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Systemwalker Network Assist V13.2.0操作手引書

用語集

FDDI

FDDIとは、ファイバ分配データ・インタフェース(Fiber Distributed Data Interface)と呼ばれるものであり、伝送媒体に光ファイバ・ケーブルを使った100MbpsのLANです。

FrameSnoop

通常の転送処理を行いながら、指定した特定のポート、または、すべてのポートで送受信されたフレームを、特定の1ポートに出力する機能です。

FrameTrace

指定した特定の入力ポートから受信したフレームに関して、指定されたプロトコルの内容を受信した順番に蓄積する機能です。

GvrpVLAN

Gvrp(GARP VLAN Registration Protocol)とは、VLANの登録、削除を装置間で送受信するためのプロトコルであり、動的に構成状況を変化させ自動登録されたVLAN です。

IPアドレス

IPアドレスは、TCP/IPインターネットシステムで通信を行う場合に、ネットワークやネットワーク接続機器(ノードやホストなど)を識別するために使用する固有のアドレスをIPアドレスといいます。IPアドレスは、32ビット(4バイト)の値で表します。

IPアドレスの記述するには、.で区切られた4つの10進数で表す方法がとられています。

.で区切られた4つのフィールドに分けられ、各フィールドには、1バイトの2進数を10進数に変換して番号を記述します。

IPアドレスは、以下のクラス分けがあります。

LAN

LAN (Local Area Network)は、構内網(比較的に限られた区域に点在するコンピュータなどの装置群がネットワーク上に通信路で結ばれたもの)を広帯域で高速転送を提供する通信技術。

MACアドレス

MAC (Media Access Control)アドレスは、イーサネットなどのLAN上で利用する48ビット(6バイト)の物理アドレスです。

基本的には、LANのインタフェース・カード(ボード)に書き込まれているものです。

MacVLAN

MAC VLANとは、論理ポートとMACアドレスをペアとして、それをグループ化したVLAN です。このVLANには、ネットワークアドレスを付与することができません。

MIB

MIB (Management Information Base)は、ネットワーク管理プロトコル(SNMP)を通じてアクセスすることができる管理情報を集めたデータベースです。

MIBは、SNMPエージェント機能を持った監視対象ノードに実装されています。

MIBには、インターネット標準のMIBとして、RFC1213で定義されたMIB2のほか、監視対象ノード固有の各種MIBがあります。

MIBの詳細については、本ソフトウェアのSEハンドブックを参照してください。

PortVLAN

ポートVLANとは、論理ポートのみを指定し、それをグループ化したVLANです。このVLANには、すべてのネットワークアドレスを付与することができます。

ProtocolVLAN

プロトコルVLANとは、論理ポートと特定のプロトコルをペアにして、それをグループ化したVLANです。

プロトコルVLANには、ルーティングプロトコルVLANとEtherType / LSAP VLANの2つあります。

ルーティングプロトコルVLANは、IPやIPXなどのルーティングプロトコルに対するものであり、指定したプロトコルのアドレスを付与することができます。EtherType / LSAP VLANは、0x809bのようなEtherType値、または、LSAP値を指定するものであり、このVLANにはネットワークアドレスを付与することができません。

SNMP

SNMP(Simple Network Management Protocol)プロトコルとは、インターネット活動委員会(IAB:Internet Activities Board)が規定した、インターネット標準ネットワーク管理フレームワークの標準プロトコル(standard protocol)です。

SNMPエージェント

ネットワーク管理における管理される側をSNMPエージェントと呼びます。

SNMPエージェントは、ノード内の各種情報をMIB(管理情報のデータベース)に蓄え、SNMPマネージャの要求に答えて管理情報を送信します。また、ノードに異変などが発生した場合には、SNMPトラップをSNMPマネージャに送信します。

SNMPエージェントには、ハブ、ルータなどのほか、パソコンやサーバなどネットワークに接続される装置に実装されます。なお、装置によっては、別途SNMPエージェントモジュールなどを必要とするものもありますので、装置の仕様を確認してください。

