ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド 13.2 - Solaris (TM) Operating System / Linux / Microsoft(R) Windows(R) - |
目次
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ここでは、本製品を使用しているシステムで何らかの問題が発生した場合の対処方法、および調査に必要な資料を採取する方法について説明します。
本製品を使用しているシステムで何らかの問題が発生した場合は、以下の資料を採取します。
初期調査資料
発生した問題の原因について、初期切分けを行うために必要な資料です。
ここで採取する資料は、サイズが小さく、電子メールなどで簡単に送付できるサイズになります。
問題が発生した場合は速やかに採取し、当社技術員に連絡してください。
詳細調査資料
初期調査資料だけで原因を特定できる場合もありますが、発生した問題の内容によっては、さらに多くの調査資料が必要となる場合があります。
このため、初期調査資料だけで原因を特定できなかった場合に備え、詳細な調査で必要となる資料です。
当社技術員から依頼があった場合、採取した調査資料を渡してください。
時間の経過とともに、調査に必要な情報が失われてしまう可能性があります。何らかの問題が発生した場合には、すみやかに調査資料を採取してください。
調査資料の採取先として以下を使用する場合は、調査資料の採取先ディレクトリの空き領域が枯渇してシステムの動作に影響がないように注意してください。また、実行するコマンドのオプションで任意の採取先ディレクトリを指定する場合も、空き領域が十分にあることを確認してください。
【Solaris/Linux/HP-UX】
"/"、"/var"、"/tmp" などのファイルシステムを使用する場合
【Windows】
環境変数 (TEMP) に設定されているファイルシステムを使用する場合
調査資料の採取で使用するmanagersnapコマンド、またはagentsnap コマンドで資料を採取した場合、200Kバイト程度から5M バイト程度 (-all オプションを指定した場合は、最大30M バイト程度) のファイルが作成されます。ただし一時的には 5M 〜 30M バイト (-all オプションを指定した場合は、30M 〜 80M バイト) 程度の空き容量が必要です。いずれも目安であり、資料を採取する環境によって変動します。
本製品を使用しているシステムで問題が発生した場合は、発生した問題の原因を早期に切り分ける必要があります。
ここでは、発生した問題の原因を切り分けるために必要となる調査資料の採取方法について説明します。
■採取資料の特徴
発生した問題の切分けに必要な調査資料だけを採取するため、サイズが小さく、短時間で資料を採取できます。採取した資料は、電子メールなどで送付できます。
初期調査資料の採取コマンド (managersnap) を実行します。
資料を採取する運用管理サーバ上で、以下の手順により資料を採取します。
エラーコード(swsagXXXX)の採取
エラーダイアログが表示されている場合は、エラーコード(swsagXXXX)を採取してください。
OS の管理者権限でサーバにログインします。
調査資料を採取するためには、OS の管理者権限(root)が必要です。
managersnapコマンドを実行します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/managersnap [-dir ディレクトリ] <RETURN> |
-dir オプションを指定することで、採取した資料を格納するディレクトリを指定できます。
省略した場合は、/tmpディレクトリ配下に採取されます。
採取した調査資料を当社技術員に渡してください。
クラスタ構成の場合、運用管理サーバのプライマリノードおよびセカンダリノードそれぞれでコマンドを実行し、両ノードの調査資料を採取してください。
Solaris 10 OS 上でコマンドを実行した場合、以下のメッセージが /var/adm/messages に出力されますが、コマンドの動作に影響はなく対処は必要ありません。
WARNING: The <if>:ip*_forwarding ndd variables are obsolete and may be removed in a future release of Solaris. Use ifconfig(1M) to manipulate the forwarding status of an interface. |
