Interstage Application Server メッセージ集
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目次

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5.11.5 es11105
ES: ERROR: es11105: [tttttt] Failed to start Unit(%s1).: CODE=%s2
ES: エラー: es11105: [tttttt] ユニット(%s1)の起動に失敗しました。CODE=%s2
[可変情報]
%s1:ユニット名
%s2:原因コード
[意味]
ユニット%s1の起動に失敗しました。
[システムの処理]
ユニットの起動処理を中止します。
[ユーザの対処]
以下のいずれかの対処を行ってください。
- 不揮発チャネル運用時、原因コード%s2が“10012”でユニットの起動に失敗した場合、esmkunitコマンドのユニット定義ファイルで指定した格納ディレクトリ(トランザクション用ファイル、システム用ファイル、イベントデータ用ファイル)が参照できないか、またはディレクトリ配下のファイル(estranfile、essysmsgfile、essysqfile、esmsgfile0、esuserqfile)が存在していない可能性があります。格納ディレクトリおよびファイルが存在しているかを確認してください。1つでもファイルが存在しない場合は、以下の手順で対処してください。
- ユニット%s1上に割り当てられたすべてのイベントチャネルをいったんesrmchnlコマンドで削除します。なお、ユニット%s1上に割り当てられたイベントチャネルは、“essetcnfchnl -d”の出力結果で、unitid項目にユニット%s1と出力されているイベントチャネルが対象です。
- esrmunitコマンドでユニット%s1を削除します。
- esmkunitコマンドでユニット%s1を再作成します。
- 1.で削除したすべてのイベントチャネルをesmkchnlコマンドで作成します。
- 不揮発チャネル運用時、原因コード%s2が“10018”でユニットの起動に失敗した場合、esmkunitコマンドのユニット定義ファイルで指定した格納ディレクトリが、ハードエラーなどにより参照できない可能性があります。格納ディレクトリが存在するハードディスクが正常に動作しているかを確認してください。
- リストア処理の途中で原因コード%s2が“12”でユニットの起動に失敗した場合、バックアップ資源にこのユニットの定義ファイルが存在しないことが考えられます。起動に失敗したユニットのユニット定義ファイルをバックアップの格納ディレクトリ配下に格納して、再度esrestoresysコマンドを実行してください。

不揮発チャネル運用中において、イベントチャネルまたはユニットを起動した際に原因コード%s2が“10011”でユニットの起動が失敗した場合、システム資源(IPC)が不足していることが考えらます。システム資源を正しく設定してからシステムのリブート実施後に、再度Interstage運用操作ツールでイベントチャネルの再起動を実行するか、esstartunitコマンドでユニットを再起動してください。
なお、システム資源の詳細は、“チューニングガイド”の“システムのチューニング”−“イベントサービスのシステム資源”を参照してください。
上記以外の場合は、以下の資料を採取した後に、技術員に連絡してください。
- ユニット%s1のユニット定義ファイル
- ユニット定義ファイルで指定した格納ディレクトリの一覧
- イベントサービスのインストールディレクトリのvarディレクトリ配下のファイル一式
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- イベントビューアのアプリケーションログおよびシステムログ
- システムログ(/var/adm/messages)
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- システムログ(/var/log/messages)
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