Interstage Application Server メッセージ集
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目次

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21.2.11 sso02013
SSO: ERROR: sso02013: Connection with SSO Repository server failed. Host=(%s1)
SSO: エラー: sso02013: SSO リポジトリサーバとの通信に失敗しました。 Host=(%s1)
[可変情報]
%s1:リポジトリサーバのIPアドレス、またはホスト名
[意味]
Interstage シングル・サインオンの認証サーバがリポジトリサーバとの通信に失敗しました。

参照系リポジトリサーバを複数設置し運用系と待機系に分けて運用を行っている場合に同じサーバに対して本メッセージが複数回出力されることがあります。
[ユーザの対処]
- Host=(%s1)で表示されたリポジトリサーバの電源が投入されているか、またリポジトリサーバが起動されているか確認してください。
- リポジトリサーバに問題がない場合は、認証サーバの定義ファイル(ssoatcag.conf)の「update-repository」、「reference-repository」に、リポジトリサーバのホスト名およびポート番号が正しく設定されているか確認してください。
- リポジトリサーバおよび認証サーバに問題がない場合は、ネットワーク環境を確認してください。
- 認証サーバのネットワーク通信に必要なメモリが不足している可能性があります。その場合は、sso02018を参考に対処を行ってください。
または、Interstage HTTP Serverのプロセス資源が不足している可能性があります。Interstage HTTP Serverの同時アクセス最大数の設定値を減らす必要があります。詳しくは“チューニングガイド”の“Webサーバ(Interstage HTTP Server)の環境定義”を参照してください。
- リポジトリサーバとの通信でタイムアウトが発生している可能性があります。その場合は、認証サーバの定義ファイル(ssoatcag.conf)の「connection-timeout」の設定値を大きくしてください。
リポジトリサーバとの通信でタイムアウトが多発する場合は、リポジトリサーバで使用しているInterstage HTTP Serverの同時アクセス最大数やクライアント送受信タイムアウト時間を増やす必要があります。また、接続維持時間を長く設定し過ぎるとタイムアウトが発生する可能性があります。その場合は接続維持時間を減らしてください。詳しくは“チューニングガイド”の“Webサーバ(Interstage HTTP Server)の環境定義”を参照してください。
- 更新系リポジトリサーバと参照系リポジトリサーバに分けて運用を行っている場合、更新系リポジトリサーバが何らかのトラブルにより停止すると、参照系リポジトリサーバが運用可能な状態でも利用者の認証に失敗します。その場合、更新系のリポジトリサーバにシステムのログが出力されていないか確認し、出力されていた場合はそちらを参照して対処を行ってください。出力されていない場合は、更新系リポジトリサーバが起動されているか確認してください。
リポジトリサーバの可用性については、“シングル・サインオン運用ガイド”の“機能”−“負荷分散”−“可用性”を参照してください。
- 1つのシステムにInterstage HTTP Serverの同一ポート上で業務サーバと認証サーバとリポジトリサーバを運用した場合、アクセス制御情報に“/”(ルートパス)が指定されていると本メッセージが出力されます。このような構成で運用する場合には、認証サーバとリポジトリサーバをVirtualHostで設定して下さい。VirtualHostの設定については、“シングル・サインオン運用ガイド”の“環境構築”−"認証サーバの環境構築"−“Interstage HTTP Serverの環境定義ファイルの設定"および“環境構築”−"リポジトリサーバの環境構築"−“Interstage HTTP Serverの環境定義ファイルの設定"を参照してください。
また、業務サーバは、認証サーバ、リポジトリサーバと別のポートで設定してください。業務サーバの設定については、“シングル・サインオン運用ガイド”の“環境構築”−"業務サーバの環境構築”−“Webサーバの環境定義ファイルの設定”−“Interstage HTTP Serverの環境定義ファイルの設定"を参照してください。
- リポジトリサーバがSSLで運用されている可能性があります。リポジトリサーバは非SSLで構築してください。
認証サーバの定義ファイルの設定についてはの“環境構築”−“認証サーバの環境構築”−“認証サーバの定義ファイルの設定”を参照してください。
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