Systemwalker Operation Manager メッセージ説明書 - UNIX/Windows(R)共通 -
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第2章 イベントビューアまたはSYSLOGに出力されるメッセージ

2.8 MpJmCalで始まるメッセージ

本節では、MpJmCalで始まるメッセージについて説明します。

MpJmCalで始まるメッセージは、カレンダ機能が出力するメッセージです。


 

[UNIX]MpJmCal: INFO: 0001: MpJmCal started.

【メッセージの意味】

カレンダ機能が開始しました。


 

[UNIX]MpJmCal: INFO: 0002: MpJmCal stopped.

【メッセージの意味】

カレンダ機能が終了しました。


 

[UNIX]MpJmCal: ERROR: 0003: Insufficient memory.(ret = RRRR , detail = DDDD , FFFF)

【メッセージの意味】

メモリが不足したため、メモリ獲得ができませんでした。

【パラメタの意味】

RRRR: 関数の戻り値

DDDD: エラー詳細(OSが設定するエラーNo(errno))

FFFF: 関数名、ラベル等

【システムの処理】

処理を終了します。

【システム管理者の処置】

以下の方法などで、使用できるメモリを増やします。


 

[UNIX]MpJmCal: ERROR: 0004: Failure in file operation.(ret = RRRR , detail = DDDD , FFFF)

【メッセージの意味】

ファイルのアクセス処理でエラーが発生しました。

【パラメタの意味】

RRRR: 関数の戻り値

DDDD: エラー詳細(OSが設定するエラーNo(errno))

FFFF: 関数名、ラベル等

【システムの処理】

継続可能なエラーの場合、処理を継続します。継続不可能なエラーの場合、処理を終了します。

【システム管理者の処置】

ハードディスクの空き容量があるか確認します。ハードディスクに異常がないか確認します。


 

[UNIX]MpJmCal: ERROR: 0005: MpJmCal(ret = RRRR , detail = DDDD , MMMM)

【メッセージの意味】

カレンダデーモンの情報が出力されます。

【パラメタの意味】

RRRR: 関数の戻り値

DDDD: エラーの詳細(OSが設定するエラーNo(errno))

MMMM: エラーが発生した関数名またはカレンダデーモンのメッセージ

【システムの処理】

継続可能なエラーの場合、処理を継続します。継続不可能なエラーの場合、処理を終了します。

【システム管理者の処置】

エラーの内容に応じた処理を実施します。原因が不明な場合は、保守情報収集ツールで“電源制御_カレンダ”の情報を採取し、富士通技術員に連絡してください。


 

[UNIX]MpJmCal: ERROR: 0006: Internal error occurs.(ret = RRRR , detail = DDDD , FFFF)

【メッセージの意味】

カレンダデーモンで内部エラーが発生しました。

または、/var配下の空き容量が不足している場合があります。

【パラメタの意味】

RRRR: 関数の戻り値

DDDD: エラー詳細(OSが設定するエラーNo(errno))

FFFF: 関数名、ラベル等

【システムの処理】

継続可能なエラーの場合、処理を継続します。継続不可能なエラーの場合、処理を終了します。

【システム管理者の処置】

エラーの内容に応じた処理を実施します。/var配下の空き容量がない場合は、/var配下の空き容量を確保し、Systemwalker Operation Managerのデーモンを再起動してください。原因が不明な場合は、保守情報収集ツールで“電源制御_カレンダ”の情報を採取し、富士通技術員に連絡してください。


 

[UNIX]MpJmCal: ERROR: 0007: FFFF() MMMM (DDDD)\n

【メッセージの意味】

システム関数でエラーが発生しました。

【パラメタの意味】

FFFF: 関数名

MMMM: エラーメッセージ

DDDD: エラー詳細コード(errno)

【システムの処理】

継続可能なエラーの場合、処理を継続します。継続不可能なエラーの場合、処理を終了します。

【システム管理者の処置】

エラーの内容に応じた処理を実施します。原因が不明な場合は、保守情報収集ツールで“電源制御_カレンダ”の情報を採取し、富士通技術員に連絡してください。

なお、以下のメッセージが出力された場合は、カレンダ機能が使用するポート9368/tcpがほかのアプリケーションにより使用中のため、カレンダ機能を使用できません。ほかのアプリケーションの使用ポートを見直して、システムを再起動してください。

FFFF:main SSock

MMMM:Address already in use

DDDD:125


 

[Windows]MpJmCal: 警告: 1: トレースファイルのOpenに失敗しました.(XXXX)

【メッセージの意味】

共通トレースのOPENが正しく処理されませんでした。

【パラメタの意味】

XXXX: エラー情報

【システムの処理】

システムは処理を継続します。トレースの採取は行いません。

【システム管理者の処置】

Systemwalker Operation Managerを再起動してください。再起動後もメッセージが出力される場合は、保守情報収集ツールで、“電源制御_カレンダ”および“ツール”の情報を採取し、富士通技術員に連絡してください。


