Systemwalker Centric Manager 使用手引書 資源配付機能編 - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第4章 構成情報を管理する | > 4.1 構成情報を操作する | > 4.1.1 インベントリ情報を管理する |
[Systemwalkerコンソール[監視]]でインベントリ情報を収集しているクライアントを選択し、[オブジェクト]メニューから[インベントリ情報の表示]を選択すると、[インベントリ情報]ウィンドウが表示されます。
[情報分類]に、選択したクライアント名とそのインベントリ情報が表示され、[詳細情報]に、[情報分類]で選択された情報の[項目]と[内容]が表示されます。
インベントリ情報の表示での注意事項
インベントリ情報
収集したインベントリ情報の文字列中にシングルクォーテーションが存在する場合、インベントリ情報画面では、シングルクォーテーションは全角のシングルクォーテーションに変換されて表示されます。基本情報のCPU名
パソコンの最新機種などでインベントリ情報を収集後、そのインベントリ情報を参照すると、CPU名が“GenuineIntel:0Xxxxx”(“GenuineIntel”はCPUの製造元を示すベンダーストリングを指します)、“GenuineIntel0Xxxxx”または、“intel:brandid:0xXX” (“intel”はIntel社のCPUを指します)のように表示される場合があります。
この場合、以下の対応を行うことによりCPU名が正しく表示されるようになります。
Windows版の場合、運用管理サーバのSystemwalkerインストールディレクトリ\Mpwalker.dm\Mpcompcl配下にあるCMCPUTB2.INFを、メモ帳などのテキストエディタで開きます。
Windows for Itanium版の場合、運用管理サーバのSystemwalkerインストールディレクトリ\Mpwalker.dm\Mpcompcl配下にあるCMCPU64.INFを、メモ帳などのテキストエディタで開きます。
UNIX版の場合、運用管理クライアントのSystemwalkerインストールディレクトリ\Mpwalker.dm\Mpcompcl配下にあるCMCPUTB2.INFを、メモ帳などのテキストエディタで開きます。
CPU名文字列内の“0xXXX”で通知された情報を元に、CMCPUTB2.INFに以下のように記述します。
例1.CPU名が“GenuineIntel:0xXXXX”(Intel社のCPU)または“GenuineIntel0xXXXX”(Intel社のCPU)の場合
;====================================
; Vendor Table
;====================================
[VENDOR1]
STRING="GenuineIntel"
INDEX="I"
;====================================
;Manufactured Table[Intel]
;====================================
[Inn]
CODE=0xXXXX
NAME="YYY"
備考. nn: 昇順の数値です。
XXXX: “GenuineIntel:0Xxxxx”または“GenuineIntel0Xxxxx”で通知された XXXX を指定します。
YYY: 機種のマニュアルなどに記載されているCPU名を指定します。
例2.CPU名が“intel:brandid:0xXX”の場合
;=====================================
; BrandID Table [Intel]
;=====================================
[BRAND]
0x01 = "Celeron"
0x02 = "Pentium-III"
0x03 = "Pentium-III Xeon"
0x04 = "Pentium-III"
0x08 = "Pentium 4"
0x0E = "Xeon"
0xXX = "YYY"
備考.XX: “intel:brandid:0xXX”で通知された XX を指定します。
YYY: 機種のマニュアルなどに記載されているCPU名を指定します。
例3.CPU名が“Intel64bit:0xXXXXXXXX”(Intel社のCPU)の場合
;====================================
; Vendor Table
;====================================
[VENDOR1]
STRING="GenuineIntel"
INDEX="I"
;====================================
;Manufactured Table[Intel]
;====================================
[Inn]
CODE=0xXXXXXXXX
NAME="YYY"
備考. nn: 昇順の数値です。
XXX: “Intel64bit:0xXXXXXXXX”で通知された XXXXXXXX を指定します。
YYY: 機種のマニュアルなどに記載されているCPU名を指定します。
例4.CPU名が“unknown:0xXXXXXXXX”の場合
;====================================
;CpuString Table[Intel/AMD]
;====================================
[Snn]
STRING="CCCCCCCC"
NAME="YYY"
備考. nn: 昇順の数値です。
CCCCCCCC: 取得できないクライアントのSystemwalkerインストールディレクトリ\Mpwalker.dm\Mpcompcl\log\cmcpuadd.log を参照し、CPUSTRING=xxxxxxxxxxから抜粋した文字列(*)を指定します。
YYY: 機種のマニュアルなどに記載されているCPU名を指定します。
(*)CPUSTRING="Intel(R) Celeron(R) CPU 2.53GHz"と出力されていた場合に以下の指定を追加します。
[Snn]
STRING="Celeron(R) CPU "
NAME="Celeron"
2.で作成したCMCPUTB2.INFを、資源配付機能で各クライアントに配付します。配付先ディレクトリには、Systemwalkerインストールディレクトリ\Mpwalker.dm\Mpcompclを指定します。
