| Symfoware Server Mirroring Controller 解説書 | 
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| 第2章 Mirroring Controllerの機能 | 
正系ノードのデータベースを、副系ノードのデータベースへミラー化することで、データベースを二重化する機能です。
データベースの二重化は、以下の機構によって実現します。
データベースのミラー化は、データベースへのデータ更新時に取得する更新情報を、副系ノードのデータベースに逐次反映することで実現します。
更新情報の取得は、データベースへのデータの更新と同時に行われ、副系ノードへの更新情報の送付は、ストレージのリモートコピー機能を利用して行います。
この更新情報をMirroring Controllerでは、RERUNログと呼びます。

データベースのミラー化により、両ノードのデータベースは二重化されています。この二重化されたデータベースを利用することで、片方の運用がなんらかの原因で停止したりしても、運用を縮退することで、業務を継続します。この操作をノード切替えと呼びます。ノード切替えには、2つの方法があります。
異常時の縮退運用(ノード切替え)
データベースサーバに異常が検出された場合、データベースサーバを自動または手動によりノード切替えを行うことができます。この際、トラブルが発生した正系ノードは、Mirroring Controllerのシステム構成から離れます。これを緊急停止と呼びます。

通常時の縮退運用(ノード切替え)
データベースサーバは、異常時のノード切替え以外でもノード切替えを行うことが可能です。通常運用時に、運用に従って計画的にノードを切替えることができます。

正系ノードまたは副系ノードのシステムやデータベースが予期せぬトラブルでダウンした場合、緊急停止します。緊急停止したサーバは、システムやデータベースの復旧後にMirroring Controllerのシステムに組込むことで、データベースの二重化が再開可能になります。この操作をノード組込みと呼びます。

副系ノードのデータベースは、正系ノードの運用中にもデータの参照を行うことができます。
また、ミラー側のデータベースのミラー化の運用を一時的に停止することも可能です。
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