Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド

3.6.2.9 サーバアプリケーションの動的プロセス変更（トランザクションアプリケーションのみ）

　運用中のワークユニットを停止させることなく、またワークユニット定義を変更することなくサーバアプリケーションのプロセス多重度を変更すること（動的プロセス変更と呼びます）ができます。

　なお、サーバアプリケーションの動的プロセス変更はEnterprise Editionでのみ可能です。
　また、トランザクションアプリケーションに対してのみ行うことが可能です。

　以下に、動的プロセス変更の作業手順について説明します。

1) 動的プロセス変更

　tdmodifyprocnumコマンドを使用して、アプリケーションのプロセス多重度の変更を行います。

　指定されたプロセス数が現在動作中のプロセス数よりも多い場合は、指定された値となるようプロセスを追加起動し、指定されたプロセス数が現在動作中のプロセス数よりも少ない場合は、超過分のプロセスを停止します。

　tdmodifyprocnum ISSAMPLE1

• 動的プロセス変更により変更されたプロセス多重度は、登録されているワークユニット定義には反映されません。
• プロセスバインド機能を使用するオブジェクトに対しては、当コマンドは使用できません。
• 活性変更コマンド(tdmodifywu)実行中は、当コマンドは使用できません。
• HA(High Availability)機能を使用しているシステムでは、運用ノードでの動的プロセス変更は待機ノードへは反映されません。また、待機ノードでは動的プロセス変更できません。

• 本コマンドはワークユニットを起動したユーザしか実行できません