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Systemwalker Network Assist V13.2.0導入手引書

3.5.4 SNMPv3 TRAP受信パラメータ設定

Network AssistではSNMPv3トラップ受信のセキュリティ設定が出来ます。

初期状態では、noAuthNoPrivでかつuser名の制限を行ないません。

設定変更をする場合には以下の手順で設定して下さい。

  1. 監視サーバ上に「SNMPv3トラップ受信設定」(任意のファイル名(半角英数字).csv )ファイルを用意します。

  2. 1.で作成した「SNMPv3トラップ受信設定」ファイルをSNMPv3Trap受信設定コマンドで適用します。

  • SNMPv3のトラップ設定を行う場合

    ${DIR}tools¥v3trapsetting -f filename.csv
  • SNMPv3のトラップ受信設定を初期化する場合

    ${DIR}tools¥v3trapsetting -d
  • SNMPv3のトラップ受信設定を参照する場合

    ${DIR}tools¥v3trapsetting -s

    ポイント

    未登録ノード、登録済ノードで認証が失敗したSNMPトラップは破棄されます。

SNMPv3トラップ受信設定ファイルのフォーマット

記述順番

記述項目

記述内容

項目1

ユーザ名(必須)

ユーザ名を指定。必須。記述可能最大文字数は半角英数字32文字。

項目2

securityEngineID

securityEngineIDを指定。指定がない場合はチェックしない。

記述可能最大文字数は半角16進数64文字。

項目3

contextEngineID

contextEngineIDを指定。指定がない場合はチェックしない。

記述可能最大文字数は半角16進数64文字。

項目4

contextName

contextNameを指定。指定がない場合はデフォルト""を使用。

記述可能最大文字数は半角英数字64文字。

項目5

セキュリティレベル

セキュリティレベルを指定。

0(noAuthNoPriv),1(authNoPriv),2(authPriv)のいずれかを記述。

省略可能です。省略時は0(noAuthNoPriv)が記述されたとみなす。

項目6

認証アルゴリズム

(SNMPv3の場合は条件により必須)

セキュリティレベルが1(authNoPriv),2(authPriv)の場合に使用する認証アルゴリズムを指定。

上記の場合は必須。1(MD5),2(SHA)のいずれかを指定。

項目7

認証パスワード

(SNMPv3の場合は条件により必須)

セキュリティレベルが1(authNoPriv),2(authPriv)の場合に使用する認証パスワードを指定。

上記の場合は必須。記述可能最大文字数は半角英数字64文字。

項目8

暗号化アルゴリズム

(SNMPv3の場合は条件により必須)

セキュリティレベルが2(authPriv)の場合に使用する暗号化アルゴリズムを指定。

上記の場合は必須。1(DES),2(AES),3(3DES)のいずれかを指定。

項目9

暗号パスワード

(SNMPv3の場合は条件により必須)

セキュリティレベルが2(authPriv)の場合に使用する暗号化パスワードを指定。上記の場合は必須。記述可能最大文字数は半角英数字64文字。

※CSV形式[,]は必要に応じて追加。登録はユーザ名だけでも登録可能。

SNMPv3トラップ受信設定コマンド

注意

本設定はNetwrok Assistサービス再起動で有効になります。