Interstage Application Server メッセージ集
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第2部 メッセージラベルのないメッセージ> 第19章 Servletサービスのメッセージ(F3FMjs2,F3FMjs2su,FJSVjs2,FJSVjs2su)> 19.3 1100番台のメッセージ

19.3.32 1133

ERROR: 1133: Servlet container sent a container identifier that this servlet gateway could not understand. ID=<ContainerID> URI=<uri>

[原因]
 WWWブラウザから送信されたサーブレット・コンテナ識別子(<ContainerID>)に該当するサーブレット・コンテナが見つかりません。以下の原因が考えられます。

  1. Webアプリケーションで以下の予約語を使用している可能性があります。
  2. WWWブラウザからセション管理を行うWebアプリケーションを動作させた後、サーブレット・ゲートウェイ環境定義ファイルのサーブレット・コンテナ識別子を変更し、WWWサーバとサーブレット・ゲートウェイを再起動した場合は、WWWブラウザとWWWサーバ、サーブレット・ゲートウェイ、Servletサービスのいずれかが再起動されていない可能性があります。
  3. サーブレット・ゲートウェイ環境定義ファイルのMount文が変更または削除された可能性があります。
  4. アプリケーション内で、Set-Cookieヘッダに不当な値が設定された可能性があります。
  5. アプリケーション内で、URLパラメタに不当な値が設定された可能性があります。
  6. 負荷分散装置による振り分け先が変更された可能性があります。
  7. 不正アクセスの可能性があります。

[システムの処理]
 コンテナへの接続を中断し、WWWサーバへステータスコード500(Internal Server Error)で復帰します。

[ユーザの対処]
 以下を確認してください。必要に応じ、WWWサーバのアクセスログやネットワークトレースを採取し、解析してください。

  1. Webアプリケーションで以下の値を使用していないか確認してください。
    使用している場合は、変数名を変更してください。
  2. WWWブラウザからセション管理を行うWebアプリケーションを動作させたあとでサーブレット・ゲートウェイ環境定義ファイルのサーブレット・コンテナ識別子を変更し、WWWサーバとサーブレット・ゲートウェイを再起動した場合は、WWWブラウザとWWWサーバ、サーブレット・ゲートウェイ、Servletサービスをすべて再起動してください。
    ただし、サーブレット・コンテナ環境定義ファイルのContextManagerまたはContextタグのclientSession属性に"permanent"を指定している場合は、セションタイムアウト時間まではWWWブラウザにセション情報が保持されるためセションタイムアウト後にアクセスしてください。
    Servletサービスの起動はjssvstartコマンドを実行します。コマンドの仕様については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
  3. サーブレット・ゲートウェイ環境定義ファイルの設定内容を確認してください。

    設定変更により、対応するContainer文およびMount文定義を削除した場合は、WWWサーバ、ServletサービスおよびWWWブラウザを再起動する必要があります。

  4. アプリケーションを確認してください。

    何れかに該当する場合は、Cookie名を変更してください。

  5. アプリケーションを確認してください。

    何れかに該当する場合は、パラメタ名を変更してください。

  6. 負荷分散装置の振り分け状況を確認してください。異常が認められる場合は、負荷分散装置の設定が正しいか、異常が発生していないか確認してください。
  7. 本エラーを発生させている特定のWWWブラウザの種類や特定IPアドレスが存在するか確認してください。

    頻発している場合にはアクセス制限するなどの対処を行ってください。

  8. 上記の何れにも該当しない場合は、WWWサーバのアクセスログ、ネットワークトレースを採取し、技術員に連絡してください。

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