初期調査資料の採取コマンド (managersnap) を実行します。
資料を採取する運用管理サーバ上で、以下の手順により資料を採取します。
エラーコード(swsagXXXX)の採取
エラーダイアログが表示されている場合は、エラーコード(swsagXXXX)を採取してください。
OS の管理者権限でサーバにログインします。
調査資料を採取するためには、OS の管理者権限(root)が必要です。
managersnapコマンドを実行します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/managersnap [-dir ディレクトリ] <RETURN> |
-dir オプションを指定することで、採取した資料を格納するディレクトリを指定できます。
省略した場合は、/tmpディレクトリ配下に採取されます。
採取した調査資料を当社技術員に渡してください。
クラスタ構成の場合、運用管理サーバのプライマリノードおよびセカンダリノードそれぞれでコマンドを実行し、両ノードの調査資料を採取してください。
初期調査資料の採取コマンドはありません。以下の手順により資料を採取します。
エクスプローラなどを使用して直接資料を採取してください。
エラーコード(swsagXXXX)の採取
エラーダイアログが表示されている場合は、エラーコード(swsagXXXX)を採取してください。
運用管理サーバのトレースログの採取
以下のディレクトリ配下のファイルを全て取得してください(サブディレクトリ配下も含みます)
運用管理サーバ作業用ディレクトリ\Manager\var\opt\FJSVssmgr\
運用管理サーバ作業用ディレクトリ\Manager\var\opt\FJSVrcxmr\
運用管理サーバの設定ファイルの採取
以下のファイルを、取得してください。
運用管理サーバ環境設定ディレクトリ\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current\ *.conf
初期調査資料の採取コマンド (agentsnap) を実行します。
資料を採取するサーバノード上で、以下の手順により資料を採取します。
OS の管理者権限でサーバにログインします。
調査資料を採取するためには、OS の管理者権限(root)が必要です。
agentsnapコマンドを実行します。
# /opt/FJSVssage/sys/agentsnap [-dir ディレクトリ] <RETURN> |
-dir オプションを指定することで、採取した資料を格納するディレクトリを指定できます。
省略した場合は、/tmpディレクトリ配下に採取されます。
採取した調査資料を当社技術員に渡してください。
Solaris 10 OS 上でコマンドを実行した場合、以下のメッセージが /var/adm/messages に出力されますが、コマンドの動作に影響はなく対処は必要ありません。
WARNING: The <if>:ip*_forwarding ndd variables are obsolete and may be removed in a future release of Solaris. Use ifconfig(1M) to manipulate the forwarding status of an interface. |
初期調査資料の採取コマンドはありません。以下の手順により資料を採取します。
エクスプローラなどを使用して直接資料を採取してください。
ファイルを採取する場合は、ファイルの作成/更新日付(時間)等の、ファイルのプロパティ情報も採取するようにしてください。
トレースログの採取
以下のディレクトリ配下のファイルを全て取得してください(サブディレクトリ配下も含みます)
エージェント作業用ディレクトリ\Agent\var
設定ファイルの採取
以下のディレクトリ配下のファイルを全て取得してください(サブディレクトリ配下も含みます)
エージェント環境設定ディレクトリ\Agent\etc
Windowsイベントログの採取
Windowsに標準に付属しているイベントビューアを起動し、「名前をつけて保存」機能を利用して、以下のイベントログをファイル(ファイル名は任意)として取得してください。
システムログ
アプリケーションログ
採取した調査資料を当社技術員に渡してください。
初期調査資料の採取コマンド (agentsnap) を実行します。
