FUJITSU Linkexpress Replication option説明書 |
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第3章 オープンサーバ間:Oracle抽出レプリケーション | > 3.3 レプリケーション運用のためのセットアップ | > 3.3.4 Linkexpressのセットアップ |
LinkexpressのDB連携機能は、あるシステムのデータを他のシステム上のデータベースに展開(格納)する機能を提供します。Linkexpress Replication optionではDB連携機能を使用してレプリケーション運用を行います。
DB連携機能の環境定義は以下の手順で行います。
環境変数の設定
DB動作環境定義の作成
環境変数の設定方法については、“Linkexpress 運用ガイド”を参照してください。
DB動作環境定義の作成方法については、“Linkexpress 運用ガイド”を参照してください。
DB動作環境定義については、以下の場所にサンプルを提供しています。セットアップ時の参考にしてください。
Windowsの場合
格納先ディレクトリ
インストールディレクトリ(注)\SAMPLE\DBENV
注)Linkexpress Replication optionのインストールディレクトリです。
ファイル名
LX_STRDB.ENV(格納処理時のDB動作環境定義のサンプル)
LX_EXTDB.ENV(抽出処理時のDB動作環境定義のサンプル)
Solarisの場合
格納先ディレクトリ
/opt/FSUNlnkexp/SAMPLE/REPLICATION_OPTION
ファイル名
LX_STRDB.ENV(格納処理時のDB動作環境定義のサンプル)
LX_EXTDB.ENV(抽出処理時のDB動作環境定義のサンプル)
Linuxの場合
格納先ディレクトリ
/opt/FJSVlnkexp/SAMPLE/REPLICATION_OPTION
ファイル名
LX_STRDB.ENV(格納処理時のDB動作環境定義のサンプル)
LX_EXTDB.ENV(抽出処理時のDB動作環境定義のサンプル)
参考:
Linkexpress Replication optionでは、抽出処理時にも内部的にDB連携機能が動作します。このため、サンプルは、格納処理時と抽出処理時の2種類を提供しています。
複写元システムでOracleの緊急停止、またはオペレーティングシステムのダウンが発生した場合、レプリケーションで重複した差分ログが抽出される場合があります。このため、複写先システムのDB動作環境定義のオペランドDIFFERENCE_APPLY_ERRORオペランドに“CONTINUE”を指定してください。
DIFFERENCE_APPLY_ERROR
[意味]
差分ログデータと複写先データベースのデータの不整合発生時の動作を指定します。
[指定値]
EXIT(省略値):異常終了します。
CONTINUE:代替レコード操作を行い、処理を継続します。
[推奨値]
CONTINUE
[前提になるキーワードと指定値]
なし。
[関連するコマンド]
lxstrdbコマンド
MESSAGE_LEVEL
[意味]
出力するメッセージの種類を指定します。
[指定値]
i: 情報、警告およびエラーメッセージを出力します(省略値)。
w: 警告およびエラーメッセージを出力します。
e: エラーメッセージだけ出力します。
[前提になるキーワードと指定値]
なし。
[関連するコマンド]
lxrpoextコマンド、lxrpocmtコマンド
NUMERIC_CONVERT_ERROR
[意味]
浮動小数点属性データの型変換の桁あふれ発生時の動作を指定します。
[指定値]
EXIT : 異常終了します(省略値)。
CONTINUE : 代替値を採用し処理を継続します。
[前提になるキーワードと指定値]
なし。
[関連するコマンド]
lxrpoextコマンド
CHARACTER_CONVERT_ERROR
[意味]
文字属性データのコード変換エラー発生時の動作を指定します。
[指定値]
EXIT : 異常終了します(省略値)。
CONTINUE : ALTERNATE_CHARACTER1キーワードまたはUNICODE_ALTERNATE_CHARACTER1キーワードの指定値を代替値として採用し、処理を継続します。
[前提になるキーワードと指定値]
なし。
[関連するコマンド]
lxrpoextコマンド
ALTERNATE_CHARACTER1
[意味]
コード変換エラー時の代替文字を指定します。
[指定値]
1バイトおよび2バイトの代替文字を"XX:YYYY"の形式で指定します。本キーワードを省略した場合、それぞれ半角および全角のアンダ・スコアに対応するコードが採用されます。
- "XX"および"YYYY"に設定する値は、代替文字を出力データのコード系の16進数で表現した値です。
- "XX"に指定したコードは英数字属性(CHARなど)の代替文字、"YYYY"に指定したコードは日本語属性(NCHARなど)の代替文字になります。
[前提になるキーワードと指定値]
CHARACTER_CONVERT_ERROR:CONTINUE
[関連するコマンド]
lxrpoextコマンド
CHARACTER_OVERFLOW
[意味]
文字属性データの文字あふれ発生時の動作を指定します。
[指定値]
EXIT : 異常終了します(省略値)。
CONTINUE : あふれた文字列を切り捨て、処理を継続します。
[前提になるキーワードと指定値]
なし。
[関連するコマンド]
lxrpoextコマンド
ALTERNATE_CHARACTER2
[意味]
文字あふれ発生時の不完全文字に対する代替文字を指定します。
[指定値]
1バイトの代替文字を出力データのコード系の16進数で表現した値で指定します。本キーワードを省略した場合、半角のアンダ・スコアに対応するコードが採用されます。
[前提になるキーワードと指定値]
CHARACTER_OVERFLOW:CONTINUE
[関連するコマンド]
lxrpoextコマンド
UNICODE_ALTERNATE_CHAR1
[意味]
UNICODE系を出力コードとする場合のコード変換エラー時の代替文字を指定します。
[指定値]
1バイトおよび2バイトの代替文字を"UNICODE系の形式:1バイト系文字用代替文字:2バイト系文字用代替文字"の形式で指定します。本キーワードを省略した場合、それぞれ半角および全角のアンダ・スコアに対応するコードが採用されます。
[前提になるキーワードと指定値]
CHARACTER_CONVERT_ERROR:CONTINUE
[関連するコマンド]
lxrpoextコマンド
UNICODE_ALTERNATE_CHAR2
[意味]
UNICODE系を出力コードとする場合の文字あふれ発生時の不完全文字に対する代替文字を指定します。
[指定値]
1バイトおよび2バイトの代替文字を"TYPE:XX:TTBB"の形式でUTF-8のコードで記述します。本キーワードを省略した場合、それぞれ1バイト系は"_"(半角アンダ・スコア)、2バイト系は"φ"(ファイ)に対応するコードが採用されます。
[前提になるキーワードと指定値]
CHARACTER_CONVERT_ERROR:CONTINUE
[関連するコマンド]
lxrpoextコマンド
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