Linkexpress コマンドリファレンス |
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第3章 環境定義 |
ネットワーク導通テストコマンド
lxtstnet -r 相手システム名 [-a 応用プログラム名] [-f 仮想ファイル名] [-u 利用者名 [-p パスワード] [-g グループ名]] |
lxtstnetコマンドは、ネットワークの導通テストを行うためのコマンドです。
本コマンドを実行するとファイル転送(ファイル送信)が実行され、その実行結果からネットワーク定義の正当性を確認できます。
ファイル転送先の相手システム名を31文字以内の英数字で指定します。なお、相手システム名は、事前にネットワーク定義(node定義命令)で定義されている必要があります。
応用プログラム名を8文字以内の英数字で指定します。
応用プログラム名については、「導入ガイド」の「6.5.5.7.3 applオペランド(path定義命令)」を参照してください。
なお、応用プログラム名は事前にネットワーク定義で定義されている必要があります。本オプションを省略すると、"@_TEST"という応用プログラム名が採用されます。業務実行用通信パス(業務サーバ-業務サーバ間)をテストする場合、"@_LEXPSV"を指定してください。
なお、業務情報用通信パス、分散型システム連携用通信パス、およびダウンロード型システム用通信パスの応用プログラム名は指定できません。
相手システムの受信先ファイルの名前を255文字以内の英数字で指定します。
相手システムがグローバルサーバ/PRIMEFORCEの場合は、「運用ガイド」の「1.2.4 相手システムがグローバルサーバ/PRIMEFORCEの場合の仮想ファイル名指定方法」を参照してください。
本オプションを省略すると、以下の仮想ファイル名が採用されます。
自システムがPCサーバの場合 |
"インストールディレクトリ\SAMPLE\RCVDATA"(注) |
自システムがUNIX(UXP/DS)の場合 |
"/opt/uxplnkexp/SAMPLE/rcvdata" |
自システムがUNIX(Solaris)の場合 |
"/opt/FSUNlnkexp/SAMPLE/rcvdata" |
自システムがUNIX(HP-UX)の場合 |
"/opt/FHPlnkexp/SAMPLE/rcvdata" |
自システムがUNIX(Linux(IPF)/Linux)の場合 |
"/opt/FJSVlnkexp/SAMPLE/rcvdata" |
自システムがUNIX(AIX)の場合 |
"/opt/FJSVlnkexp/SAMPLE/rcvdata" |
注) "インストールディレクトリ"は本コマンドを実行するサーバのLinkexpressのインストールディレクトリです。
相手システムのシステム種別が自サーバと異なる場合、または相手システムのインストールディレクトリが自サーバと異なる場合は、相手システムのディレクトリ構成に合わせる必要があります。
また、通信プロトコルがFNA(HICS)の場合、パラメタ値には、相手システムの受信先ファイル名を26文字以内の英数字で指定してください。
相手システムに通知するセキュリティ情報を以下の形式で指定します。なお、指定を省略したセキュリティ情報は相手システムに通知されません。(注)
利用者名 : 利用者名を20文字以内(Linkexpress V4.0L10相当以前の場合は8文字以内)の英数字で指定します。FNA(HICS)の場合、8文字以内で指定します。また、相手システムがLinkexpressサーバでLinkexpress V4.0L10相当以前の場合またはグローバルサーバ/PRIMEFORCEの場合は、8文字以内で指定してください。本オペランドで指定したセキュリティ情報については、「導入ガイド」の「第9章 セキュリティの設定(Linkexpress サーバ)」を参照し、目的に合ったセキュリティ情報を指定してください。
パスワード : パスワードを31文字以内(Linkexpress V4.0L10相当以前の場合は8文字以内)の英数字で指定します。FNA(HICS)の場合、8文字以内で指定します。また、相手システムがLinkexpressサーバでLinkexpress V4.0L10相当以前の場合またはグローバルサーバ/PRIMEFORCEの場合は、8文字以内で指定してください。
グループ名 : グループ名を8文字以内の英数字で指定します。
通信プロトコルがTCP/IP(FTP+)およびSAN、かつ相手システムがPCサーバの場合は、グループ名(ドメイン名)として扱います。
注)相手システムがPCサーバまたはUNIXサーバの場合、相手システムがネットワーク定義で"logon=no"を指定している場合に、セキュリティ情報を省略できます。
相手システムがグローバルサーバ/PRIMEFORCEの場合、相手システムがファイル転送時の利用者を管理しない運用(RACF未インストール等)の場合に、セキュリティ情報を省略できます。
グローバルサーバ/PRIMEFORCE側のセキュリティ運用については、グローバルサーバ/PRIMEFORCE側のマニュアルを参照してください。
正常終了の場合は、正常終了した旨のメッセージおよびデータ転送速度が出力されます。
異常終了の場合は、異常終了した旨のメッセージと、エラー分類およびエラーコードが出力されます。
自システムがPCサーバの場合 |
"インストールディレクトリ\SAMPLE\SNDDATA" |
自システムがUNIX(UXP/DS)の場合 |
"/opt/uxplnkexp/SAMPLE/snddata" |
自システムがUNIX(Solaris)の場合 |
"/opt/FSUNlnkexp/SAMPLE/snddata" |
自システムがUNIX(HP-UX)の場合 |
"/opt/FHPlnkexp/SAMPLE/snddata" |
自システムがUNIX(Linux(IPF)/Linux)の場合 |
"/opt/FJSVlnkexp/SAMPLE/snddata" |
本送信ファイルは、Linkexpressをインストールすると自動的に生成されるファイルで、形式は以下のとおりです。
データ種 : バイナリデータ
レコード形式 : 固定長(注)
レコード長 : 80バイト(注)
注) メインフレームとの接続の際に必要なファイル情報です。UNIXサーバおよびPCサーバとの接続では意味はありません。
利用者名=lnkexp、パスワード=lnkexp0
なお、LinkexpressV5.0L10相当以降のUNIXサーバーの場合は、自システムにユーザ名の登録は不要です。
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