資料を採取するサーバノード上で、以下の手順により資料を採取します。
OS の管理者権限でサーバにログインします。
調査資料を採取するためには、OS の管理者権限(root)が必要です。
agentsnapコマンドを実行します。
# /opt/FJSVssage/sys/agentsnap [-dir ディレクトリ] <RETURN> |
-dir オプションを指定することで、採取した資料を格納するディレクトリを指定できます。
省略した場合は、/tmpディレクトリ配下に採取されます。
採取した調査資料を当社技術員に渡してください。
初期調査資料の採取コマンドはありません。以下の手順により資料を採取します。
cpコマンドなどを使用して直接資料を採取してください。
システムログの採取
以下のファイルについて、取得してください。
/var/adm/syslog/syslog.log
/var/adm/syslog/OLDsyslog.log(作成されている場合)
トレースログの採取
以下のディレクトリ配下のファイルを全て取得してください(サブディレクトリ配下も含みます)
/var/opt/FJSVssage
設定ファイルの採取
以下のディレクトリ配下のファイルを全て取得してください(サブディレクトリ配下も含みます)
/etc/opt/FJSVssage
Coreファイルの採取
以下のCoreファイルが作成されていた場合は採取してください。
/core(作成されていた場合)
採取した調査資料を当社技術員に渡してください。
初期調査資料の採取コマンドはありません。以下の手順により資料を採取します。
エクスプローラなどを使用して直接資料を採取してください。
クライアントをインストール後、一度も関係管理ウィンドウを単体で起動させたことがない場合は、以下のフォルダは存在しません。以下のフォルダでの資料採取の必要はありません。
<Windows Vistaの場合>
<Windowsがインストールされているドライブ名>:\ETERNUS-SSC\Client\var
<Windows Vista以外の場合>
クライアントインストール先\Client\var
上記の"関係管理ウィンドウを単体で起動"とは、以下の方法で関係管理ウィンドウを起動した場合です。
・デスクトップ上に配置されている「Storage Cruiser 関係管理」アイコンをダブルクリック
・「スタート」-「プログラム」-「ETERNUS SF Storage Cuiser」-「Storage Cruiser 関係管理」を選択
クライアントの動作環境に関する資料を採取します。
以下のディレクトリ配下のファイルを全て取得してください(サブディレクトリ配下も含みます)。ディレクトリが存在しない場合は、採取する必要はありません。
<Windows Vistaの場合>
<Windowsがインストールされているドライブ名>:\ETERNUS-SSC\Client\workspace
<Windowsがインストールされているドライブ名>:\ETERNUS-SSC\Client\etc
<Windowsがインストールされているドライブ名>:\ETERNUS-SSC\Client\var
<Windows Vista以外の場合>
クライアントインストール先\Client\workspace
クライアントインストール先\Client\etc
クライアントインストール先\Client\var
現象発生時の画面のハードコピーを採取します。
調査資料を採取するクライアント上で次の操作を行い、画面のハードコピーを採取してください。
<Print Screen> キーを押下して、画像編集ツールにクリップボード経由で画像データを貼り付けたあと、ビットマップファイルなどのファイル形式で保存してください。
システムのバージョン情報を採取します。
[マイ コンピュータ] を右クリックし、[プロパティ(P)] の [全般] タブ画面を表示させ、手順 2. と同様の操作で OS 種別、バージョンレベル、サービスパックなどの情報を採取してください。
採取した調査資料を当社技術員に渡してください。
初期調査資料だけで問題の原因を特定できなかった場合は、さらに詳細な調査資料が必要になります。
ここでは、問題の原因を特定するために必要となる詳細資料の採取方法について説明します。
■採取資料の特徴
発生した問題の原因を特定するために必要となる多数の資料を採取できます。ただし、発生した問題の切分け用として採取する初期調査資料よりもサイズが大きくなります。
調査資料の採取コマンド (fjsnap) を実行します。
資料を採取する運用管理サーバ上で、以下の手順により資料を採取します。
