Interstage Application Server メッセージ集
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第3部 ログファイルに出力されるメッセージ> 第38章 イベントサービスが出力するメッセージ

38.1 イベントサービスのログメッセージ

 イベントサービスのログメッセージは、以下のファイルに採取されます。

(インストールパスはデフォルト)

 C:\INTERSTAGE\ESWIN\var\ESLOG.log

(インストールパスはデフォルト)

 /var/opt/FJSVes/ESLOG.log

 /var/opt/FJSVes/ESLOG.log

 出力されるログの形式は、次のとおりです。

 YYYY.MM.DD HH:MM:SS(nnn) ログ本文
 YYYY.MM.DD HH:MM:SS
 ログの出力時刻を出力します。
 (nnn)
 ログを出力したイベントチャネルのプロセスIDを出力します。
 ログ本文
 ログ本文を出力します。以降に、ここで出力されるログメッセージの内容を示します。


 ノーティフィケーションサービス上に構築されたInterstage JMSがメッセージセレクタ機能を使用した場合にもイベントサービスのログに出力されます。

イベントサービスのログメッセージ一覧

Event data not queuing (queuing maxvalue over)
Event data not queuing (consumer not connected)
Event data removed (time over):group = %s1, channel = %s2, supplier IP = %s3
group = %s1, channel = %s2, unreceived consumer IP = %s3
data size = %s1, dump size = %s2
Environmental definition of the EventService, the limit was exceeded (%s1)
push error occurred(exception=%s1)
send_multiple_requests_deferred error occurred(exception=%s1)
push response error(exception=%s1)
pull error occurred(exception=%s1)
try_pull error occurred(exception=%s1)
Internal error occurred. %s1, %s2
Enough memory is not available. %s1
System function call error occurred. :Function = %s1 errno = %s2
EventFactory process create error(%s1)
Event data removed (queuing maxvalue over)
Exception information : method = %s1 exception = %s2 minor = %s3 group = %s4, channel = %s5, ClientIP = %s6 pid = %s7 internalcode = %s8
pull timeout occurred : method = %s1 group = %s2, channel = %s3, ClientIP = %s4 pid = %s5
proxy object was automatically disconnected : group = %s1, channel = %s2, ClientIP = %s3 pid = %s4
Event data was automatically rollbacked : group = %s1, channel = %s2, ClientIP = %s3 pid = %s4

Interstage JMSのログメッセージ一覧

selector error = [%s1], group = %s2, channel = %s3, IP = %s4
selector error : reason = String literals can not be specified to be comparison operator '<'.
selector error : reason = String literals can not be specified to be comparison operator '>'.
selector error : reason = String literals can not be specified to be comparison operator '<='.
selector error : reason = String literals can not be specified to be comparison operator '>='.
selector error : reason = String literals needs to be one or more characters enclosed in single quotes.
selector error : reason = String literals can not be specified to be BETWEEN logical operator.
selector error : reason = Numeric values can not be specified to be LIKE comparison operator.
selector error : reason = Numeric values can not be specified to be IN comparison operator.
selector error : reason = The number of string literal exceeded maximum(256).
selector error : reason = The sum of identifiers and string literals exceeded maximum(512).
selector error : reason = JMSDestination/JMSExpiration/JMSRedelivered/JMSReplyTo/JMSCorrelationIDAsBytes can not be specified to be identifier.
selector error : reason = A numerical value cannot be divided by zero.
selector error : reason = Syntax error
selector error : reason = Message selector sentence exceeded maximum(4096).
selector error : reason = Unterminated string

イベントサービスの意味と対処

Event data not queuing (queuing maxvalue over)
group = %s1, channel = %s2, push supplier IP = %s3

[可変情報]
 %s1:グループ名
 %s2:イベントチャネル名
 %s3:イベントデータを送信したサプライヤのIPアドレス

[意味]
 イベントデータ数が蓄積できる最大値に達したため、イベントチャネルにイベントデータが蓄積されませんでした。

[ユーザの対処]
 イベントデータを受信していないコンシューマが存在するため、イベントデータがイベントチャネルに蓄積されている可能性があります。イベントデータを受信していないコンシューマが存在しないかを確認し、イベントチャネルに蓄積できるイベントデータの最大値を見直してください。

Event data not queuing (consumer not connected)
group = %s1, channel = %s2, push supplier IP = %s3