SNMPトラップ

SNMPトラップとは、SNMPエージェントで発生する監視対象ノードの異常などをSNMPマネージャへ通知する機能です。

SNMPトラップで通知される内容については、監視対象ノードにより異なりますので、監視対象ノード側の仕様を確認する必要があります。

SNMPトラップの一般的な種類は、以下のものがあります。

SNMPマネージャ

ネットワークを管理する側をSNMPマネージャと呼びます。

SNMPマネージャは、ネットワーク上の被管理対象装置(SNMPエージェント)に対して、管理用コマンドの発行(MIB管理情報の採取)を行い、応答内容などにより管理・監視を行います。

本ソフトウェア自身や、Fujitsu Network Node Manager for WindowsNT 、Systemwalker Centric Manager、MpWalker/DM などがこのSNMPマネージャに属します。

Telnet

Telnet(テルネットと呼びます)とは、リモートホスト(ノード)に接続して、そのホスト(ノード)上で直接作業しているかのような仮想端末機能を提供するプロトコルコマンド(プログラム)です。

TCP/IP

TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)プロトコルとは、ネットワークにおける標準のプロトコルであり、ISO(国際標準化機構)が定めたものです。

Variable-Binding Object_Data

独自トラップ(EnterpriseSpecific)でアラームの原因となったオブジェクト識別子の値です。

Variable-Binding Object_ID

独自トラップ(EnterpriseSpecific)でアラームの原因となったオブジェクト識別子です。

VLAN

バーチャルLAN(Virtual LAN)とは、物理的なネットワーク構成に依存した従来のシステムと異なり、論理的な(仮想的な)ネットワークを構成し運用するための技術です。バーチャルLANでは、別のセグメントにあるコンピュータ同士を、ひとつのセグメントに存在するよう論理的にみなすことができますので、柔軟なネットワークを構築することができます。

WAN

WAN (Wide Area Network)は、広域通信網(地理的に離れたネットワーク)においてデータ転送を行う通信技術。

WANには、ISDNやHSDなど各種の接続種別があります。

アップストリーム/ダウンストリーム

FDDIリング上のノードとノードは、上流(アップストリーム)、下流(ダウンストリーム)の関係にあり、FDDIリング上のデータフレームは一般的に上流から下流へと送信されます。

コミュニティ名

SNMPの管理対象となるエージェントと管理するマネージャをグループ化してコミュニティと呼びます。コミュニティ名はコミュニティに対して付けられた名前で、マネージャとエージェントの情報の受渡しに使用されます。

スイッチングルータ

バックボーンスイッチ、ルータ間での複数伝走路を接続する、構内向けのレイヤ3(ネットワーク層)スイッチです。

トラップ

例外事象の通知に使われるメッセージです。

例外事象が発生したとき、エージェントは、例外事象をマネージャに通知します。

ノード名

ノードとは、ネットワークの構成要素であり、ネットワークに接続される個々の装置からサブネット化した集合体まで含んだ言葉です。

ノード名は、ノード(装置やサブネット)に付けられた名称です。

ノード名として使用されるのは、DNS(Domain Name System:ドメインネームシステム)を使う場合に付けられる名前になります。ノード名または、ドメイン名と呼ぶこともあります。

バックボーンスイッチ

スイッチングルータ 、ルータ 、Ethernetスイッチなどを接続する、構内向けのバックボーン用のスイッチです。

ハブ

ハブとは、ネットワークの中継機器(リピータ)です。

10Base-Tなどの8ポートや16ポートなど、マルチポートリピータ装置をいいます。

リング名

リング名は、FDDIリングに任意に付ける事のできる名称です。

FDDIリング構成画面でのタイトルとして表示されます。

ルータ

通信ネットワーク上のデータやメッセージの伝達を促進するための中継装置です。

また、ルータには、異種のネットワークを結合する機能(ゲートウェイ)も含んで説明しています。

LAN-LAN間接続、LAN-WAN間接続などに使用する装置をいいます。