Systemwalker Centric Manager 使用手引書 資源配付機能編 - UNIX/Windows(R)共通 -
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第5章 資源を配付する(資源配付)> 5.8 資源配付のシステム維持の方法> 5.8.1 システムとDRMS管理ファイルの保守

5.8.1.3 DRMS管理ファイルチェックコマンドによる調査と復旧方法

不用意なシステム電源断などでDRMS管理ファイルが壊れた場合に、コマンドを使用して壊れたファイルを特定することができます。
ここでは、DRMS管理ファイルを調査し、復旧する場合の方法を説明します。

■DRMS管理ファイルの調査

運用管理サーバ、または部門管理サーバ/業務サーバにおいて資源配付のエラーメッセージ(例:エラーメッセージの詳細情報にDRMS管理ファイルのパス名が表示されている場合など)が出力され、そのエラーメッセージからDRMS管理ファイルに異常があると判断された場合、drmsmchkコマンドを実行して、異常が発生しているDRMS管理ファイルを特定します。
なお、drmsmchkコマンドの実行は、必ず、資源配付が停止していることを確認してから実施してください。

drmsmchkコマンドを使用し、DRMS管理ファイルを調査します。

drmsmchk ↓

■DRMS管理ファイルの復旧

drmsmchkコマンドの実行結果で、DRMS管理ファイル内の異常箇所が出力されますので、その情報から壊れたファイルを特定してください。

特定したファイルのみの復旧が可能で、且つ、正常に運用されている別のサーバに同様のファイルが存在している場合は、正常なファイルをコピーして復旧してください。
また、一部のファイルのみの復旧ができない場合は、バックアップからリストアをして復旧してください。バックアップできるDRMS管理ファイルが存在しない場合は、DRMS管理ファイルを新しく構築し、運用が可能な状態にしてください。

drmsmchkコマンドの使用方法については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。


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