Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (CORBAサービス編)
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7.7.1 インプリメンテーションリポジトリへの登録
インプリメンテーションリポジトリにサーバアプリケーション情報を登録するため、OD_impl_instコマンドを使用します。OD_impl_instコマンドでの登録処理の例と指定する情報について以下に示します。

インプリメンテーションリポジトリへの登録
- -ax def
- 定義ファイルで指定した定義情報でサーバアプリケーション情報を登録することを示します。

defファイルの内容
rep_id = IDL:ODdemo/calculator:1.0
type = shared
binary = D:\server\simple_s.exe
IDL:ODdemo/calculator:1.0 = ODDEMO-CALCULATOR.dll,DSI
ior = 1.1
locale = SJIS |

defファイルの内容
rep_id = IDL:ODdemo/calculator:1.0
type = shared
binary = /home/guest/simple_s
IDL:ODdemo/calculator:1.0 = libODDEMO-CALCULATOR.so,DSI
uid = user
gid = group
ior = 1.1
locale = EUC |
- rep_id = IDL:ODdemo/calculator:1.0
- インプリメンテーションリポジトリIDを指定します。
- type = shared
- サーバタイプを指定します。指定できるタイプには、persistent,shared,unsharedがあります。
- binary = D:\server\simple_s.exe

binary = /home/guest/simple_s

- サーバアプリケーションの格納場所のパス名を指定します。
- IDL:ODdemo/calculator:1.0 = ODDEMO-CALCULATOR.dll,DSI

IDL:ODdemo/calculator:1.0 = libODDEMO-CALCULATOR.so,DSI

- サーバアプリケーションのライブラリ名を指定します。動的スケルトンインタフェースの場合は、ライブラリパスの後に",DSI"を定義する必要があります。

ライブラリは、サーバアプリケーションと同一ディレクトリ、または環境変数PATHに指定されているディレクトリに格納する必要があります。

ライブラリは、環境変数LD_LIBRARY_PATHに指定されたディレクトリに格納する必要があります。
- uid = user

- サーバアプリケーション実行時のユーザIDを指定します。
- gid = group

- サーバアプリケーション実行時のグループIDを指定します。
- ior = 1.1
- 連携するIORのバージョンを指定します。指定できるバージョンには1.0、1.1があります。
- locale = SJIS

locale = EUC

- サーバアプリケーションのコード系を指定します。
開発環境として“NetCOBOL”を使用してUNICODEのアプリケーションを開発する場合は、“UNICODE”を指定してください。
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