Interstage Application Server メッセージ集
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第2部 メッセージラベルのないメッセージ> 第19章 Servletサービスのメッセージ(F3FMjs2,F3FMjs2su,FJSVjs2,FJSVjs2su)> 19.3 1100番台のメッセージ

19.3.8 1108

ERROR: 1108: Cannot connect to container. (<hostname>:<port>)

[原因]
 サーブレット・コンテナへの接続に失敗しました。以下の原因が考えられます。

  1. サーブレット・ゲートウェイ環境定義ファイルに指定したIPアドレス(<hostname>)とポート番号(<port>)が、サーブレット・コンテナ環境定義ファイルに指定したIPアドレスとポート番号に一致していません。
  2. サーブレット・コンテナが、サーブレット・コンテナの停止(jscontstop)コマンドにより停止したため、サーブレット・コンテナの接続に失敗しました。
    ■マルチコンテナで1つのWebアプリケーションを複数のサーブレット・コンテナで使用している場合
     サーブレット・コンテナの停止(jscontstop)コマンドで任意のサーブレット・コンテナを停止した場合には本メッセージが出力されますが、WWWブラウザからの要求は起動している別のサーブレット・コンテナで処理(再割り当て)されるため問題ありません。
     なお、セション管理を使用したServletまたはJSPの場合には、WWWブラウザからの要求はステータスコード500(Internal Server Error)エラーが返却され、本メッセージが出力されます。
  3. サーブレット・コンテナが異常終了したため、サーブレット・コンテナの接続に失敗しました。
    サーブレット・コンテナの異常終了により当メッセージが出力された場合、INFO: 2210: Servlet container (<containername>) died. pid=<pid>が出力され、サーブレット・コンテナの実行ディレクトリ配下にコアイメージファイル(core)が出力されています。ただし、ディスク領域不足等コアイメージファイルの出力を阻害する要因がある場合にはコアイメージファイルが出力されていない場合があります。
  4. 上記のいずれにも当てはまらない場合、高負荷のため、サーブレット・コンテナへの接続に失敗したと考えられます。

[システムの処理]
 コンテナへの接続を中断し、WWWサーバへステータスコード500(Internal Server Error)で復帰します。

[ユーザの対処]

  1. それぞれの環境定義ファイルに指定したIPアドレスとポート番号を確認してください。IPアドレスとポート番号の指定が正しい場合、サーブレット・コンテナが起動されているか確認してください。起動されていない場合は、起動してください。
  2. サーブレット・コンテナの起動(jscontstartコマンド)で、停止したサーブレット・コンテナを起動してください。
  3. Webアプリケーションに不具合がある可能性があります。
    サーブレット・コンテナの実行ディレクトリ配下にコアイメージファイル(core)が出力されている場合は、デバッガを使用してコアイメージファイルを調査してください。
    特にJNI(Java Native Interface)を使用したアプリケーションに不具合がある可能性があります。
  4. 本エラーメッセージが慢性的に出力される場合には、マルチコンテナ機能を使用してサーブレット・コンテナへの負荷を軽減するか、またはシステム構成(ハード、ソフト)の見直しを実施し、負荷に対し十分なシステムを構築してください。

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