OS の管理者権限でサーバにログインします。
調査資料を採取するためには、OS の管理者権限(root)が必要です。
fjsnap コマンドまたは managersnap コマンドを実行します。
通常は fjsnap コマンドを使用して資料を採取してください。
何らかの理由により fjsnap コマンドが使用できない場合は managersnap コマンドのみを使用して資料を採取してください。
fjsnap コマンド
# /opt/FJSVsnap/bin/fjsnap -a output <RETURN> |
output には、fjsnap コマンドで採取した調査資料を格納する出力媒体の特殊ファイル名 (たとえば、/dev/rmt/0)、または出力ファイル名を指定します。
managersnap コマンド
# /opt/FJSVssmgr/sbin/managersnap [-dir ディレクトリ] -all <RETURN> |
-dir オプションを指定することで、採取した資料を格納するディレクトリを指定できます。
省略した場合は、/tmpディレクトリ配下に採取されます。
採取した調査資料を当社技術員に渡してください。
クラスタ構成の運用管理サーバで managersnap コマンドを実行する場合、プライマリノードおよびセカンダリノードそれぞれで managersnap コマンドを実行し、両ノードの調査資料を採取してください。
Solaris 10 OS 上で managersnap コマンドを実行した場合、以下のメッセージが /var/adm/messages に出力されますが、コマンドの動作に影響はなく対処は必要ありません。
WARNING: The <if>:ip*_forwarding ndd variables are obsolete and may be removed in a future release of Solaris. Use ifconfig(1M) to manipulate the forwarding status of an interface. |
調査資料の採取コマンド (fjsnap と managersnap) を実行します。
資料を採取する運用管理サーバ上で、以下の手順により資料を採取します。
OS の管理者権限でサーバにログインします。
調査資料を採取するためには、OS の管理者権限(root)が必要です。
fjsnap コマンドと managersnap コマンドを実行します。
fjsnap コマンドと managersnap コマンドの両方を使用して資料を採取してください。
何らかの理由により fjsnap コマンドが使用できない場合は managersnap コマンドのみを使用して資料を採取してください。
fjsnap コマンド
# /opt/FJSVsnap/bin/fjsnap -a output <RETURN> |
output には、fjsnap コマンドで採取した調査資料を格納する出力媒体の特殊ファイル名 (たとえば、/dev/rmt/0)、または出力ファイル名を指定します。
managersnap コマンド
# /opt/FJSVssmgr/sbin/managersnap [-dir ディレクトリ] -all <RETURN> |
-dir オプションを指定することで、採取した資料を格納するディレクトリを指定できます。
省略した場合は、/tmpディレクトリ配下に採取されます。
採取した調査資料を当社技術員に渡してください。
クラスタ構成の運用管理サーバでmanagersnapコマンドを実行する場合、プライマリノードおよびセカンダリノードそれぞれでmanagersnapコマンドを実行し、両ノードの調査資料を採取してください。
調査資料の採取コマンドはありません。以下の手順により資料を採取します。
当社技術員より指示 (依頼) された追加資料を採取します。
採取した調査資料を当社技術員に渡してください。
調査資料の採取コマンド (agentsnap) を実行します。
資料を採取するサーバノード上で、以下の手順により資料を採取します。
OS の管理者権限でサーバにログインします。
調査資料を採取するためには、OS の管理者権限(root)が必要です。
agentsnapコマンドを実行します。
# /opt/FJSVssage/sys/agentsnap [-dir ディレクトリ] -all <RETURN> |
-dir オプションを指定することで、採取した資料を格納するディレクトリを指定できます。
