Interstage Application Server SOAPサービス ユーザーズガイド
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11.4.2 サンプルプログラムStringTest

Windows Server 2003 EE(Itanium)ではJ2EE,CORBAコンポーネント・モデルをWebサービス化するサンプルプログラムは対応していません。
サンプルプログラムStringTest(サンプルStringTest)は、CORBA-SOAP連携のサンプルプログラムでCORBA/SOAPゲートウェイを使用してCORBAクライアントアプリケーションとCORBAサーバアプリケーションをSOAPで接続します。
CORBAクライアントアプリケーションからは、CORBA-string型のデータをin/inoutパラメタで受け渡し、out/inoutパラメタと返り値(return)にCORBAサーバアプリケーションで設定されたCORBA-string型のデータを受け取ります。
■処理概要
- CORBAサーバプログラム
以下の1つのメソッドがあります。
- String.op(String arg_in, StringHolder outHolder, StringHolder inoutHolder)
String型をinパラメタarg_in, String型のHolderクラスoutHolder, String型のHolderクラスinoutHolderを受け取り、arg_inおよびinoutHolderに設定されているString型のデータを標準出力に表示します。
outHolderおよび返り値にString型のデータを設定し、返します。
- サンプルStringTestクライアントプログラム
String型のinパラメタおよびString型のHolderクラスのinoutパラメタにString型のデータを、String型のHolderクラスを作成しoutパラメタに設定しCORBAサーバアプリケーションのopメソッドを呼び出します。
CORBAサーバアプリケーションで設定されたString型のデータをout,inoutおよび返り値で受取り、標準出力に表示します。
■サンプルStringTestの実行手順
- 環境設定
(1)Interstage管理コンソールから[システム]>[ワークユニット]>[MyIJServer](IJServerワークユニット名) >[環境設定]タブ >[ワークユニット設定]の“クラスパス”に以下のパス名を追加後、“更新”ボタンを押下後、IJServerワークユニット"MyIJServer"を再起動します。
C:\Interstage\F3FMsoap\examples\SampleCORBA
(2)“コマンドプロンプト”で上記(1)で指定したパスへ移動します。
- CORBA/SOAPゲートウェイおよびサンプルStringTestプログラムのコンパイル
make.batを実行します。
- CORBAサーバアプリケーションの起動
(1)register.batを実行します(CORBAサーバアプリケーションをCORBAサービスに登録)。
(2)exec-sv.batを実行します(CORBAサーバアプリケーションを起動)。
※ CORBAサーバアプリケーションを終了する場合は、Ctrl+C(Ctrlキーを押下しながらCキーを押下)で終了してください。
- CORBA/SOAPサーバゲートウェイの登録
(1)deploy.batを実行します(サンプルStringTestのIDL定義から作成したCORBA/SOAPサーバゲートウェイのWebサービス情報を登録)。
本操作はAdministratorsローカルグループに所属するユーザで実行してください。
- CORBA/SOAPクライアントゲートウェイサーバントの登録およびCORBAクライアントアプリケーションの実行
(1)copyclasses.batを実行します(データ変換サーバントをC:\Interstage\F3FMsoap\classesへコピー)。
(2)CORBA/SOAPクライアントゲートウェイを再起動します。
例)net start "CORBA/SOAP ClientGW"
(3)cldeploy.batを実行します(データ変換サーバントの登録)。
(4)exec-cl.batを実行します(CORBAクライアントアプリケーションの実行)。
- 登録情報の削除
(1)unregister.batを実行します(CORBAサーバアプリケーションをCORBAサービスから削除)。
(2)undeploy.batを実行します(CORBA/SOAPサーバゲートウェイのWebサービス情報を削除)。
(3)clundeploy.batを実行します(データ変換サーバントを削除)。
■サンプルStringTestの実行手順

- 環境設定
(1)Interstage管理コンソールから[システム]>[ワークユニット]>[MyIJServer](IJServerワークユニット名) >[環境設定]タブ >[ワークユニット設定]の“クラスパス”に以下の設定を追加後、“更新”ボタンを押下後、IJServerワークユニット"MyIJServer"を再起動します。
クラスパス:/opt/FJSVsoap/examples/SampleCORBA
(2)上記(1)で“クラスパス”に設定したパスへ移動します。
/opt/FJSVsoap/examples/SampleCORBA
(3)make.shを実行します(CORBA/SOAPゲートウェイおよびサンプルStringTestプログラムのコンパイル)。
- CORBAサーバアプリケーションの起動
(1)register.shを実行します(CORBAサーバアプリケーションをCORBAサービスに登録)。
(2)exec-sv.shを実行します(CORBAサーバアプリケーションを起動)。
※ CORBAサーバアプリケーションを終了する場合は、Ctrl+C(Ctrlキーを押下しながらCキーを押下)で終了してください。
- CORBA/SOAPサーバゲートウェイの登録
(1)deploy.shを実行します(サンプルStringTestのIDL定義から作成したCORBA/SOAPサーバゲートウェイのWebサービス情報を登録)。
- CORBA/SOAPクライアントゲートウェイサーバントの登録およびCORBAクライアントアプリケーションの実行
(1)copyclasses.shを実行します(データ変換サーバントを/opt/FJSVsoap/classesディレクトリ下にコピー)。
(2)環境変数CLASSPATHに以下のディレクトリを追加します。
/opt/FJSVsoap/classes
(3)soapgwstartclgwコマンドを実行します(CORBA/SOAPクライアントゲートウェイを起動)。
(4)cldeploy.shを実行します(データ変換サーバントを登録)。
(5)exec-cl.shを実行します(CORBAクライアントアプリケーションを実行)。
- 登録情報の削除
(1)unregister.shを実行します(CORBAサーバアプリケーションをCORBAサービスから削除)。
(2)undeploy.shを実行します(CORBA/SOAPサーバゲートウェイのWebサービス情報を削除)。
(3)clundeploy.shを実行します(データ変換サーバントを削除)。
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