Symfoware Server Mirroring Controller 運用ガイド
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第5章 異常時の運用> 5.6 ノードの切替え時の異常

5.6.2 ノードの切替え時のスプリットブレイン検知

スプリットブレインとは、一時的に両ノードが正系ノードとして動作してしまうために、両ノードでデータの更新業務が行われる現象をいいます。
ノード切替え時に、管理用のLANに通信異常が発生すると、スプリットブレインが発生する場合があります。

スプリットブレインが発生すると、以下のメッセージが出力されます。

rdb: WARNING: qdg20422w:両ノードでスプリットブレインが発生しています RLP名=' RLP名'

このとき、ノード切替えは成功し、利用者業務の継続は可能です。
ただし、両ノードでデータ更新の可能性があるため、データの調査が必要です。

DBミラーリングサービスの運用を中止する場合は、以下の操作を行ってください。

■ノード切り替え後の正系ノードのデータベースを利用する場合の手順

  1. 旧正系ノードのデータベースを停止します。

  2. 正系ノードでdxsvstopコマンドを実行して、サービスを緊急停止します。

    dxsvstop -term
  3. 正系ノードのデータベースを利用して業務を継続します。

  4. 利用者業務と並行して、両ノードのデータベースのデータを調査して、必要に応じてリカバリを行います。

  5. DCUの再構築を行います。

■ノード切替え前の正系ノード(旧正系ノード)のデータベースを利用する場合の手順

  1. 正系ノードのデータベースを停止します。

  2. 旧正系ノードでdxsvstopコマンドを実行して、サービスを緊急停止します。

    dxsvstop -term
  3. 旧正系ノードのデータベースを利用して業務を継続します。

  4. 利用者業務と並行して、両ノードのデータベースのデータを調査して、必要に応じてリカバリを行います。

  5. DCUの再構築を行います。


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