Interstage Application Server SOAPサービス ユーザーズガイド
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11.4.1 サンプルプログラムConvertNameEJB
サンプルプログラムConvertNameEJB(サンプルConvertNameEJB)はEJBクラス型をinパラメタと返り値(return)に使用して、入力された文字列(人の名前)を、逆順に変換します。
サンプルConvertNameEJBは、以下のクラスをEJBクラス型として定義しています。
- ConvertName.data.HumanData
ConvertName.data.HumanDataクラスは、firstNameとsecondNameという名前を表す2つのjava.lang.Stringクラスのフィールドを持ちます。
■処理概要
- EJBサーバプログラム
以下の1つのメソッドがあります。
- サンプルConvertNameEJBクライアントプログラム
(1)標準入力から入力された文字列(ファーストネームとセカンドネーム)からHumanDataオブジェクトを作成し、inパラメタのEJBクラス型nameでEJBサーバアプリケーションのreverseメソッドを呼び出します。
EJBサーバアプリケーションの処理結果(名前が逆順になっている)を返り値で受け取り、標準出力に表示します。
■サンプルConvertNameEJBの実行手順
- 環境設定
(1)Servletサービスのコンテナ監視プロセスの環境設定ファイル(jswatch.conf)に、以下の設定を追加します。
WSContainer.bin.parameters =
-Djava.naming.factory.initial=com.fujitsu.interstage.ejb.jndi.FJCNCtxFactoryForClient
WSContainer.env=PATH=C:\Interstage\j2ee\bin
[JDK1.3.1の場合]
WSContainer.env=CLASSPATH=C:\Interstage\odwin\etc\class\ODjava2.jar
WSContainer.env=CLASSPATH=C:\Interstage\ejb\lib\fjcontainer32.jar
[JDK1.4の場合]
WSContainer.env=CLASSPATH=C:\Interstage\odwin\etc\class\ODjava4.jar
WSContainer.env=CLASSPATH=C:\Interstage\ejb\lib\fjcontainer34.jar
- EJBアプリケーションの展開
(1)Interstageを通常停止モードで停止します。
(2)Windowsの[スタート]メニューから[Interstage]の[J2EE]のJ2EE Deploymentツールを起動します。
(3)[IJServer]メニューから[追加]を選択します。
(4)[IJServer名]に"SOAPSample"を指定し、“次へ”進み、“追加”を選択します。
(5)[ツール]メニューから[配備]を選択します。
(6)配備ウィザード画面の[ファイル指定]に"C:\Interstage\F3FMsoap\examples\SampleEJB\SampleEJB.jar"を指定し、“次へ”進みます。
※画面上は、'\'がバックスラッシュで表示されます。
(7)配備ウィザード画面の[配備先IJServer]で"SOAPSample"を指定します。
(8)配備ウィザード画面の[展開対象選択]で"SOAP"をチェックし、“次へ”進み、“配備”を選択します。
※配備ウィザード画面に表示される生成先は、後の環境設定時に必要となりますので、控えておくようにしてください。
(9)Servletサービスのコンテナ監視プロセスの環境設定ファイル(jswatch.conf)中の環境変数CLASSPATHに、(8)で表示された“SOAP用ゲートウェイファイル生成先\SampleEJB”を追加します。
(10)Interstageを起動します。
- CORBA/SOAPサーバゲートウェイの登録
(1)以下のディレクトリに移動します。
SOAP用ゲートウェイファイル生成先\SampleEJB\ConvertName\server
(2)サンプルConvertNameのWebサービス情報をWebサービス・マネージャに登録します。
soapmodifydd -deploy -url http://SoapHost:12000/soap_admin/servlet/WSContainer -urn ConvertNameServer _ConvertNameServerRemoteSOAPGW_dd.xml
- サンプルConvertNameEJBクライアントプログラムの実行
(1)EJBアプリケーションを起動します。
isstartwu SOAPSample
※EJBアプリケーションを終了する場合は、以下のコマンドを実行します。
isstopwu SOAPSample
(2)以下のディレクトリに移動します。
C:\Interstage\F3FMsoap\examples\SampleEJB\ConvertName\client
(3)クラスパスを追加します。
set classpath=%classpath%;C:\Interstage\F3FMsoap\examples\SampleEJB
(4)サンプルConvertNameEJBクライアントプログラムを起動します。
java ConvertNameClient http://SoapHost:80/soap_examples/servlet/WSContainer
「Please input first name:」と表示されるのでファーストネームを入力します。
「Please input second name:」と表示されるのでセカンドネームを入力します。
- 登録情報の削除(当作業はEJBアプリケーション終了後に実施してください)
(1)登録したWebサービス情報を削除します。
soapmodifydd -undeploy -url http://SoapHost:12000/soap_admin/servlet/WSContainer -urn ConvertNameServer
(2)Interstageを通常停止モードで停止します。
(3)Windowsの[スタート]メニューから[Interstage]の[J2EE]のJ2EE Deploymentツールを起動します。
(4)“IJServerリスト”の"SOAPSample"を選択した状態で、[IJServer]メニューから[削除]を選択し、追加した"IJServer(SOAPSample)"を削除します。
※SOAPSampleに登録してあるEJBアプリケーションも削除されます。
(5)Interstageを起動します。
■サンプルConvertNameEJBの実行手順

