Interstage Portalworks 解説書
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目次
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1.1.2 Portalworksが提供する企業ポータル
Portalworksでは、単なる情報ポータルにとどまらない、人の活動に着目した柔軟性のある企業ポータルの構築を目指しています。
Portalworksを利用することで、以下のような情報・サービスの統合アクセス環境を実現できます。
- 既存の業務システムを統合した新しいサービスの提供
役割(ロール)を定義し、利用させる業務システムおよび、業務システム利用可能者を指定できます。また、ロールを業務の種類ごとにグループ化し、ポータルページ上で階層化して表示することができます。
これにより、利用者の役割に応じた最適な統合アクセス環境を個人ごとに提供できます。
- 必要な情報にすばやくアクセス
後述のシナリオ機能やUSPを利用することにより、複数のWebサイトの情報を一度の操作で取得することができます。また、認証が必要なサイトの認証情報を保存することにより、次回以降認証処理を行う手間を省くこともできます。
- データ形式を意識しないサービス連携
シナリオ機能に含まれるコンテンツ交換機能を利用することにより、異なるデータ形式を扱う業務システム間のデータ連携を実現します。これにより、従来利用者が手入力していたデータ入力作業を簡素化することができます。
- Windowsクライアントアプリケーションの起動
Portalworksのブリック画面からWindowsクライアントアプリケーションの起動を実現します。
Web化されていないサービスについても起動を促すことができます。
- Portletアプリケーションとの連携
標準化技術の仕様に準拠したPortletをPortalworksに取り込むことができます。各種プラグインにより、幅広いアプリケーションやサービスをプログラミングすることなくPortalworksから利用可能にします。
この統合アクセス環境は、従来の企業ポータルを情報ポータルとすると、さらに高度な機能をもつビジネスポータルであるといえます。

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