省略した場合は、/tmpディレクトリ配下に採取されます。
採取した調査資料を当社技術員に渡してください。
Windowsの管理対象サーバノードについては、調査資料の採取コマンドはありません。以下の手順により資料を採取します。
当社技術員より指示 (依頼) された追加資料を採取します。
採取した調査資料を当社技術員に渡してください。
調査資料の採取コマンド (agentsnap) を実行します。
資料を採取するサーバノード上で、以下の手順により資料を採取します。
OS の管理者権限でサーバにログインします。
調査資料を採取するためには、OS の管理者権限(root)が必要です。
agentsnapコマンドを実行します。
# /opt/FJSVssage/sys/agentsnap [-dir ディレクトリ] -all <RETURN> |
-dir オプションを指定することで、採取した資料を格納するディレクトリを指定できます。
省略した場合は、/tmpディレクトリ配下に採取されます。
採取した調査資料を当社技術員に渡してください。
HP-UXの管理対象サーバノードについては、調査資料の採取コマンドはありません。以下の手順により資料を採取します。
当社技術員より指示 (依頼) された追加資料を採取します。
採取した調査資料を当社技術員に渡してください。
調査資料の採取コマンドはありません。以下の手順により資料を採取します。
当社技術員より指示 (依頼) された追加資料を採取します。
採取した調査資料を当社技術員に渡してください。
構成管理機能に関する各問題事象に対する対処方法を示します。
■現象
メッセージswsag0018「指定のアドレスに新規装置を検出する事は出来ませんでした。」が表示され装置が登録できない。
■対処
サーバノードが検出できない場合
装置の電源が投入されていないか、LAN上に問題が発生していないか確認してください。ネットワーク負荷が高い場合には、負荷を解消後、再度実行してください。
エージェントが動作していることを確認してください。
エージェント起動IPアドレスの設定が正しいことを確認してください。確認および変更は、エージェント情報変更コマンド(setagtip)で実施します。エージェント情報変更コマンド(setagtip)については、以下を参照してください。
Solaris OS版
C.5.1.2 エージェント情報変更コマンド(setagtip)
Windows版
C.6.1.2 エージェント情報変更コマンド(setagtip)
Linux版
C.7.1.2 エージェント情報変更コマンド(setagtip)
HP-UX版
C.8.1.1 エージェント情報変更コマンド(setagtip)
ファイバチャネルスイッチが検出できない場合
装置の電源が投入されていないか、LAN上に問題が発生していないか確認してください。ネットワーク負荷が高い場合には、負荷を解消後、再度実行してください。
該当するファイバチャネルスイッチに応じて以下を参照してください。
ディスクアレイ装置が検出できない場合
装置の電源が投入されていないか、LAN上に問題が発生していないか確認してください。ネットワーク負荷が高い場合には、負荷を解消後、再度実行してください。
第4章 環境構築 4.3.1.2 対処(FAQ)を参照してください。
■現象
サーバノードのファイバチャネルカード(HBA)が表示されない。
■対処
ハードウェアやドライバが正しく動作しているか確認してください。
ファイバチャネルカード(HBA)がサポート対象であることを確認してください。
SNIA HBA APIライブラリが正しく設定できているかを確認してください。設定方法は 4.1 サーバノード(ホスト) から該当するOSを確認してください。
ファイバチャネルスイッチにゾーニング情報が設定されていない場合に、ファイバチャネルカード(HBA)が表示されない場合があります。ファイバチャネルスイッチにゾーニング情報を作成後、ファイバチャネルカードの表示を確認してください。
■現象
装置が通信不可や、タイムアウトが発生する場合
■対処
装置の電源が投入されていないか、LAN上に問題が発生していないか確認してください。
IPアドレスを変更した場合には、「9.1.2 運用環境の変更」を参照してIPアドレスの変更を実施してください。
ファイバチャネルスイッチやストレージ装置など、SNMPプロトコルを利用して通信する装置の場合は、コミュニティ名が対象装置と運用管理サーバとで一致していない可能性があります。対象装置のコミュニティ名を変更している場合は、「D.2 sanma.confパラメータ説明」を参照して、コミュニティ名の設定、および設定ファイルの反映を実施してください。
