Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (CORBAサービス編) |
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第13章 CORBAインタフェース | > 13.3 Contextオブジェクト |
通常のメソッドの引数としてクライアントアプリケーションからサーバアプリケーションに情報を渡すのではなく、あらかじめ、Contextと呼ばれるオブジェクトにサーバアプリケーションに渡す情報を設定しておくことにより、メソッドの起動時に無条件に情報を伝播してくれます。
Contextオブジェクトは、以下の3種類の情報を管理します。
プリンタを例にとると、プリンタがContext名であり、プリンタの紙サイズ,プリンタの種類などをプロパティ名に対応させることができます。また、Contextオブジェクトは以下の2種類に大別できます。
種類 |
内容 |
プロパティ名 |
システムデフォルト |
システムであらかじめ定義されているContext |
ベンダー依存 |
ユーザ定義 |
ユーザ定義のContext。ChildContextはシステムデフォルトContextの子供として管理されます |
生成時に指定します |
CORBAでは、システムデフォルトのプロパティ名の例として、_USER(ユーザ)、_GROUP(グループ)、_SYSTEM(システム)を上げているがベンダー依存です。CORBAサービスでは、システムデフォルトのContextを定義していません。環境変数の検索は、ChildContext−>システムデフォルトの順に行われます。
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