、エラー原因を解決後、必要な変更作業を個別に実施してください。

    -fオプションと同時に指定します。

    (*1)クラスタセットアップ時に指定したAdvancedCopy Managerの論理ノード名

  3. サーバ情報変更指示ファイルの記述方法

    [記述例]

    Manager     I  10.10.20.10
    Server1     I  10.10.20.20
    Server1     P  9888
    Server2     S  DstServer

  4. 終了ステータス

    =0:正常終了

    >0:異常終了

  5. 実行例

    Storageサーバ(サーバ名:Server1)のIPアドレスを10.20.30.40に変更します。

    C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgxfwcmmodsrv -n Server1 -i 10.20.30.40
    stgxfwcmmodsrv completed
    C:\>

    Storageサーバ(サーバ名:Server1)のサーバ名をAgent5に変更します。

    C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgxfwcmmodsrv -n Server1 -s Agent5
    stgxfwcmmodsrv completed
    C:\>

    サーバ情報変更指示ファイルを指定してサーバの情報を一括して変更します。

    C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgxfwcmmodsrv -f C:\acm\modfile
    stgxfwcmmodsrv completed
    C:\>

    サーバ情報変更指示ファイルを指定して、特定サーバのエラーが発生してもサーバの情報を一括して変更します。

    C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgxfwcmmodsrv -f C:\acm\modfile -y
    
    swstf2459 資源整合コマンドが異常終了しました。サーバ名=[Server1]
    swsrp0625 他のAdvancedCopy Managerのコマンドが実行中のため、このコマンドは実行できません。
    
    stgxfwcmmodsrv completed, excluding the server where the error occurs
    C:\>

本コマンドの注意事項は以下のとおりです。

Storage管理サーバの情報を変更する場合の注意事項は以下のとおりです。(-fオプション指定時を除く)

Storageサーバの情報を変更する場合の注意事項は以下のとおりです。

-fオプション指定時の注意事項は以下のとおりです。

-yオプション指定時の注意事項は以下のとおりです。

次のコマンドが実行されているときは、本コマンドを実行することができません。

Web画面を使用して、初期画面で以下の操作を行っているときは、本コマンドを実行することができません。

目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2000-2008