[資源配付]ウィンドウでサーバ名を編集する
システムの文字コードがUTF-8に設定されている場合
サーバ名、クライアント名は、半角英数字128文字、または全角日本語文字42文字以内で設定してください。全角日本語文字42文字を超えた設定を行った場合は、インベントリ情報機能では全角日本語文字42文字までの情報として扱われ、インベントリ情報のCSV出力等の機能が使用できなくなります。
全角日本語文字42文字を超えた設定を行ってしまった場合は、[資源配付]ウィンドウより該当サーバとクライアントの名称を変更し、全角日本語文字42文字以内となるように設定し直してください。
[スタート]メニューから[プログラム]-[Systemwalker Centric Manager]-[インベントリ情報表示]を選択すると、[インベントリ情報]ウィンドウが表示されます。
運用管理クライアントでの表示同様、[情報分類]に、選択したクライアント名とそのインベントリ情報が表示され、[詳細情報]に、[情報分類]で選択された情報の[項目]と[内容]が表示されます。
なお、[ユーザ情報]の[詳細情報]に表示される[項目]および[内容]には、それぞれ全角日本語32文字、または半角英数字64文字までが表示されます。
また、画面下部にインベントリ情報の変更履歴として、最新のインベントリ情報と前回収集したインベントリ情報との差異が表示されます。この変更履歴情報は、クライアントでだけ表示されます。
運用管理サーバからクライアントの変更履歴情報を参照するためには、リモート操作機能を利用します。リモート操作機能の詳細については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
大容量ストレージは、2テラバイトまでの表示をサポートしています。
変更履歴のリストに表示される情報は、以下の分類で表示されます。
ハードウェア情報(単独項目)
ハードウェア情報(複数項目からなる情報−キー項目なし)
ハードウェア情報(複数項目からなる情報−キー項目あり)
ソフトウェア情報
レジストリ値収集情報
それぞれに表示される内容について、以下に示します。
単独項目の場合は、以下のとおり表示します。
変更[種別] |
[項目名] |
[変更後] |
[変更前] |
追加 |
情報分類−項目名 |
追加された項目内容 |
− |
変更 |
情報分類−項目名 |
変更後の項目内容 |
変更前の項目内容 |
削除 |
情報分類−項目名 |
− |
削除された項目内容 |
関連のある複数の項目が登録される情報の場合は、以下のとおり表示します。
変更[種別] |
[項目名] |
[変更後] |
[変更前] |
追加 |
情報分類 |
情報分類のすべての情報 |
− |
削除 |
情報分類 |
− |
情報分類のすべての情報 |
複数項目からなる情報でキー項目なしの情報としては、以下のものがあります。
ネットワークカード情報
プリンタ情報(プリンタ名/プリンタ種別)
TCP/IP情報(ホスト名/IPアドレス/サブネットマスク/デフォルトゲートウェイ/DNSサーバ/DHCPサーバ)
メモリ情報(デバイスロケータ/サイズ)
ディスク情報(ベンダ名/モデル名/ディスク容量/ディスクIF/説明)
CD-ROM情報
以下の情報は変更履歴として表示されません。
関連のある複数の項目が登録される情報の場合は、以下のとおり表示します。
変更[種別] |
[項目名] |
[変更後] |
[変更前] |
追加 |
情報分類 |
情報分類のすべての情報 |
− |
変更 |
情報分類 |
情報分類のすべての情報 |
情報分類のすべての情報 |
削除 |
情報分類 |
− |
情報分類のすべての情報 |
複数項目からなる情報でキー項目がある情報としては、以下のものがあります。
ドライブ情報(ドライブ名)
ソフトウェアの情報(レジストリ検索結果、ファイル検索結果)は複数のデータからなりますが、変更履歴情報としては製品名をキーとして1つの情報とし、以下のとおり表示します。
変更[種別] |
[項目名] |
[変更後] |
[変更前] |
追加 |
情報分類 |
ソフトウェア情報の全項目 |
− |
削除 |
情報分類 |
− |
ソフトウェア情報の全項目 |
レジストリ値収集情報は複数のデータからなりますが、変更履歴情報としてはレジストリキーと項目名をキーとして1つの情報とし、以下のとおり表示します。
変更[種別] |
[項目名] |
[変更後] |
[変更前] |
追加 |
情報分類 |
レジストリ値収集情報の全項目 |
− |
削除 |
情報分類 |
− |
レジストリ値収集情報の全項目 |
変更履歴のリストで項目を選択しダブルクリック、または[表示]メニューの[変更履歴詳細]を選択すると、[変更履歴詳細]が表示されます。
[インベントリ情報表示]ウィンドウで表示される以下の内容を任意のファイルに保存することができます。
インベントリ情報
変更履歴情報
以下の形式で出力されます。
[管理情報] クライアント名 : BLACK 更新日時 : 2002.02.21 12:45 [基本情報] マシン属性 : AT/AT COMPATIBLE BIOSバージョン : PhoenixBIOS 4.0 Release 6.0,04/22/99 コンピュータ名 : BLACK ドメイン名 : COMPOSIT5 :
以下の形式で出力されます。
日時,情報分類,項目名称,変更種別,変更後情報,変更前情報
タイトル |
内容 |
日時 |
収集内容に変更が発生した日時(YYYY.MM.DD hh:mm:ss) |
情報分類 |
収集内容に変更のあったインベントリ情報の情報分類 |
項目名称 |
収集内容に変更のあったインベントリ情報の項目名 |
変更種別 |
収集内容の変更種別 |
変更後情報 |
収集内容で変更された後の情報 |
変更前情報 |
収集内容で変更される前の情報 |
メニューで[表示]−[最新の情報に更新]を選択すると、その時点でのインベントリ情報の収集が実行され、最新のインベントリ情報/変更履歴情報が表示されます。
リモート操作機能を利用することにより、運用管理サーバからクライアントの最新インベントリ情報を参照することができます。リモート操作機能の詳細については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
インベントリ情報の収集を行うには、事前に資源配付の動作環境の定義をしておく必要があります。
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