Interstage Application Server メッセージ集

29.6.6 java.lang.SecurityException例外が発生した場合

以下のケース等が考えられますので確認してください。

［意味］

1. javax.security.auth.login.configプロパティが正しく指定されていませんでした。
2. ログイン構成ファイルの構文が正しくありませんでした。
3. JDK1.3で、Javaアプリケーションが複数スレッドから同時にLoginContextのインスタンス化を実行しています。

［ユーザの対処］
意味1.の対処

• javax.security.auth.login.configプロパティが正しく指定されているか確認してください。
• javax.security.auth.login.configプロパティで指定したログイン構成ファイルのパス名を正しく指定してください。
• javax.security.auth.login.configプロパティで指定したログイン構成ファイルの読み取り権を設定してください。

詳細は、“シングル・サインオン運用ガイド”の“アプリケーションの開発”−“Javaアプリケーションの開発”−“アプリケーションの実行” −“システムプロパティの設定”および、“シングル・サインオン運用ガイド”の“アプリケーションの開発”−“Javaアプリケーションの開発”−“アプリケーション実行環境の設定” −“運用資源のアクセス権限の設定”を参照してください。

意味2.の対処
　ログイン構成ファイルの構文エラーの主な対処は以下のとおりです。

• ログインモジュールクラス名が正しく指定されているか確認してください。
• フラグが正しく指定されているか確認してください。
• モジュールオプションの最後尾に“;”が記述されているか確認してください。また、ログイン構成ファイルの指定が“};”で終わっているか確認してください。

詳細は、“シングル・サインオン運用ガイド”の“アプリケーションの開発”−“Javaアプリケーションの開発”−“アプリケーション実行環境の設定”−“ログイン構成ファイルの作成”を参照してください。

意味3.の対処
　JDK1.4を使用するか、LoginContextのインスタンス生成処理をsynchronizedにしてください。“シングル・サインオン運用ガイド”の“アプリケーションの開発”−“Javaアプリケーションの開発”−“プログラムの開発” −“LoginContextのインスタンス化”を参照してください。