Interstage Application Server メッセージ集
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第3部 メッセージラベルのないメッセージ> 第35章 Webブラウザから通知されるステータスコード> 35.3 Client Error (400番台のステータスコード)

35.3.2 401

401 Unauthorized

[意味]
 リソースにアクセスするためには、認証する必要があります。

シングル・サインオン運用時の追加メッセージ

◆User name or password is incorrect.

 ユーザ名、またはパスワードが正しくありません。

[意味]
 以下の原因により、ユーザID/パスワードによる認証が必要です。
・提示された証明書による認証に失敗しました。
・証明書認証に成功しましたが、加えて基本認証が必要です。
・指定したユーザID/パスワードが正しくありません。
・指定したユーザIDのユーザ情報がSSOリポジトリに複数登録されている可能性があります。
・SSOリポジトリのユーザ情報の作成時にオブジェクトクラス“ssoUser”を指定していない可能性があります。
[ユーザの対処]
正しいユーザ名/パスワードを指定してください。
利用者が正しい証明書、またはユーザID/パスワードを指定しているにも関わらず本メッセージが採取される場合は、Interstage シングル・サインオンのリポジトリサーバの定義ファイルの以下の項目について正しく設定されているかを確認してください。

・「repository-user-search-base」(SSOリポジトリのユーザ情報を示す最上位のエントリ)

利用者がユーザID/パスワードを指定した場合は、リポジトリサーバの定義ファイルの以下の項目について正しく設定されているかを確認してください。

・「alternative-uid-attribute」(SSOリポジトリの利用者の検索に使用する属性名)

「alternative-uid-attribute」の設定に誤りが無い場合は、認証を試みたユーザIDが「alternative-uid-attribute」の設定に対応するSSOリポジトリの属性の値として登録されているか、また一意であるかを確認してください。

認証を試みたユーザ情報が登録されており、かつ一意である場合は、ユーザ情報のオブジェクトクラスに“ssoUser”が指定されているかを確認してください。

認証を試みたユーザ情報に問題が無い場合は、対象のユーザ情報の「userPassword」属性を登録しなおして下さい。

利用者が証明書を提示した場合は、Interstage シングル・サインオンの認証サーバの定義ファイルの以下の項目について正しく設定されているかを確認してください。

・「certificate-mapping-attribute」(SSOリポジトリの利用者の検索に使用する属性名)
・「certificate-identification」(提示された証明書とSSOリポジトリのユーザ情報に設定されている証明書を比較するか)

「certificate-identification」が"YES"の場合は、リポジトリサーバの定義ファイルの以下の項目について正しく設定されているかを確認してください。

・「alternative-certificate-attribute」(SSOリポジトリの証明書が登録されている属性名)

定義ファイルの内容に誤りが無い場合は、「certificate-mapping-attribute」に設定した属性が、認証の際に提示した証明書に格納されているかを確認してください。

「certificate-mapping-attribute」に設定した属性が、提示した証明書に格納されている場合は、証明書内の対象の属性の値が「certificate-mapping-attribute」の設定に対応するSSOリポジトリの属性の値として登録されているか、また一意であるかを確認してください。

認証を試みたユーザ情報が登録されており、かつ一意である場合は、ユーザ情報のオブジェクトクラスに“ssoUser”が指定されているかを確認してください。

「certificate-identification」の設定値が"YES"の場合は、「alternative-certificate-attribute」の設定に対応するSSOリポジトリの属性の値として、利用者の証明書が登録されているか、また登録されている証明書が利用者の提示した証明書と同一であるかを確認してください。

 正しいユーザ名/パスワードを指定しているにも関わらず本メッセージが表示される場合は、業務サーバ管理者に問い合わせてください。


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