- 環境設定
(1)Servletサービスのコンテナ監視プロセスの環境設定ファイル(jswatch.conf)に、以下の設定が行われていることを確認します。
WSContainer.bin.parameters =
-Djava.naming.factory.initial=com.fujitsu.interstage.ejb.jndi.FJCNCtxFactoryForClient
[JDK1.3.1の場合]
WSContainer.env=CLASSPATH=/opt/FJSVejb/lib/fjcontainer32.jar

WSContainer.env=LD_LIBRARY_PATH=/opt/FSUNod/lib
WSContainer.env=CLASSPATH=/opt/FSUNod/etc/class/ODjava2.jar

WSContainer.env=LD_LIBRARY_PATH=/opt/FJSVod/lib
WSContainer.env=CLASSPATH=/opt/FJSVod/etc/class/ODjava2.jar
[JDK1.4の場合]
WSContainer.env=CLASSPATH=/opt/FJSVejb/lib/fjcontainer34.jar

WSContainer.env=LD_LIBRARY_PATH=/opt/FSUNod/lib
WSContainer.env=CLASSPATH=/opt/FSUNod/etc/class/ODjava4.jar

WSContainer.env=LD_LIBRARY_PATH=/opt/FJSVod/lib
WSContainer.env=CLASSPATH=/opt/FJSVod/etc/class/ODjava4.jar
- EJBアプリケーションの展開
(1)Interstageを通常停止モードで停止します。
(2) isdeployコマンドでJ2EE Deploymentツールを起動します。
(3)[IJServer]メニューから[追加]を選択します。
(4)[IJServer名]に"SOAPSample"を指定し、“次へ”進み、“追加”を選択します。
(5)[ツール]メニューから[配備]を選択します。
(6)配備ウィザード画面の[ファイル指定]に"/opt/FJSVsoap/examples/SampleEJB/SampleEJB.jar"を指定し、“次へ”進みます。
(7)配備ウィザード画面の[配備先IJServer]で"SOAPSample"を指定します。
(8)配備ウィザード画面の[展開対象選択]で"SOAP"をチェックし、“次へ”進み、“配備”を選択します。
※配備ウィザード画面に表示される生成先は、後の環境設定時に必要となりますので、控えておくようにしてください。
(9)Servletサービスのコンテナ監視プロセスの環境設定ファイル(jswatch.conf)中の環境変数CLASSPATHに、(8)で表示された“SOAP用ゲートウェイファイル生成先/SampleEJB”を追加します。
(10)Interstageを起動します。
- CORBA/SOAPサーバゲートウェイの登録
(1)以下のディレクトリに移動します。
SOAP用ゲートウェイファイル生成先/SampleEJB/ConvertName/server
(2)サンプルConvertNameのWebサービス情報をWebサービス・マネージャに登録します。
soapmodifydd -deploy -url http://SoapHost:12000/soap_admin/servlet/WSContainer -urn ConvertNameServer _ConvertNameServerRemoteSOAPGW_dd.xml
- サンプルConvertNameEJBクライアントプログラムの実行
(1)EJBアプリケーションを起動します。
isstartwu SOAPSample
※EJBアプリケーションを終了する場合は、以下のコマンドを実行します。
isstopwu SOAPSample
(2)以下のディレクトリに移動します。
/opt/FJSVsoap/examples/SampleEJB/ConvertName/client
(3)クラスパスを追加します(Bシェルの場合)。
CLASSPATH=$CLASSPATH:/opt/FJSVsoap/examples/SampleEJB
export CLASSPATH
(4) サンプルConvertNameEJBクライアントプログラムを起動します。
java ConvertNameClient http://SoapHost:80/soap_examples/servlet/WSContainer
「Please input first name:」と表示されるのでファーストネームを入力します。
「Please input second name:」と表示されるのでセカンドネームを入力します。
- 登録情報の削除(本作業はEJBアプリケーション終了後に実施してください)
(1)登録したWebサービス情報を削除します。
soapmodifydd -undeploy -url http://SoapHost:12000/soap_admin/servlet/WSContainer -urn ConvertNameServer
(2)Interstageを通常停止モードで停止します。
(3)isdeployコマンドでJ2EE Deploymentツールを起動します。
(4)“IJServerリスト”の"SOAPSample"を選択した状態で、[IJServer]メニューから[削除]を選択し、追加した"IJServer(SOAPSample)"を削除します。
※SOAPSampleに登録してあるEJBアプリケーションも削除されます。
(5)Interstageを起動します。
■サンプルConvertNameEJBの実行例
java ConvertNameClient http://SoapHost:80/soap_examples/servlet/WSContainer
Please input first name: taro
Please input second name: fujitsu
reverse = orat ustijuf
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