 

[Windows]MpJmCal: 警告: 3: トレース出力に失敗しました.(XXXX)

【メッセージの意味】

共通トレースの出力が正しく処理されませんでした

【パラメタの意味】

XXXX: “SRV”の場合カレンダ機能サーバ、“API”の場合カレンダAPIでエラーが発生したことを示す

【システムの処理】

システムは処理を継続します。トレースの採取は行いません。

【システム管理者の処置】

Systemwalker Operation Managerを再起動してください。再起動後もメッセージが出力される場合は、保守情報収集ツールで、“電源制御_カレンダ”および“ツール”の情報を採取し、富士通技術員に連絡してください。


 

[Windows]MpJmCal: 情報: 4: Systemwalker MpJmCalサービスが開始しました.

【メッセージの意味】

カレンダ機能サービスが開始しました。


 

[Windows]MpJmCal: 情報: 5: Systemwalker MpJmCalサービスが終了しました.

【メッセージの意味】

カレンダ機能サービスが終了しました。


 

[Windows]MpJmCal: エラー: 6: メモリ不足が発生しました.(XXXX)

【メッセージの意味】

メモリが不足したため、メモリ獲得ができませんでした。

【パラメタの意味】

XXXX: 獲得領域名

【システム管理者の処置】

以下の方法などで、使用できるメモリを増やします。


 

[Windows]MpJmCal: エラー: 7: ファイル操作に失敗しました.(XXXX)

【メッセージの意味】

ファイルのアクセス処理でエラーが発生しました。

【パラメタの意味】

XXXX: 対象ファイル名

【システムの処理】

継続可能なエラーの場合、処理を継続します。継続不可能なエラーの場合、処理を終了します。

【システム管理者の処置】

ハードディスクの空き容量があるか確認します。ハードディスクに異常がないか確認します。


 

[Windows]MpJmCal: 警告: 0011: XXXX ポリシー情報の設定に失敗しました。

[UNIX] MpJmCal: WARNING: 0011: XXXX The daemon failed to set policy information.

【メッセージの意味】

ポリシーの設定に失敗しました。

【パラメタの意味】

XXXX: ポリシー情報ファイル

【システムの処置】

ポリシーを設定しない状態で、処理を継続します。

【システム管理者の処置】

設定されなかったポリシー情報を確認のうえ、Systemwalker Operation Managerを再起動してください。再起動時にポリシーが再設定されます。


 

[Windows]MpJmCal: 警告: 0012: カレンダの反映開始日の読み込みに失敗しました。

[UNIX] MpJmCal: WARNING: 0012: Unable to get the reschedule date on the calendar.

【メッセージの意味】

前回カレンダ保存時に指定した反映開始日の読み込みに失敗しました。

そのため、反映開始日の情報をクライアントで参照できません。初期値を表示します。

【システムの処置】

システムは処理を継続します。

【システム管理者の処置】

Systemwalker Operation Managerの起動時に毎回出力される場合は、保守情報収集ツールで“電源制御_カレンダ”の情報を採取し、富士通技術員に連絡してください。【Windows版】

swcolinf 保守情報収集コマンド(サーバ用)で、“Server”を指定して情報を採取し、富士通技術員に連絡してください。【UNIX版】


 

[Windows]MpJmCal: 警告: 8736: 監査ログライブラリのロードに失敗しました。

[UNIX]MpJmCal: WARNING: 8736: Failed to load the audit log library.

【メッセージの意味】

監査ログを出力するためのライブラリのロードで問題が発生したため、監査ログを出力することができません。

【システムの処理】

処理を継続します。ただし、監査ログは出力されません。

【対処方法】

以下のファイルが存在しているか確認してください。存在している場合、ファイルが壊れている可能性があります。Systemwalker Operation Managerを再インストールまたは富士通技術員に連絡してください。

【Windows版】

Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.JM\bin\mpaudito.dll

【Solaris版/AIX版/Linux版/Linux for Itanium版】

/opt/systemwalker/lib/libmpaudito.so

/opt/systemwalker/lib/libmpaudito_nt.so

【HP版】

/opt/systemwalker/lib/libmpaudito.sl

/opt/systemwalker/lib/libmpaudito_nt.sl


 

[Windows]MpJmCal: 警告: 8737: 監査ログファイルの読み込みに失敗しました。

[UNIX]MpJmCal: WARNING: 8737: Failed to read the audit log file.

【メッセージの意味】

監査ログの出力先ファイルのオープンで問題が発生したため、監査ログを出力することができません。

【システムの処理】

処理を継続します。ただし、監査ログは出力されません。

【対処方法】

監査ログの出力先ファイルおよびディレクトリは、mpsetlogsend_omgrコマンドで指定できます。mpsetlogsend_omgrコマンドの詳細については、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。


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