Interstage Application Server SOAPサービス ユーザーズガイド

8.3.2 クラス型/例外型

　以下の表にEJBアプリケーションで使用するクラスおよび例外とXMLのデータ型の対応を示します。
　RPCアプリケーションでは、連携するEJBアプリケーションのクラスおよび例外に対して、“クラス名SOAPGWType”クラスまたは“例外名SOAPGWType”クラスを使用します。

XMLのデータ型	RPCアプリケーション上のJavaのデータ型	EJBデータ型
	in/return
構造体	クラス名SOAPGWType	クラス
構造体	例外名SOAPGWType	例外

• EJBデータ型のクラスは、public宣言されたメンバのみをXMLのデータ型の構造体にマッピングします。また、クラス型名と同じ型名が指定されているメンバはマップされません。マッピング可能なメンバを持っていないクラスは使用できません。
• EJBデータ型のクラスは、デフォルトコンストラクタを持ったクラスのみ使用可能です。
• クラス型をRPCクライアントアプリケーションで使用する場合、Javaのデータ型とXMLのデータ型の変換マッピングを用意する必要があります。
• 構造体型を使用するRPCアプリケーションの作成方法については“構造体型”を参照してください。Javaのデータ型とXMLのデータ型の変換マッピングの対応付けについては、“Javaの値とXMLの値を変換するための変換マッピングの対応づけ(EJB)”を参照してください。
• 例外型を使用するRPCアプリケーションの作成方法については“Fault詳細項目からの例外クラスの取得”を参照してください。

　

　以下のクラスをパラメタに持つビジネスメソッドを定義したEJBアプリケーションにJ2EE Deploymentツールを実行した場合

　package fujitsu.sample; // パッケージ名
　public class Human
　　implements java.io.Serializable {
　　　　：
　};

　

　以下のクラス名+SOAPGWTypeクラスが生成されます。

　package fujitsu.sample; // パッケージ名
　public class HumanSOAPGWType {
　　public String name; // 各メンバに対応するフィールド
　　public int age;
　　　　：
　}