Systemwalker Centric Manager 使用手引書 資源配付機能編 - UNIX/Windows(R)共通 -
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第1章 資源を配付するための動作環境を定義する

1.2 画面のアクセス権を定義する

資源配付機能を利用するために必要な権限を、[Systemwalkerコンソール]において利用者ごとに設定することができます。

Systemwalker Centric Managerは、ローという単位で各機能の利用権限を定義しています。ロールとは、共通の役割(権限)を持つ利用者から構成するグループのことです。資源配付機能をインストールすると、以下のロールが登録されます。

[表:機能の使用を許可するためにユーザを所属させるロール]

ロール名

説明

使用機能

DistributionAdmin

DistributionOperation

DistributionReference

資源配付の管理系ロール

資源配付の操作系ロール

資源配付の参照系ロール

資源配付


管理者は、ユーザを上記のロールに適宜所属させてください。所属させるロールの種類により、ユーザが使用できる機能と利用権限が決まります。ロールと利用可能な機能の関係は、以下のとおりです。

表:機能の使用を許可するためにユーザを所属させるロール”に記載したロールに所属していない一般のユーザは、Systemwalker Centric Managerの機能を使用できません。

また、運用管理サーバまたは運用管理クライアント([Systemwalkerコンソール]を起動するOS)がWindows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EE、Windows (R) 2000、Windows(R) XPまたはWindows Vistaの場合、Windowsにログインするユーザについても“表:機能の使用を許可するためにユーザを所属させるロール”に記載したロールに所属させるか、Administratorsグループに所属させる必要があります。

【SolarisおよびLinux版の場合】

スーパーユーザは、セキュリティ情報の設定(ロールへの所属、ツリーに対するアクセス権の設定)の実施にかかわらず、アクセス制御の対象外として常に更新権を持つユーザとして扱われます。

【Windows版の場合】

Administratorsグループに所属するユーザは、セキュリティ情報の設定の実施にかかわらず、アクセス制御の対象外として常に更新権を持つユーザとして扱われます。

[表:資源配付を使用するために必要な権限]

メニュー項目(機能)

更新

操作

参照

[オブジェクト]

[新規作成] −[サーバ]
        [クライアント]
        [システムグループ]
        [資源]
        [業務]
        [メンテナンス作業]
[コピー]
[移動]
[削除]
[プロパティ]
[終了]































[アクション]

[資源の登録]/[移動]/[コピー]/[削除]
[業務の追加]/[削除]
[メンテナンス作業の追加]/[コピー]/[削除]
[資源の配付]/[適用]
[指定サーバの状況検索:異常情報のみ]
[指定サーバの状況検索:全情報]
[インベントリの収集]
[移出]/[移入]
[クライアントのステータスリカバリ]

























[表示]

[版数単位の状況表示]
[表示メンテナンス項目の選択]
[異常システムを確認]
[ローカル情報で更新]
[インベントリの表示]
[その他表示モードの設定]
















[ツール]

[ソフトウェア辞書エディタ]
[インベントリ情報検索]
[強制配付]







[設定]

[資源配付手順セットアップ]
[環境]
[監視]
[配付宛先の事前設定]
[システム構成の読み込み]
[連携]
[ポリシー] −[サーバ環境設定]
      [クライアント環境設定]
[管理情報の保持形態] −[一時ファイルに保存]
            [管理ファイルに保存]
           [一時ファイルのクリア]































[ウィンドウ]

[ヘルプ]


○ :  操作可
△ :  サーバ、クライアント、システムグループ操作は不可
− :  操作不可
備考.

運用管理サーバのユーザをロールに登録する方法

運用管理サーバのユーザをロールに所属させる手順を以下に説明します。

  1. [Systemwalkerコンソール]の[ポリシー]メニューから[ポリシーの定義]-[利用者のアクセス権設定]を選択します。

    → [ロール一]ダイアログボックスが表示されます。

    [ロールのプロパティ]には、登録されている[ロール名]および[説明]が表示されます。

  2. 更新するロール名を一覧から選択し、[プロパティ]ボタンをクリックします。

    → [ロール情]ダイアログボックスが表示されます。

    当該ロールに所属するメンバーが、[所属するメンバー]リストボックスに表示されます。

  3. ロールに所属するユーザを追加するため、[追加]ボタンをクリックします。

    → [ロールへのユーザの追]ダイアログボックスが表示されます。

  4. [ロールへのユーザの追加]ダイアログボックスでロールに所属させるユーザを選択し、[追加]ボタンをクリックします。ロールへ追加するすべてのユーザを選択後、[OK]ボタンをクリックします。[ロール情報]ダイアログボックスが表示されます。

  5. [ロール情報]ダイアログボックスで[OK]ボタンをクリックすると、[ロール一覧]ダイアログボックスが表示されます。

  6. [ロール一覧]ダイアログボックスで[終了]ボタンをクリックします。

◆部門管理サーバ/業務サーバのユーザをロールに登録する方法

部門管理サーバまたは業務サーバ上のユーザをロールに所属させる手順を以下に説明します。

  1. [スタート]メニューから[プログラム]-[Systemwalker Centric Manager]-[環境設定]-[利用者のアクセス権]を選択します。

    → [ログイ]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [ログイン]ダイアログボックスで接続する部門管理サーバ/業務サーバの[ホスト名]、[ユーザ名]、[パスワード]を入力し、[OK]ボタンをクリックします。なお、Windows(R)のサーバに接続する場合は、[ドメイン名]の指定が可能です。

    【Windows(R)の場合】

    → [ロール一覧]ダイアログボックスが表示されます。

  3. [ロール一覧]ダイアログボックス以降の操作手順は、“運用管理サーバのユーザをロールに登録する方法”の手順2以降を参照してください。


【SolarisおよびLinuxの場合】


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