Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (CORBAサービス編)
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第3章 アプリケーションの開発(C言語)> 3.10 アプリケーション作成時の注意事項

3.10.3 アプリケーションの動作モードに関する注意事項

 CORBAサービスのサポートするサーバアプリケーションのモードには、プロセスモードとスレッドモードがあります。
 サーバアプリケーションがプロセスモード、スレッドモードのどちらで動作するかは、OD_impl_instコマンドを使用してインプリメンテーションリポジトリへ登録した定義情報によって設定されます。

(1) プロセスモード

 定義ファイルで、proc_conc_maxに2以上の値を設定します。定義ファイルの例を以下に示します。なお、プロセスモードの場合は、modeの設定内容にかかわらずCORBA_BOA_impl_is_ready()の動作モードはSYNC_ENDになります。

  rep_id         = IDL:test1/intf1:1.0
  type           = persistent
  proc_conc_max  = 8
  thr_conc_init  = 1

(2) スレッドモード

 定義ファイルで、thr_conc_initに2以上の値を設定します。定義ファイルの例を以下に示します。

  rep_id            = IDL:test1/intf1:1.0
  type              = persistent
  proc_conc_max     = 1
  thr_conc_init     = 16

注)定義ファイルで、proc_conc_max、thr_conc_init共に2以上の値を設定した場合は、thr_conc_initが優先されるため、スレッドモードになります。


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