サーバノードの場合には、エージェントが動作していることを確認してください。
サーバノードの装置登録後にホスト名を変更した場合には、「9.1.2.4 サーバノード(ホスト)のサーバノード(ホスト)名の変更」にそって対処してください。
ネットワーク環境における通信モードの設定に問題がないか確認してください。一方の通信モードが「Auto Negotiation」で、他方の通信モードがFULL(全二重)固定で接続すると、うまく通信できなかったり、通信速度が遅くなったりという問題が発生しますので、通信モードを正しく設定してください。
■現象
アクセスパスがエラー表示(赤色表示)される場合
■対処
装置の電源が投入されていないか、LAN上に問題が発生していないか確認してください。
ファイバチャネルスイッチの問題については、「4.2.1.3 対処(FAQ)」を参照してください。
「6.3.2.4 アクセスパスの状態表示」の「アクセスパス異常」について確認してください。
■現象
装置が警告(黄色)表示または異常(赤色)表示される場合
■対処
サーバノードの場合
アクセスパス異常や、マルチパス異常が発生していないか確認してください。
HBAが故障していないか確認してください。
アクセスパス継承が必要な場合も、サーバノードは警告表示(黄色表示)されます。
「8.1 障害発生時の画面と対処方法」を参照してください。
ファイバチャネルスイッチの場合
ファイバチャネルスイッチが検出できない場合には、該当するファイバチャネルスイッチに応じて以下を参照してください。
SN200(Brocade SilkWorm)ファイバチャネルスイッチ、PRIMERGY BX600ファイバーチャネルスイッチブレードの場合
4.2.1.3 対処(FAQ)
VS900 バーチャリゼーションスイッチの場合
4.2.2.3 対処(FAQ)
SN200 MDS(Cisco MDS)ファイバチャネルスイッチの場合
4.2.4.2 対処(FAQ)
McDATAファイバチャネルスイッチの場合
4.2.5.2 対処(FAQ)
共通
「8.1 障害発生時の画面と対処方法」を参照してください。
ディスクアレイ装置の場合
装置を構成する部品の減設作業時は、タイミングによって装置異常が検知され、装置が異常(赤色)表示される場合があります。メニューの[表示(V)]より[最新の情報に更新(R)]を選択、または[F5]を押下して最新の情報に更新してください。
上記以外の場合は「8.1 障害発生時の画面と対処方法」を参照してください。
手動組込みウィンドウで編集した装置の場合
手動組込みウィンドウで編集した装置の場合、装置の状態は自動的に復旧しません。装置の復旧完了後、手動組込みウィンドウで装置アイコンを右クリックし、ポップアップメニューから[装置情報変更]を選択して、手動で装置状態を正常に戻してください。
■現象
カスケード接続されているファイバチャネルスイッチ(SN200)を管理する場合
■対処
カスケード接続されているファイバチャネルスイッチ(SN200)を管理する場合には、かならずカスケード接続されたすべてのスイッチを本製品に登録してください。カスケード接続されているスイッチの中で、本製品に登録されていないスイッチが存在する場合、ファイバチャネルスイッチの情報が正しく表示できないなど、本製品はSAN環境を正しく管理することができません。
カスケード接続されたすべてのスイッチを登録した状態で発生した問題の対応については、「4.2.1.3 対処(FAQ)」を参照してください。
■現象
アクセスパス設定が失敗する。
■対処
サーバノード、HBA、ストレージ、CA、ブリッジおよびスイッチのうち、いずれか(または複数)の装置の監視状態が異常な場合、以下の対処を実施してください。
監視状態が"通信不可"の場合
「E.4.3 装置が通信不可の場合」を参照してください。
監視状態が"未登録"の場合
物理リソース管理画面よりユニット(装置)を登録してください。
監視状態が"無効なパスワード"の場合(ストレージ、CA、ブリッジ、スイッチ)
製品内で保持している装置のパスワードを変更してください。ドメインビューの[装置(D)]メニューの[装置管理用アカウント情報変更(C)]を利用します。
監視状態が"アクセスパス継承必要"の場合(HBA)
「8.3.1 サーバノードのHBA交換でHBA状態が『アクセスパス継承必要』時」を参照してください。
性能管理機能に関する各問題事象に対する対処方法を示します。
■現象
