Interstage Application Server SOAPサービス ユーザーズガイド

12.5 RPCアプリケーション呼び出しの高速化

　Webサービスのリモート呼び出し処理を高速化します。

●パッケージ名：com.fujitsu.interstage.soapx.client

クラス名	メソッド	説明
Call implements javax.xml.rpc.Call	public void setStubUse(boolean flag)	RPCアプリケーション呼び出しを高速化します。

• DII方式のRPCクライアントアプリケーションの場合

  　javax.xml.rpc.Callオブジェクトをcom.fujitsu.interstage.soapx.client.Callクラスにキャストすることで、上記のメソッドが使用できるようになります。
  　リモート呼び出しの実行(invokeメソッド)の前に記述してください。

• スタブ方式のRPCクライアントアプリケーションの場合

  　スタブ方式のクライアントアプリケーションの場合は、IDEが生成したスタブ・ソース中のリモート呼び出しの実行(invokeメソッド)の前に記述してください。
  　詳細については、Apworksなど使用するIDEのドキュメントを参照してください。

　

　RPCアプリケーション呼び出しの高速化の設定は、Webサービスのサービス名、パラメタ(パラメタ名、データ型など)が正しいことを確認してから行ってください。パラメタなどが誤っていた場合、SOAPFaultまたはJAXRPCExceptionが発生します。

■設定方法

　パラメタflagにtrueを指定した場合、SOAPメッセージが最適化(Webサービスのリモート呼び出し処理が高速化)されます。この場合、RPCアプリケーションのパラメタ、および返り値に含まれるVector型を除くデータ型は、単一参照(変数の値ごとにインスタンスが生成されます)になります。
　パラメタflagにfalseを指定した場合はSOAPメッセージの最適化は行いません。