Interstage Application Server メッセージ集
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目次

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14.2.11 sso02013
SSO: ERROR: sso02013: Connection with SSO Repository server failed. Host=(%s1)
SSO: エラー: sso02013: SSO リポジトリサーバとの通信に失敗しました。 Host=(%s1)
[可変情報]
%s1:リポジトリサーバのIPアドレス、またはホスト名
[意味]
Interstage シングル・サインオンの認証サーバがリポジトリサーバとの通信に失敗しました。

参照系リポジトリサーバを複数設置し運用系と待機系に分けて運用を行っている場合に同じサーバに対して本メッセージが複数回出力されることがあります。
[ユーザの対処]
- Host=(%s1)で表示されたリポジトリサーバの電源が投入されているか、またリポジトリサーバが起動されているか確認してください。
- リポジトリサーバに問題がない場合は、認証サーバの定義ファイル(ssoatcag.conf)の「update-repository」、「reference-repository」に、リポジトリサーバのホスト名およびポート番号が正しく設定されているか確認してください。
- リポジトリサーバおよび認証サーバに問題がない場合は、ネットワーク環境を確認してください。
- 認証サーバのネットワーク通信に必要なメモリが不足している可能性があります。その場合は、sso02018を参考に対処を行ってください。
または、Interstage HTTP Serverのプロセス資源が不足している可能性があります。Interstage HTTP Serverの同時アクセス最大数の設定値を減らす必要があります。詳しくは“チューニングガイド”の“WWWサーバ(Interstage HTTP Server)の環境定義”を参照してください。
- リポジトリサーバとの通信でタイムアウトが発生している可能性があります。その場合は、認証サーバの定義ファイル(ssoatcag.conf)の「connection-timeout」の設定値を大きくしてください。
リポジトリサーバとの通信でタイムアウトが多発する場合は、リポジトリサーバで使用しているInterstage HTTP Serverの同時アクセス最大数やクライアント送受信タイムアウト時間を増やす必要があります。また、接続維持時間を長く設定し過ぎるとタイムアウトが発生する可能性があります。その場合は接続維持時間を減らしてください。詳しくは“チューニングガイド”の“WWWサーバ(Interstage HTTP Server)の環境定義”を参照してください。
- 更新系リポジトリサーバと参照系リポジトリサーバに分けて運用を行っている場合、更新系リポジトリサーバが何らかのトラブルにより停止すると、参照系リポジトリサーバが運用可能な状態でも利用者の認証に失敗します。その場合、更新系のリポジトリサーバにシステムのログが出力されていないか確認し、出力されていた場合はそちらを参照して対処を行ってください。出力されていない場合は、更新系リポジトリサーバが起動されているか確認してください。
リポジトリサーバの可用性については、“シングル・サインオン運用ガイド”の“機能”−“負荷分散”−“可用性”を参照してください。
- 1つのシステムにInterstage HTTP Serverで業務サーバと認証サーバとリポジトリサーバを運用した場合、アクセス制御情報に“/”(ルートパス)が指定されていると本メッセージが出力されます。このような構成で運用する場合には、アクセス制御情報に“/”を指定しないでください。もしアクセス制御情報に“/”を指定して本メッセージが出力された場合には、以下に示す手順でアクセス制御情報から“/”に対するパス定義を削除してください。
1. SSOリポジトリのアクセス制御情報から“/”に対するパス定義を削除してください。
2. Interstage HTTP Serverの環境定義ファイルから業務サーバの設定を一旦削除して、Interstage HTTP Serverを停止し、起動してください。
3. アクセス制御情報更新コマンド"ssorfinfaz"を実行して、アクセス制御情報をアクセス制御情報ファイルに格納してください。
4. 2.で削除した設定を元に戻して、Interstage HTTP Serverを停止し、起動してください。
- リポジトリサーバがSSLで運用されている可能性があります。リポジトリサーバは非SSLで構築してください。
認証サーバの定義ファイルの設定については“シングル・サインオン運用ガイド”の“環境構築”−“認証サーバの環境構築”−“認証サーバの定義ファイルの設定”を参照してください。
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