Ajaxフレームワーク ユーザーズガイド
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第2章 クライアントフレームワーク> 2.4 ユーザデータ/ユーザロジックの定義部

2.4.2 ユーザロジックの定義(イベント)

画面部品にイベントリスナを定義すると、ユーザの操作実行時に発生したイベントを監視し、制御を行います。
このイベントリスナの定をユーザロジックの定と呼びます。

画面上での操作に対して発生するイベンには、以下の2種類があります。

  1. 画面部品に対してユーザが何らかの操作を行った結果、発生するイベント
  2. 画面部品に関係なく画面そのものに対して行われた操作の結果、発生するイベント

ここでは、a.のイベントについて説明します。b.のイベントについては、“グローバルイベント制御”を参照してください。

イベント情

ある画面部品で発生したイベントに対して、何らかの動作を定義するイベントリスを対応付けるには、以下の方法があります。

以下に、それぞれの方法について説明します。




イベント情報は、通常、同一HTML/JSPファイルに記述します。ただし、複数画面で共通に利用する場合は、外部ファイルに記述することを推奨します。
外部ファイルの記述については、“外部ファイルの定義”を参照してください。イベント情報を記述した外部ファイルは、FragmentContainer部品で使用します。FragmentContainer部品の使用方法については、“UI部品リファレンス”を参照してください。

イベント名

イベントは、各画面部品で利用可能なイベントリスナ名の先頭の“on”を削除し、残りをすべて小文字で表現したものです。

例えば、onValueChangeというイベントリスナが画面部品に定義されている場合は、valuechangeをイベント名として使用します。

イベントリスナの登録

オブジェクトに定義されたイベントリスナは、APIを利用してフレームワークに登録することで、利用可能となります。

イベントリスナの登録には、rcf.event.EventRegistrar.registerEvents関数を使用します。イベントリスナの登録解除には、rcf.event.EventRegistrar.unregisterEvents関数を使用します。

以下に、それぞれの使用例を示します。


イベントリスナ登録時に名前を付けずに登録した場合は、イベントリスナの登録解除はできません。


イベントリスナの登録は、同一HTML/JSPファイルに記述します。

イベント情報で記述した関数の定義

イベント情報の定義とイベントリスナ(イベント情報で記述した関数)の定義は別に行います。つまり、別の定義ブロックに記述します。
なお、定義済みのイベントリスナをイベント情報に定義する場合があります。

以下に、記述例を示します。

<script type="text/javascript">
//<![CDATA[
  function func_emphasize() {
    RCF.debug("mouse over");
  }
  function func_deemphasize() {
    RCF.debug("mouse out");
  }
  function func_eventListener() {
    RCF.debug("mouse over");
  }
//]]>
</script>


イベントリスナの定義は、通常、同一HTML/JSPファイルに記述します。ただし、複数画面で共通に利用する場合は、外部ファイルに記述することを推奨します。
外部ファイルの記述については、“外部ファイルの定義”を参照してください。イベントリスナ定義を記述した外部ファイルは、FragmentContainer部品で使用します。FragmentContainer部品の使用方法については、“UI部品リファレンス”を参照してください。


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