Systemwalker Operation Manager 使用手引書 - UNIX/Windows(R)共通 - |
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付録B 留意事項 | > B.2 運用前に知っていただきたいこと |
デスクトップヒープは、Windowsにおいて、プロセスが起動する際に必ず使用される領域です。
Systemwalker Operation Managerの運用に関わらず、多量にプロセスを起動すると、デスクトップヒープが枯渇することがあります。
Systemwalker Operation Managerを運用するときには、以下の場合にデスクトップヒープについての注意が必要です。
ジョブを実行するときに、デスクトップヒープを使用するため、多数のジョブを同時に実行するほど、デスクトップヒープが多く使用されます。
多数のジョブを同時に実行中に、デスクトップヒープが枯渇した場合、ジョブが例外コード 0xC0000142、または、0x40000999 で異常終了します。
[ジョブの多重度]は、1〜99まで指定できますが、目安として30以内にすることを推奨します。
同時に複数のファイルを圧縮する場合、ファイル数が多いほど圧縮用の作業領域メモリが多く消費されるため、デスクトップヒープ領域も多く使用されます。
多数のファイルを圧縮中に、デスクトップヒープが枯渇した場合、以下のメッセージが出力され、ファイル圧縮/伸長コマンド(fprssvr/fprscli)によるファイル圧縮が失敗します。
0x2997(0x8):ツリー情報作成用のヒープ領域が足りなくなりました。 |
0xa997(0x8):ツリー情報作成用のヒープ領域が足りなくなりました。 |
同時に圧縮を行うファイルの数は、目安として500以下を推奨します。500を超えるような場合、複数回に分けて圧縮するなど、同時に圧縮するファイル数を減らしてください。
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