Linkexpress コマンドリファレンス |
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第13章 保守情報採取 |
データ転送状況表示コマンド
lxdsptrn [-a|-p] |
データ転送の動作状況、または通信パスの情報を表示します。Linkexpressが起動されていない場合は、エラーとなります。
データ転送状況の情報を以下の項目で表示します。
動作中の利用者プログラムを識別する名前で、ネットワーク定義におけるpath定義命令のapplオペランドおよびappl定義命令のnameオペランドで指定した名前に対応します。
データ転送の状態を示します。
対応するLinkexpressのプロセスidとスレッドidを示します。
現在、データ転送を実施している接続相手システム名が表示されます。この相手システム名は、ネットワーク定義におけるnode定義命令のnameオペランドで指定した名前に対応します。なお、簡易導入機能における簡易導入モードの場合は、ネットワーク定義指定値ではありません。また、ネットワーク定義簡易化機能を利用している場合、接続相手システムのIPアドレス情報を表示します。
データ転送状況の詳細情報を以下の項目で表示します。
動作中の利用者プログラムを識別する名前で、ネットワーク定義におけるpath定義命令のapplオペランドおよびappl定義命令のnameオペランドで指定した名前に対応します。
データ転送の状態を示します。
対応するLinkexpressのプロセスidとスレッドidを示します。
現在、データ転送を実施している接続相手システム名が表示されます。この相手システム名は、ネットワーク定義におけるnode定義命令のnameオペランドで指定した名前に対応します。なお、簡易導入機能における簡易導入モードの場合は、ネットワーク定義指定値ではありません。また、ネットワーク定義簡易化機能を利用している場合、接続相手システムのIPアドレス情報を表示します。
起動側動作であるか応答側動作であるかを示します。
データの送受信種別(送信/受信)を示します。
対応するLinkexpressデータ転送機能部のプロセスidとスレッドidを示します。
転送ごとに付加される識別番号で、Linkexpress(データ転送機能)が出力するメッセージで表示されるサービスidと対応します。
出力するメッセージについては、「メッセージ集」の「2.1 メッセージの記述形式(データ転送機能)」を参照してください。
通信パスの情報を表示します。
パス定義名および通信パス名を示し、ネットワーク定義におけるpath定義命令のnameオペランド、req_pathオペランドおよびind_pathオペランドで指定した名前に対応します。
運用中の通信パスの状態を示します。
動作中の利用者プログラムを識別する名前で、ネットワーク定義におけるpath定義命令のapplオペランドおよびappl定義命令のnameオペランドで指定した名前に対応します。
ネットワーク定義におけるpath定義命令のprotocolオペランドで指定した名前に対応します。
ネットワーク定義におけるnode定義命令のnameオペランドで指定した名前に対応します。なお、簡易導入機能における簡易導入モード、またはネットワーク定義簡易化機能を利用している場合、"*"を表示します。
オプションを指定しない時の表示形式を以下に示します。
appl status pid(tid) node @_APPL TRANSFER 102(88) SYSA ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ |
OPEN : 利用者プログラムが結合している状態
CONNECTING : 相手システムとの接続処理中
DISCONNECTING : 相手システムとの切断処理中
CONNECT : 相手システムとの接続状態
TRANSFER : データ転送中
"-a"オプションを指定した時の表示形式を以下に示します。利用者プログラムが未起動の場合は、第1行目と第2行目(ラベル)だけ表示されます。
appl status pid(tid) node type direction appl-pid(tid) service-id @_APPL TRANSFER 102(88) SYSA RESPONDER SEND 110 1 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ |
INITIATER : 起動側
RESPONDER : 応答側
"status"の値が"TRANSFER"の場合に以下の形式で表示されます。
SEND : データ送信
RECEIVE : データ受信
"-p"オプションを指定した時の表示形式を以下に示します。
path( req_path : ind_path ) status appl protocol node PATH1( 10 : 10 ) ACTIVE @_APPL1 FTP+ SYSA PATH2( 20 : 20 ) INACTIVE @_APPL2 FTP+ SYSB ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ |
pathは通信パス名です。
req_pathは起動側通信パス名です。
ind_pathは応答側通信パス名です。
ACTIVE : 通信パス使用可能
INACTIVE : 通信パス使用不可能(注)
注) 通信パスの状態がINACTIVEの場合は、以下の対処を行ってください。
下位製品の原因により通信パスが使用不可能の場合 :
下位製品でパスを使用できる状態にし、Linkexpressを再起動してください。
下位製品ではパスが使用可能の場合 :
ネットワーク定義の再確認を行い、Linkexpressを再起動してください。
0 : 正常終了
0以外 : 異常終了
UNIXサーバでは、スレッドidについての情報は表示されません。
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