[可変情報]
 %s1:グループ名
 %s2:イベントチャネル名
 %s3:イベントデータを送信したサプライヤのIPアドレス

[意味]
 イベントチャネルに接続しているコンシューマが存在しなかったため、イベントデータが蓄積されませんでした。

[ユーザの対処]
 イベントチャネルにコンシューマが接続している状態でイベント通信を行ってください。

Event data removed (time over):group = %s1, channel = %s2, supplier IP = %s3

[可変情報]
 %s1:グループ名
 %s2:イベントチャネル名
 %s3:削除されたイベントデータを送信したサプライヤのIPアドレス

[意味]
 イベントデータの生存時間を超えたため、イベントデータがイベントチャネルから削除されました。

[ユーザの対処]
 イベントデータを受信していないコンシューマが存在するため、イベントデータがイベントチャネルに蓄積されたままとなり、生存時間を超えた可能性があります。イベントデータを受信していないコンシューマが存在しないかを確認し、イベントデータの生存時間を見直してください。

group = %s1, channel = %s2, unreceived consumer IP = %s3
group = %s1, channel = %s2, unreceived consumer count = %s4

[可変情報]
 %s1:グループ名
 %s2:イベントチャネル名
 %s3:イベントデータを受信していないコンシューマのIPアドレス(受信していないコンシューマの数だけ出力されます)
 %s4:イベントデータを受信していないコンシューマ数

[意味]
 生存時間を超えたために削除されたイベントデータを受信していないコンシューマのIPアドレスと、受信していないコンシューマ数を出力します。loglevelに"2"以上の値を指定した場合に出力されます。

data size = %s1, dump size = %s2
string data = %s3

[可変情報]
 %s1:イベントデータのサイズ
 %s2:ログに出力したサイズ
 %s3:送信データの内容

[意味]
 以下の事象が発生した場合にイベントデータの内容を出力します。loglevelに"3"を指定した場合に出力されます。

Environmental definition of the EventService, the limit was exceeded (%s1)
group = %s2, channel = %s3

[可変情報]
 %s1:オプション名
 %s2:グループ名
 %s3:イベントチャネル名

[意味]
 イベントサービスの構成情報の上限を超えました。

[ユーザの対処]
 essetcnfコマンドのオプション%s1を使用してイベントサービスの構成情報を設定する場合、そのオプションの指定範囲内の値を指定してください。

push error occurred(exception=%s1)
group = %s2, channel = %s3, push supplier IP = %s4
push consumer IP = %s5

[可変情報]
 %s1:CORBAサービスから通知された例外情報
 %s2:グループ名
 %s3:イベントチャネル名
 %s4:イベントデータを送信したサプライヤのIPアドレス
 %s5:イベントデータの受信に失敗したコンシューマのIPアドレス

[意味]
 Pushモデルで、コンシューマへのデータ送信に失敗しました。

[ユーザの対処]
 例外情報を参照し、送信に失敗した原因を取り除いて、再度通信してください。

send_multiple_requests_deferred error occurred(exception=%s1)

[可変情報]
 %s1:CORBAサービスから通知された例外情報

[意味]
 Pushモデルで、コンシューマへのデータ送信に失敗しました。

[ユーザの対処]
 例外情報を参照し、送信に失敗した原因を取り除いて、再度通信してください。

push response error(exception=%s1)

[可変情報]
 %s1:CORBAサービスから通知された例外情報

[意味]
 Pushモデルで、コンシューマへのデータ送信に失敗しました。

[ユーザの対処]
 例外情報を参照し、送信に失敗した原因を取り除いて、再度通信してください。

pull error occurred(exception=%s1)
group = %s2, channel = %s3, pull supplier IP = %s4

[可変情報]
 %s1:CORBAサービスから通知された例外情報
 %s2:グループ名
 %s3:イベントチャネル名
 %s4:イベントデータの取得に失敗したサプライヤのIPアドレス

[意味]
 Pullモデルで、サプライヤからのデータ取得に失敗しました。

[ユーザの対処]
 例外情報を参照し、送信に失敗した原因を取り除いて、再度通信してください。

try_pull error occurred(exception=%s1)
group = %s2, channel = %s3, pull supplier IP = %s4

[可変情報]
 %s1:CORBAサービスから通知された例外情報
 %s2:グループ名
 %s3:イベントチャネル名
 %s4:イベントデータの取得に失敗したサプライヤのIPアドレス

