Interstage Application Server リファレンスマニュアル（API編）

4.10.1.8 COSNAMING-NAMINGCONTEXT-BIND-NEW-CONTEXT

名前

　COSNAMING-NAMINGCONTEXT-BIND-NEW-CONTEXT

形式

ENVIRONMENT DIVISION.
   CONFIGURATION SECTION.
   SPECIAL-NAMES.
     SYMBOLIC CONSTANT
     COPY SYMBOL-CONST IN CORBA.
     .
  DATA DIVISION.
    COPY CONST IN CORBA.
    01 COPY COSNAMING-NAMINGCONTEXT IN CORBA REPLACING COSNAMING-
　　　NAMINGCONTEXT BY NC.
    01 COPY COSNAMING-NAME IN CORBA REPLACING COSNAMING-NAME BY N.
    01 COPY ENVIRONMENT IN CORBA REPLACING CORBA-ENVIRONMENT BY ENV.
    01 COPY COSNAMING-NAMINGCONTEXT IN CORBA REPLACING COSNAMING-
　　　NAMINGCONTEXT BY NC-RET.

  PROCEDURE DIVISION.
    CALL "COSNAMING-NAMINGCONTEXT-BIND-NEW-CONTEXT" USING
         NC
         N
         ENV
         NC-RET.

機能説明

　新しいネーミングコンテキストを作成し、そのオブジェクトリファレンスとNで指定された名前のバインディングを作成して、既存のネーミングコンテキストに登録します。呼び出し元には、新しいネーミングコンテキストのオブジェクトリファレンスを返します。
　Nがコンパウンドネームである場合、バインディングはコンパウンドネーム中で最後に指定されたネーミングコンテキストに登録されます。また、新しいネーミングコンテキストは、名前の登録が行われたネーミングコンテキストを管理するネーミングサーバ内に作成されます。

復帰値

　正常終了した場合、ネーミングコンテキストのオブジェクトリファレンスが返され、ENV構造体のMAJORにCORBA-NO-EXCEPTIONが設定されます。
　異常終了した場合、CORBA-USER-EXCEPTIONが設定され、ENV構造体のIDに詳細情報が設定されます。IDの値と意味は次のとおりです。

IDL:CosNaming/NamingContext/NotFound:1.0
  Nに指定されたネーミングコンテキストが見つかりません。
IDL:CosNaming/NamingContext/CannotProceed:1.0
  NCで指定されたネーミングコンテキストが存在しません。
IDL:CosNaming/NamingContext/InvalidName:1.0
 名前の指定に誤りがあります。
IDL:CosNaming/NamingContext/AlreadyBound:1.0
  指定された名前のバインディングがすでに存在します。