Symfoware Server Mirroring Controller 運用ガイド

5.6.1.1 正系ノードを使用する場合

正系ノードをそのまま使用して、利用者業務を継続する場合の手順を以下に示します。

■操作の手順

■データベースサーバ1の操作

1. DBミラーリングシステムがノードの切替え不可を通知するメッセージを出力します。

   SYMFOWARE_SYMDX: ERROR: 32120: The switch operation cannot be executed because the secondary node is abnormal.

2. ノードの切替え不可状態を認識します。

3. 異常事象に対するリカバリ作業を行います。

4. モニタデーモンを起動します。

5. データベースサーバを起動します。

6. 監視プロセスを起動します。

7. BC管理DBをメモリ常駐します。

8. dxsvstartコマンドを実行し、正系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。

   $ dxsvstart -c

正系ノードの異常事象に応じて(4)(5)(6)(7)の手順を行ってください。

• 監視プロセスの起動については“監視プロセスの起動”を参照してください。

• BC管理DBのメモリ常駐については“BC管理DBのメモリ常駐”を参照してください。

■アプリケーションサーバの操作

1. 必要に応じて利用者業務を停止します。

2. 利用者業務を再開します。

• 副系ノードの異常などノード切替え不可状態の場合、副系ノードのリカバリを行いDBミラーリングサービスを開始します。これにより、DBミラーリングシステムの運用が再開されます。なお、RLP閉塞などDCUの再構築が必要な異常原因の場合は、両ノードのDBミラーリングサービスを緊急停止した後、DCUの再構築が必要です。

• 副系ノードの異常などの切替え不可状態で、正系ノードに異常が発生し、RLP閉塞やストレージの等価性コピー処理で異常が発生した場合、DBミラーリングサービスの緊急停止を行ってからDCUの再構築を実施してください。

DCUの再構築については“DCUの再構築”を参照してください。