[意味]
 Pullモデルで、サプライヤからのデータ取得に失敗しました。

[ユーザの対処]
 例外情報を参照し、送信に失敗した原因を取り除いて、再度通信してください。

Internal error occurred. %s1, %s2

[可変情報]
 %s1:エラー箇所
 %s2:詳細コード

[意味]
 内部矛盾が発生しました。

[ユーザの対処]
 内部矛盾が発生したため、エラー箇所、詳細コードを控えた上で、システム管理者に連絡してください。

Enough memory is not available. %s1

[可変情報]
 %s1:詳細コード

[意味]
 メモリが不足しています。

[ユーザの対処]
 不要なプログラムを終了させてください。

System function call error occurred. :Function = %s1 errno = %s2

[可変情報]
 %s1:関数名

 %s2:Windows(R) APIのエラー番号

 %s2:システムコールのエラー番号

[意味]
 システムエラーが発生しました。

[ユーザの対処]
 システムエラーが発生したため、関数名、詳細コードを控えた上で、システム管理者に連絡してください。

EventFactory process create error(%s1)

[可変情報]
 %s1:詳細コード

[意味]
 EventFactoryでチャネルプロセスの起動に失敗しました。

[ユーザの対処]
 プロセスの起動に失敗しました。再度起動してください。

Event data removed (queuing maxvalue over)
group = %s1, channel = %s2, supplier IP = %s3

[可変情報]
 %s1:グループ名
 %s2:イベントチャネル名
 %s3:イベントデータを送信したサプライヤのIPアドレス

[意味]
 イベントデータ数が蓄積できる最大値に達したため、すでに蓄積されていたイベントデータが削除されました。

[ユーザの対処]
 イベントデータを受け取っていないコンシューマが存在するため、イベントデータがイベントチャネルに蓄積されている可能性があります。イベントデータを受け取っていないコンシューマが存在しないかを確認し、イベントチャネルに蓄積できるイベントデータの最大値を見直してください。

Exception information : method = %s1 exception = %s2 minor = %s3 group = %s4, channel = %s5, ClientIP = %s6 pid = %s7 internalcode = %s8

[可変情報]
 %s1:メソッド名
 %s2:通知する例外
 %s3:マイナーコード
 %s4:グループ名
 %s5:イベントチャネル名
 %s6:例外を通知するアプリケーションのIPアドレス
 %s7:プロセスID
 %s8:内部コード

[意味]
 イベントチャネルがアプリケーションへ例外を通知しました。

[ユーザの対処]
 イベントチャネルがアプリケーションへ通知した例外に対して、適切な対処を行ってください。
 なお、通知する例外かつマイナーコードが表示されないメッセージは内部情報であり、アプリケーションへは例外を通知していないため、問題ありません。

pull timeout occurred : method = %s1 group = %s2, channel = %s3, ClientIP = %s4 pid = %s5

[可変情報]
 %s1:メソッド名
 %s2:グループ名
 %s3:イベントチャネル名
 %s4:例外を通知するアプリケーションのIPアドレス
 %s5:プロセスID

[意味]
 イベントデータを一定時間受信していないため、チャネルがアプリケーションへ例外を通知しました。

proxy object was automatically disconnected : group = %s1, channel = %s2, ClientIP = %s3 pid = %s4

[可変情報]
 %s1:グループ名
 %s2:イベントチャネル名
 %s3:例外を通知するアプリケーションのIPアドレス
 %s4:プロセスID

[意味]
 以下の原因により、接続情報を自動的に切断しました。

[ユーザの対処]
 アプリケーション異常終了、またはネットワーク異常の原因を調査してください。

Event data was automatically rollbacked : group = %s1, channel = %s2, ClientIP = %s3 pid = %s4

[可変情報]
 %s1:グループ名
 %s2:イベントチャネル名
 %s3:例外を通知するアプリケーションのIPアドレス
 %s4:プロセスID

[意味]
 以下の原因により、アプリケーションがpullしたイベントデータをロールバックして復旧しました。

[ユーザの対処]
 アプリケーション異常終了、またはネットワーク異常の原因を調査してください。

Interstage JMSの意味と対処

selector error = [%s1], group = %s2, channel = %s3, IP = %s4

[可変情報]
 %s1:セレクタ文
 %s2:グループ名
 %s3:イベントチャネル名
 %s4:セレクタ文を送信したJMSアプリケーションのIPアドレス

[意味]
 指定したセレクタ文に構文エラーが発生したため、セレクタ文の登録に失敗しました。

[ユーザの対処]
 正しいセレクタ文を指定してください。
 エラーの理由については、本ログメッセージの下に出力されたログメッセージにより対処してください。

selector error : reason = String literals can not be specified to be comparison operator '<'.

