Interstage Job Workload Server 解説書
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第3章 機能> 3.3 バッチ実行環境> 3.3.3 ファイル管理機能

3.3.3.4 ファイルの世代管理機能

ファイルの世代管理機能は、バッチアプリケーションが実行時に作成するファイル資源のバックアップを保存し、ファイルの世代を管理します。

ファイルの世代管理機能で作成する世代ファイルは以下のような場面で使用することができます。


バッチ業務処理において途中のジョブが異常終了した場合や、バッチ業務間でファイルを引き継ぐバッチ処理において後続のバッチ業務処理でデータをロストした場合などに、処理が完了済のジョブを実行しなおすことなく、保存されている世代ファイルを使用して業務を継続することができます。

■世代ファイルを使用する運用の例

ファイルの世代管理機能で作成する世代ファイルを使用する運用の例を以下に示します。


時間単位、運用日単位など業務の運用周期単位に蓄積された世代ファイルを入力として、前の世代の業務を再処理することができます。

月曜日から金曜日に起動するバッチジョブの出力ファイルを1週間分保存する場合

1日3回実行されるバッチジョブの出力ファイルを30世代保存する場合


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