Systemwalker Centric Manager 使用手引書 資源配付機能編 - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第1章 資源を配付するための動作環境を定義する | > 1.6 運用形態に合わせた動作環境の定義 |
強制配付を行うために必要な動作環境の設定方法について説明します。
強制配付の情報設定ファイルの定義【Windows版】
サービス・エントリの定義
強制配付の情報設定ファイルの定義について説明します。この設定は、運用管理サーバだけ必要です。
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\etc\drmsfsd.ini |
情報設定ファイル(drmsfsd.ini)の設定項目および書式については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
強制配付指示の対象となるクライアントが200台を超えた状態で強制配付を行う場合には、以下の2ファイルを定義する必要があります。
強制配付グループ情報ファイル
強制配付システム構成情報ファイル
上記2ファイルを使用することにより、強制配付GUIを使用せずに強制配付グループおよび強制配付システム構成のシステムに関連する情報の追加と削除が可能になります。
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin\grpsys |
本ファイルは、インストール時に既に存在します。
システム種別,システム名称↓ |
↓:改行
システム種別
システム種別として、半角英数字で以下の内容を指定します。
先頭行にだけ必ず指定しておく必要があります。
システム名称
グループ名またはクライアント名を""で囲み、設定します。
1,"グループ管理" 2,"支店グループ" "cl","新宿支店" "cl","渋谷支店" "cl","大阪支店" "cl","神戸支店" 2,"営業所グループ" "cl","新宿営業所" "cl","大阪営業所" |
各グループの所属クライアントは、グループ名の下に記述されているクライアントが対象となります。
記述例の場合、“支店グループ”に所属するクライアントは、以下のとおりになります。
新宿支店
渋谷支店
大阪支店
神戸支店
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin\clsys.txt |
本ファイルは、インストール時には存在しません。強制配付を実施した場合に、作成されます。
システム種別,システム名称,IPアドレス↓ |
↓:改行
システム種別
システム種別として、半角英数字で以下の内容を""で囲み、指定します。
システム名称
自システム名、サーバ名またはクライアント名を""で囲み、設定します。
IPアドレス
各システムのIPアドレスを""で囲み、設定します。
ただし、自システム(OWN)は指定する必要はありません。
"1","OWN","" "2","関東地方中継サーバ","1.1.1.1" "3","東京拠点サーバ","1.1.1.2" "cl","新宿支店","1.1.1.3" "cl","渋谷支店","1.1.1.4" "cl","新宿営業所","1.1.1.5" "2","関西地方中継サーバ","1.1.1.6" "3","関西拠点サーバ","1.1.1.7" "cl","大阪支店","1.1.1.8" "cl","神戸支店","1.1.1.9" "cl","大阪営業所","1.1.1.10" |
記述例の場合のシステム構成は、以下のとおりです。
1階層 |
2階層 |
3階層 |
OWN |
関東地方中継サーバ |
東京拠点サーバ
|
関西地方中継サーバ |
関西拠点サーバ
|
強制配付指示の対象となるクライアントが200台を超えた状態で強制配付を行う場合には、以下のとおり実施する必要があります。
強制配付GUI画面より[最新の情報に更新]は実施しないでください。
強制配付GUI画面から配付指示を行う場合、グループ構成GUI画面より1グループ単位で配付指示を実施してください。
強制配付コマンドから配付指示を行う場合、“-l”オプションに“old”を指定して配付指示を実施してください。
新規にシステムを追加した場合は、強制配付システム構成情報ファイルに追加したいシステムを記述してください。また、強制配付グループに追加したい場合は、強制配付グループ情報ファイルに追加したいシステムを記述してください。
既存のシステムを削除した場合は、強制配付システム構成情報ファイルから削除するシステムを削除してください。また、削除するシステムが強制配付グループに含まれている場合は、強制配付グループ情報ファイルから削除するシステムを削除してください。
資源配付で定義していないサーバおよびクライアントは、強制配付グループ情報ファイルおよび強制配付システム構成情報ファイルには追加しないでください。
強制配付グループ情報ファイルおよび強制配付システム構成情報ファイルを編集する場合は、強制配付GUI画面を終了させた状態で編集してください。
強制配付GUI画面より[最新の情報に更新]を実施した場合、強制配付グループ情報ファイルおよび強制配付システム構成情報ファイルを自動更新するため使用しないでください。
強制配付では、以下のサービス・エントリを使用します。
サービス名 |
ポート番号 |
プロトコル名 |
備 考 |
drmsfsd |
4098 |
tcp |
サーバ−クライアント間 |
ポート番号を変更する場合は、servicesファイルのdrmsfsdのポート番号を変更してください。変更するポート番号は、ネットワーク内で一意な番号になるように設定してください。なお、変更する場合は、サーバおよびクライアントの値を同時に変更する必要があります。
ポート番号変更後は、強制配付機能を再起動してください。
SystemWalker/CentricMGR V5.0L10から、強制配付機能のポート番号の初期値が8000番から4098番に変更になりました。そのため、SystemWalker/CentricMGR V4.0において、強制配付機能のポート番号として8000番を使用していた場合は、本値を8000番に変更してネットワーク内で統一してください。
ポート番号に8000番が使えない場合は、4098番でネットワーク内のポート番号を統一してください。
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