Systemwalker Centric Manager インターネット適用ガイド DMZ編 - UNIX/Windows(R)共通 -
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第5章 運用

5.1 WWWサーバへコンテンツを配付する

以下の運用モデルを例に、コンテンツ配付の運用手順を説明します。

[モデル名称一覧]

環境

サーバ名

ホスト名

IPアドレス

イントラネット内

運用管理サーバ

OMS.intra.A.com

192.168.1.10

運用管理クライアント

OMC.intra.A.com

192.168.1.11

Mailサーバ

Mail.intra.A.com

192.168.1.100

DNSサーバ

DNS.intra.A.com

192.168.1.50

Firewall

FW

192.168.1.1

DMZ内

Firewall

FW

192.168.2.1

Mailサーバ

Mail.A.com

192.168.2.100

DNSサーバ

DNS.A.com

192.168.2.50

WWWサーバ

WWW.A.com

192.168.2.200

PROXYサーバ

PROXY.A.com

192.168.2.150

 

[図:運用モデル]

 

  1. プロキシサーバの設定を確認します。

    DMZ上のプロキシサーバは、中継サーバ上の資源配付のポート番号にデータを振り分ける必要があるため、リバースプロキシの設定が必要となります。

    プロキシサーバがInterstage Security Director(InfoProxy)の場合は、[リバースWWW]の設定が必要です。

    以下にプロキシサーバのリバースプロキシ(InfoProxyの場合はリバースWWW)の設定方法を示します。

    通信方法

    要求種

    設定項目

    設定内容

    サーバ−サーバ間のHTTP通信時の設定

    要求元

    プロトコル

    HTTP

    サーバ名

    プロキシサーバのノード名、またはIPアドレス

    ポート番号

    プロキシサーバのポート番号

    ディレクトリ

    /drmshs/

    要求先

    プロトコル

    HTTP

    サーバ名

    中継サーバのノード名、またはIPアドレス

    ポート番号

    資源配付のサーバ−サーバ間HTTPのポート番号(初期値:9394)

    ディレクトリ

    /drmshs/

  2. 各サーバのservicesファイルのサービス/エントリを以下のように設定します。

    [運用管理サーバ]

    drmshs(サーバ−サーバ間:HTTP) プロキシサーバのポート番号

    [業務サーバ]

    drmshs(サーバ−サーバ間:HTTP) 9394

    WWWサーバへ資源配付を行う場合、ポート番号を80にすることはできません。
  3. 運用管理クライアント上の[資源配付]ウィンドウで中継の役割を果たすプロキシサーバを、コンテンツの配付先サーバとして登録します。
  4. 業務サーバで、以下のコマンドを実行します。

    【Windows版】

    Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin\drmsmdfy -a sys -k own -n ノード名 -s 自システム名

    【UNIX版】

    /opt/systemwalker/bin/drmsmdfy -a sys -k own -n ノード名 -s 自システム名

    ノード名には運用管理サーバで定義しているプロキシサーバのノード名を指定してください

  5. 運用管理サーバからプロキシサーバにコンテンツを配付すると、InfoProxyの場合、リバースWWWの設定にしたがって、中継先のWWWサーバにコンテンツが配付されます。
  6. 運用管理クライアント上の[資源配付]ウィンドウからオンライン検索を行い、配付結果状況を確認します。

     


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