リソース管理画面より装置アイコンを性能管理ウィンドウへDrag&Dropして、性能管理ウィンドウへ装置を登録した際に、メッセージswsag0609「装置xxxの登録が完了しませんでした。」を表示した。
■対処
メッセージswsag0609は、性能管理機能にて登録対象の装置の構成情報を保持していない場合に表示します。以下の手順に従い、装置の構成情報を作成してください。
性能管理ウィンドウのツリー上で、対象装置の装置名を選択してください。
以下の方法で、装置の構成情報を取得してください。
[構成情報の作成手順]
性能管理ウィンドウのメニューバーより[装置]-[構成情報ファイル作成]を実行する
構成情報の作成に失敗した場合、以下の手順に従って装置状態やネットワーク状態を確認してください。
全てのサポートストレージ機種
運用管理サーバから装置を認識できるか、pingコマンドで疎通確認を実施してください。
ETERNUSmgrにログインし、「ネットワーク環境設定」にて運用管理サーバのIPを設定してください。
ETERNUS8000/6000/4000(M80,100除く)/2000
ETERNUSmgrにログインしている場合は、ログアウトしてください。
■現象
性能監視がリカバリ状態から回復しない。
※リカバリ状態とは、リソース管理画面の装置アイコン右上のPマークが黄色になっている状態です。
■対処
以下のいずれかの対処を実施してください。
ETERNUS8000/6000/4000(M80,100除く)/2000
ETERNUSmgrにログインしている場合は、ログアウトしてください。
LANトラフィックの状況あるいはサブネット越え( 性能監視対象装置と運用管理サーバ間がゲートウェイをまたぐ) などの状況では、設定した監視間隔内で性能情報を取得できない場合があります。性能情報の取得状況に応じて、監視間隔を設定してください。
■現象
装置構成を変更後、(性能管理ウィンドウのメニューバーより[装置]-[構成情報ファイル作成]を実施したが)追加および構成変更したLUNなどの性能情報を表示できない。
■対処
性能監視処理に新しい装置構成を反映できていないため、性能情報を表示できない状態です。
「7.2.11 構成情報の更新」の手順に従い、性能監視処理に新しい装置構成を反映してください。
装置の構成を変更した時点から、上記の手順にて性能監視処理に新しい装置の構成を反映するまでの期間は、古い装置構成に応じて性能情報を取得および保存します。
■現象
性能監視を実施した日時の性能情報をグラフ表示できない。
■対処
以下のいずれかの対処を実施してください。
性能管理機能では、性能情報保存期間を過ぎると自動的に性能情報を削除します。したがって、グラフ表示を指定した日付の性能情報が、削除された可能性があります。
「D.4 perf.confパラメタ説明」を参照し、性能情報保存期間を確認してください。
複数の運用管理サーバから1台の装置に対して、同時に性能監視を実施している可能性があります。対象となる運用管理サーバは、Softek Storage CruiserおよびETERNUS SF Storage Cruiser、Systemwalker Resource Coordinatorの運用管理サーバも対象となります。
複数の運用管理サーバから1台の装置に対して、同時に性能監視を実施していないことを確認してください。
■現象
本製品のリソース管理画面より性能監視を開始したが、Systemwalker Service Quality Coordinator にて性能情報を表示できない。
■対処
性能管理ウィンドウにて性能情報を表示できるか確認してください。性能管理ウィンドウにて性能情報を表示できる場合は、Systemwalker Service Quality Coordinatorでの設定を確認ください。性能管理ウィンドウにて性能情報を表示できない場合は、[E.5 性能管理機能]から原因に応じた対処を実施してください。
■現象
Windows版マネージャ、クライアント、エージェントを<プログラムの追加と削除>からアンインストールしようとした場合、「Error reading setup initialization file」のエラーダイアログが表示されアンインストールできない場合があります。
■対処
ETERNUS SF Storage CruiserのCD-ROMをドライブにセットして、インストール時に実行したsetup.exeを実行してください。
目次
索引
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