Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (CORBAサービス編) |
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第2章 CORBAワークユニット | > 2.1 CORBAアプリケーションのワークユニットによる運用 |
CORBAアプリケーションをワークユニットで運用させる場合の環境作成、および運用手順を以下に示します。
“CORBAアプリケーションの作成”については、CORBAアプリケーションの開発手順で記載されている手順(“クライアント・サーバアプリケーションの設計”から“スタブとクライアントソースのコンパイル・リンク”まで。)と同様です。
インプリメンテーションリポジトリへの登録手順については、ワークユニット配下外の場合と同様ですが、一部の指定項目に制約があります。OD_impl_inst(インプリメンテーション登録コマンド)コマンドの指定項目のうち、ワークユニット運用での指定可能値について以下に示します。
指定項目 |
意味 |
指定可能値 |
---|---|---|
type |
サーバアプリケーションの起動タイプ |
"persistent"のみ指定可能 |
proc_conc_max |
アプリケーション実行時のプロセス最大多重度 |
ワークユニット定義のプロセス多重度より大きい値 |
CORBAアプリケーションをワークユニットで動作させるため、ワークユニット定義ファイルの作成と登録を行います。ワークユニットの登録は、isaddwudefコマンドを使います。
登録したワークユニット定義をもとに、CORBAワークユニットを起動します。ワークユニットの起動はisstartwuコマンド、またはInterstage運用API、Interstage運用操作ツールなどから行うことができます。
業務運用を終了させるため、起動中のCORBAワークユニットを停止します。ワークユニットの停止は、isstopwuコマンド、または、Interstage運用API、Interstage運用操作ツールなどから行うことができます。
ワークユニットに関する詳細情報、およびワークユニット定義項目、定義ファイルの作成/登録、ワークユニットの起動/停止等については“OLTPサーバ運用ガイド”を参照してください。
各コマンドについては、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
CORBAアプリケーションをワークユニット上で動作させる場合、CORBAアプリケーションから出力する標準出力および標準エラー出力は、それぞれ以下のファイルにリダイレクトされます。
標準出力および標準エラー出力に出力したデータは、OSの標準入出力ライブラリの仕様により、いったん標準入出力ライブラリにバッファリングされます。
バッファリングされたデータを確実にstdout, stderrファイルに出力させるためには、標準出力および標準エラー出力に対してフラッシュを行う必要があります。
例えばC言語の場合は、fflush(stdout), fflush(stderr)を発行してください。フラッシュを行わない場合は、標準入出力ライブラリによってバッファリングされたデータがフラッシュされるまでstdout, stderrファイルにデータが出力されません。
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