[意味]
 比較演算条件"<"の右辺に文字列型リテラルを指定できません。

[ユーザの対処]
 比較演算条件"<"の右辺には、完全数値リテラルまたは近似数値リテラルを指定してください。

selector error : reason = String literals can not be specified to be comparison operator '>'.

[意味]
 比較演算条件">"の右辺に文字列型リテラルを指定できません。

[ユーザの対処]
 比較演算条件">"の右辺には、完全数値リテラルまたは近似数値リテラルを指定してください。

selector error : reason = String literals can not be specified to be comparison operator '<='.

[意味]
 比較演算条件"<="の右辺に文字列型リテラルを指定できません。

[ユーザの対処]
 比較演算条件"<="の右辺には、完全数値リテラルまたは近似数値リテラルを指定してください。

selector error : reason = String literals can not be specified to be comparison operator '>='.

[意味]
 比較演算条件">="の右辺に文字列型リテラルを指定できません。

[ユーザの対処]
 比較演算条件">="の右辺には、完全数値リテラルまたは近似数値リテラルを指定してください。

selector error : reason = String literals needs to be one or more characters enclosed in single quotes.

[意味]
 文字列型リテラルを指定する場合は、シングルクォートで囲む必要があります。

[ユーザの対処]
 文字列型リテラルを指定する場合は、シングルクォートで囲こんでください。

selector error : reason = String literals can not be specified to be BETWEEN logical operator.

[意味]
 BETWEEN条件式の右辺には、文字列型リテラルを指定できません。

[ユーザの対処]
 BETWEEN条件式の右辺には、完全数値リテラルまたは近似数値リテラルを指定してください。

selector error : reason = Numeric values can not be specified to be LIKE comparison operator.

[意味]
 LIKE条件式の右辺には、完全数値リテラルまたは近似数値リテラルを指定できません。

[ユーザの対処]
 LIKE条件式の右辺には、文字列型リテラルを指定してください。

selector error : reason = Numeric values can not be specified to be IN comparison operator.

[意味]
 IN条件式の右辺には、完全数値リテラルまたは近似数値リテラルを指定できません。

[ユーザの対処]
 IN条件式の右辺には、文字列型リテラルを指定してください。

selector error : reason = The number of string literal exceeded maximum(256).

[意味]
 IN条件式の文字列型リテラルのリスト数が最大値(256)を超過しました。

[ユーザの対処]
 IN条件式の文字列型リテラルのリストには、最大値(256)以下のリストを指定してください。

selector error : reason = The sum of identifiers and string literals exceeded maximum(512).

[意味]
 条件式内に指定できる識別子と文字列型リテラルの合計の最大値(512)を超過しました。

[ユーザの対処]
 条件式内に指定する識別子と文字列型リテラルの合計を最大値(512)以下にして指定してください。

selector error : reason = JMSDestination/JMSExpiration/JMSRedelivered/JMSReplyTo/JMSCorrelationIDAsBytes can not be specified to be identifier.

[意味]
 セレクタ文にJMSDestination,JMSExpiration,JMSRedelivered,JMSReplyTo,JMSCorrelationIDAsBytesを指定することはできません。

[ユーザの対処]
 セレクタ文にJMSDestination,JMSExpiration,JMSRedelivered,JMSReplyTo,JMSCorrelationIDAsBytesを指定しないようにしてください。

selector error : reason = A numerical value cannot be divided by zero.

[意味]
 割り算で0で割ることはできません。

[ユーザの対処]
 割り算で0で割ることはしないでください。


selector error : reason = Syntax error

selector error : reason = syntax error

[意味]
 セレクタ文の文法に誤りがあります。

[ユーザの対処]
 セレクタ文を正しい文法に修正してください。

selector error : reason = Message selector sentence exceeded maximum(4096).

[意味]
 セレクタ文字列の長さが最大値(4096)を超過しました。

[ユーザの対処]
 セレクタ文字列の長さを最大値(4096)以下で指定してください。

selector error : reason = Unterminated string

[意味]
 文字列型リテラルがシングルクォートで完了していません。

[ユーザの対処]
 文字列型リテラルをシングルクォートで完了するようにしてください。


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