Interstage Application Server メッセージ集
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目次
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12.36.1 od51401
OD: ERROR: od51401:%s1:Exception raised(%s2):ExceptionID=%s3: minor=0x%s4
OD: エラー: od51401:%s1:%s2関数で例外情報に%s3が発生しました。マイナーコードは0x%s4です。
[可変情報]
%s1:コマンド名
%s2:異常発生関数
%s3:例外情報
%s4:マイナーコード
[意味]
CORBA関数で例外が発生しました。出力されているマイナーコードの対処に従ってエラーを取り除いてから、再度実行してください。
[ユーザ対処]
表示されている例外情報およびマイナーコードは、下記の関連項目のマニュアルを参照し、取り除いてください。
以下にシステム例外を示します。
[例外コード]
システム例外として、以下の例外コードが通知されます。
- IDL:CORBA/StExcep/UNKNOWN:1.0
- 未知の例外です。
- IDL:CORBA/StExcep/BAD_PARAM:1.0
- パラメタが不正です。
- IDL:CORBA/StExcep/NO_MEMORY:1.0
- メモリ不足を検出しました。
- IDL:CORBA/StExcep/IMP_LIMIT:1.0
- 起動するサーバアプリケーションの限界数に達しました。
- IDL:CORBA/StExcep/COMM_FAILURE:1.0
- 通信エラー。インタフェースリポジトリサービスと通信できません。
- IDL:CORBA/StExcep/INV_OBJREF:1.0
- オブジェクトリファレンスが無効です。
- IDL:CORBA/StExcep/NO_PERMISSION:1.0
- メソッドの実行権限がありません。
- IDL:CORBA/StExcep/INTERNAL:1.0
- CORBAサービス(ObjectDirector)の内部エラーです。
- IDL:CORBA/StExcep/MARSHAL:1.0
- パラメタ、結果のマーシャリングエラーです。
- IDL:CORBA/StExcep/INITIALIZE:1.0
- CORBAサービス(ObjectDirector)の初期化に失敗しました。
- IDL:CORBA/StExcep/NO_IMPLEMENT:1.0
- インタフェースリポジトリサービスが起動されていません。
- IDL:CORBA/StExcep/BAD_TYPECODE:1.0
- タイプコードが不正です。
- IDL:CORBA/StExcep/BAD_OPERATION:1.0
- オペレーションが無効です。
- IDL:CORBA/StExcep/NO_RESOURCES:1.0
- リクエストに対して十分なリソースがありません。
- IDL:CORBA/StExcep/NO_RESPONSE:1.0
- インタフェースリポジトリサービスからの応答がありません。
- IDL:CORBA/StExcep/PERSIST_STORE:1.0
- 永続的な蓄積の失敗です。
- IDL:CORBA/StExcep/BAD_INV_ORDER:1.0
- ルーチンの呼出しが正常ではありません。
- IDL:CORBA/StExcep/TRANSIENT:1.0
- 遷移中のエラー、リクエストを再発行します。
- IDL:CORBA/StExcep/FREE_MEM:1.0
- メモリの解放に失敗しました。
- IDL:CORBA/StExcep/INV_IDENT
- 識別子のシンタックスが無効です。
- IDL:CORBA/StExcep/INV_FLAG:1.0
- フラグが無効です。
- IDL:CORBA/StExcep/INTF_REPOS:1.0
- インタフェースリポジトリのアクセスエラーです。
- IDL:CORBA/StExcep/CONTEXT:1.0
- コンテキストオブジェクトのエラーです。
- IDL:CORBA/StExcep/OBJ_ADAPTER:1.0
- オブジェクトアダプタのエラーです。
- IDL:CORBA/StExcep/DATA_CONVERSION:1.0
- データ変換のエラーです。
[例外コードに対する対処方法]
環境設定ミスなどで発生するシステム例外とその対処方法を以下に示します。
IDL:CORBA/StExcep/NO_MEMORY:1.0
[原因]
システムのメモリ不足を検出しました。
[対処]
メモリ、スワップ領域を増設してください。
IDL:CORBA/StExcep/COMM_FAILURE:1.0
[原因]
以下の原因でインタフェースリポジトリサービスとの通信に失敗しました。
- サーバマシンで電源投入されていない、またはCORBAサービスが未起動のため、サーバとの通信ができません。
- irconfigファイルのir_timeout(暗黙値:1800秒)内にインタフェースリポジトリの処理が完了しませんでした。
- configファイルのmax_UNO_IIOP_msg_size(暗黙値:65536バイト)を超えたデータを処理しようとしました(サーバ、クライアントのいずれか)。
- サーバへの処理要求数がconfigファイルのmax_IIOP_resp_con(暗黙値:8)を超えました。
- クライアントの処理要求数がconfigファイルのmax_IIOP_init_con(暗黙値:8)を超えました。
- ネットワーク環境の異常が発生しました。
- initial_hosts(init_hosts)ファイルの設定に誤りがあります。
- valueインタフェース用インタフェースリポジトリサービスが起動されていません。(EJBアプリケーション開発時)
[対処]
それぞれの対処は以下のとおりです。
- サーバマシンの電源を投入し、インタフェースリポジトリのサーバを起動してください。
- irconfigファイルのir_timeoutの値を大きくして、インタフェースリポジトリを再起動してください。
- サーバ、クライアントともにconfigファイルのmax_UNO_IIOP_msg_sizeを大きくしてください。
- configファイルのmax_IIOP_resp_conを大きくしてください。
- configファイルのmax_IIOP_init_conを大きくしてください。
- ネットワーク環境を確認し、問題があれば修復してください。
- initial_hosts(init_hosts)ファイルを正しく設定してください。
- EJBアプリケーション開発時には、Interstage初期化処理でEJBオプションを指定してください。
- 例外コード
- IDL:CORBA/StExcep/NO_IMPLEMENT:1.0
- 原因
- インタフェースリポジトリのサーバが未起動です。
- 対処
- インタフェースリポジトリのサーバを起動してください。起動に失敗する場合は、環境設定を見直し再度起動してください。EJBアプリケーション開発時には、Interstage初期化処理でEJBオプションを指定してください。
- 例外コード
- IDL:CORBA/StExcep/NO_RESOURCE:1.0
- 原因
- インタフェースリポジトリサービスを呼び出すためのオブジェクトの生成ができません。または、同一のインプリメンテーションIDのサーバが起動済みです。
- 対処
- しばらく待ってから再試行してください。または、同一のインプリメンテーションIDのサーバの停止、インプリメンテーションIDを見直してください。
[システム処理]
コマンド処理を中止します。
[関連項目]
“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”
Copyright 2005 FUJITSU LIMITED