Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド

3.2.3 オブジェクト運用状態の確認

　ワークユニットのオブジェクトの運用状態は、isinfobjコマンドを使用して確認します。

　isinfobj objname

　objname：詳細情報を確認するオブジェクト名

　ワークユニットのオブジェクトには次の運用状態があります。

オブジェクトが実行可能な状態 （運用中）	active
オブジェクトが実行不可能な状態 *1 （閉塞中)	inhibit

*1) トランザクションアプリケーションでのみ出力されます

その他の詳細情報

　運用状態のほかに、以下の情報を確認できます。

(1)CORBAアプリケーションの場合

　動作中のCORBAアプリケーションのオブジェクト(インプリメンテーションID)の詳細情報として、以下を表示します。

情報	内容
インプリメンテーションID	インプリメンテーションIDが表示されます
アプリケーションの種別	CORBAが表示されます
運用状態	運用中：active 閉塞中：inhibit
インタフェース名	インプリメンテーションリポジトリに登録されているインタフェース名
プロセス多重度	インプリメンテーションリポジトリに対するプロセス多重度
滞留数	キューに滞留しているクライアントからの要求数
累積数	インプリメンテーションリポジトリ内アプリケーションで処理した累積数
スレッド数	インプリメンテーションリポジトリ内アプリケーションのスレッド数
ワークユニット名	アプリケーションが動作するワークユニット名

(2) EJBアプリケーションの場合

• kind：アプリケーションの種別
• type：アプリケーションの形態
• procnum：アプリケーションのプロセス多重度
• queue：滞留しているクライアントからの要求数
• accumulation：累積キュー数
• instance：インスタンス数
• wuname：アプリケーションが定義されているワークユニット名

(3) トランザクションアプリケーションまたはラッパーの場合

• kind：オブジェクトの種別
• procnum：オブジェクトに対応するアプリケーションのプロセス多重度
• queue：オブジェクトに滞留しているクライアントからの要求数
• accumulation：オブジェクトの累積キュー数
• wuname：オブジェクトが定義されているワークユニット名

　トランザクションアプリケーションのワークユニットおよびWRAPPERワークユニットは、tdinfobjコマンドでも表示することができます。

　なお、WRAPPERワークユニットはWindows(R)版、Solaris OE版のみ使用できます。