Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (CORBAサービス編)
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9.2.3 メソッドの実行
(1) 実行時バインディング
GetObject関数で検索したオブジェクトのメソッドを呼び出すことにより、サーバアプリケーションが持っているメソッドを呼び出すことができます。以下にクライアントのVisual Basicでのプログラミング例を示します。
Dim GW As Object // OLE-CORBAゲートウェイのインスタンス
Dim calculator As Object // サーバのオブジェクトリファレンス
Dim a As Long // 入力用変数
Dim b As Long // 入力用変数
Dim exp As Object // エラー設定用
Dim res As Variant // 返り値用変数
Set GW = CreateObject("CORBA.Factory") // OLE-CORBAゲートウェイの起動
Set calculator = GW.GetObject("ODdemo::calculator") // CORBAオブジェクトの生成
a = Text1.Text // 画面に入力されたデータを代入
b = Text2.Text // 画面に入力されたデータを代入
Set res = calculator.calculate(a, b, exp) // メソッドの呼び出し
(2) 事前バインディング
CORBA.Factoryオブジェクトを格納する変数をクラス型で宣言することにより、Visual Basicの事前バインディングが有効になります。事前バインディングは、従来の実行時バインディングと比べVisual Basicプログラム実行時にCORBAクラスを読み込まないため、性能向上が図れます。Visual Basicのアプリケーション開発時に、事前バインディングを使用するには、Visual Basicの“プロジェクト”メニューの“参照設定”を選択し、“ODOLE 1.0 Type Library”を有効にしてください。以下に事前バインディングのプログラミング例を示します。
Dim Factory as CORBAFactory
Set Factory = CreateObject("CORBA.Factory")
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