Interstage Application Server セキュリティシステム運用ガイド
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付録B コンポーネントトランザクションサービスの認証とアクセス制御の設定> B.3 セキュリティ設計(ユーザ認証とアクセス制御)> B.3.1 ユーザ認証

B.3.1.2 認証オブジェクトの運用設計

 認証オブジェクトは、サーバマシンで1つ動作させます。コンポーネントトランザクションサービスのシステム環境定で次のステートメントにYESを指定することにより、Interstageの起動時に認証オブジェクトが起動されます。

  ステートメント:Using Authentication Server Object

 1つのネーミングサービスを共用する2つ以上のサーバでそれぞれ認証オブジェクトを起動する場合には、次のことに注意してください。

 認証オブジェクトのネーミングサービスへの登録名が重複しないように、コンポーネントトランザクションサービスのシステム環境定義で、次のステートメントで“各サーバで起動する認証オブジェクトのネーミングサービスへの登録名”を指定してください。

  ステートメント:Name of Authentication Server Object

 また、認証オブジェクトは、ロードバランス構成にすることはできません。複数サーバ構成で、認証オブジェクトの負荷を分散させる場合は、クライアントごとに認証オブジェクトを使い分けることで負荷が静的に分散するようにしてください。


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