Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第2章 [Systemwalkerコンソール] | > 2.1 コンソールを使用する |
[Systemwalkerコンソール]を起動する手順を説明します。
[Systemwalkerコンソール]は、以下のユーザで起動します。
操作するコンピュータ:運用管理クライアント
起動ユーザ |
[Systemwalkerコンソール[ログイン]]画面で指定したユーザ |
起動ユーザ |
[Systemwalkerコンソールセットアップ]画面で指定したユーザ |
操作するコンピュータ:運用管理サーバ
起動ユーザ |
運用管理サーバのコンピュータのログインユーザ |
操作するコンピュータ:運用管理クライアント
[Systemwalkerコンソール[ログイン]]画面
起動ユーザ |
運用管理クライアントのコンピュータのログインユーザ |
起動ユーザ |
[Systemwalkerコンソール[ログイン]]画面で指定したユーザ |
起動ユーザ |
[Systemwalkerコンソールセットアップ]画面で指定したユーザ |
ユーザの所属グループ |
[Systemwalkerコンソール[編集]]を操作する |
[Systemwalkerコンソール[監視]]を操作する |
Administratorsグループ |
○ |
○ |
DmAdminロール |
○ |
○ |
DmOperationロール |
× |
○ |
DmReferenceロール |
× |
○ |
○:操作可能、×:操作不可
ユーザをロールに登録する方法については、“アクセス権を定義する”を参照してください。
設定項目と初期値を説明します。
初期値:なし
初期値:8002
初期値:[起動時にログイン画面を表示する]
初期値:[常に自動再接続を行う]
初期値:180秒
初期値:0回
初期値:600秒
初期値:3回
設定手順を説明します。
→[Systemwalkerコンソールセットアップ]ダイアログボックスが表示されます。
[Systemwalkerコンソールセットアップ]画面の詳細は、“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”を参照してください。
[Systemwalkerコンソールセットアップ]画面で、[起動時にログイン画面を表示しない](運用管理クライアントのみ)および、[常に自動再接続を行う]を指定した場合の手順を説明します。
自動再接続については、“自動再接続において[Systemwalkerコンソール]を起動する”を参照してください。
→[Systemwalkerコンソール]が表示されます。
接続先の運用管理サーバのホスト名が設定されていない場合
接続先の運用管理サーバのホスト名が設定されていない場合、以下のダイアログが表示されます。
→[Systemwalkerコンソールセットアップ]ダイアログボックスが表示されます。
→[Systemwalkerコンソール]が表示されます。
接続先運用管理サーバのObject Director のポート番号が設定されていない場合
接続先運用管理サーバのObject Director のポート番号が設定されていない場合、以下のダイアログが表示されます。
このダイアログが表示された場合に、Object Director のポート番号を設定する手順を説明します。
→[Systemwalkerコンソールセットアップ]ダイアログボックスが表示されます。
→[Systemwalkerコンソール]が表示されます。
リモートデスクトップ(ターミナルサービス)の接続先の環境が、以下の[接続先環境に関する注意]のすべての条件を満たす場合、[Systemwalkerコンソール]を使用することができません。その場合、下記の[[Systemwalkerコンソール]使用中ユーザの強制ログオフ]に従って作業を実施後、[Systemwalkerコンソール]を使用してください。
[接続先環境に関する注意]
[[Systemwalkerコンソール]使用中ユーザの強制ログオフ]
以下の手順で、[Systemwalkerコンソール]を使用中のユーザを強制的にログオフします。
[Windows(R) 2000でリモートデスクトップを使用する場合]
Windows(R) 2000で動作している[Systemwalkerコンソール]の操作メニューからリモートデスクトップを使用する場合は、Windows(R) XP ProfessonalまたはWindows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EEのインストールCDを使用して「リモートデスクトップ接続」のクライアントソフトをインストールしてください。
また、Microsoftのダウンロードサイトにも以下のソフトウェアが公開されています。
ソフトウェア名:Windows XP Remote Desktop Connection software
自動再接続コンソールを使用すると、[Systemwalkerコンソール]が終了した場合には、自動的に再接続されます。以下の現象が発生すると、[Systemwalkerコンソール]は終了します。
自動再接続コンソールを使用すると、タスクトレイには自動再接続機能のアイコンが表示されます。以下の条件のとき、タスクトレイのアイコンの背景が赤色で表示されます。
上記の[自動再接続アイコン]をダブルクリックすると、[自動再接続]ウィンドウが表示されます。自動再接続の状態によって、次の4パターンのどれかで表示されます
状態 |
説明 |
運用中 |
正常に運用している。 |
再接続中 |
[Systemwalkerコンソール]が異常終了し、通信環境の確認を行っている。 |
起動確認中 |
[Systemwalkerコンソール]が起動し、再接続後に正常運用されたと見なすまでの間の状態 |
再接続停止 |
異常が発生し、再接続を試みたがリトライ回数をオーバーして接続に失敗した。 |
以下の項目を変更できます。
画面を使用して変更する場合
→[Systemwalkerコンソールセットアップ]ダイアログボックスが表示されます。
定義ファイルを使用して変更する場合
自動再接続定義ファイル名 |
Mpbcmdmn.ini |
インストール先 |
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpbcmgui\etc |
自動再接続コンソール
初回起動時のノード検出
[Systemwalkerコンソール[監視]]を初めて起動する場合は、[ノード検出]ダイアログボックスが表示されます。[ノード検出]ダイアログボックスでは、“運用管理サーバが属するサブネット”、または“LAN接続されたネットワーク”上のノードを自動的に検出することができます。ノードの自動検出を行わない場合は、[キャンセル]ボタンをクリックします。
ノード検出の設定項目を以下に示します。
- [検出モード]
- [検出対象]
- [ポーリング]([タイムアウト時間]、[リトライ回数])
- [SNMPエージェント]([コミュニティ名](SNMPv1,v2Cの場合)、[SNMPv3の設定](SNMPv3の場合)、[バージョン])
なお、接続先の運用管理サーバの運用形態が以下の場合には、ノード検出は実行されません。
- 全体監視サーバ
- 冗長二重化されている場合の従系サーバ
ノード検出の設定については、“ノードを検出する”を参照してください。
[Systemwalkerコンソール[監視]]は、監視対象のノードや業務/アプリケーションで発生した異常および稼働状態を監視するためのウィンドウです。また、[Systemwalkerコンソール]では、各種操作機能の呼び出しやポリシーの定義/配付を行うことができます。
[Systemwalkerコンソール]の[機能選択]コンボボックスで[監視]を選択するか、[機能]メニューから[機能選択]-[監視]を選択して、[Systemwalkerコンソール[監視]]を表示します。
インストール直後の場合は、[Systemwalkerコンソール[監視]]が自動的に表示されます。
[Systemwalkerコンソール[編集]]は、ツリーを編集したり、監視対象のノードや業務/アプリケーションを追加するためのウィンドウです。また、各オブジェクト間を関係付けることにより、監視時に異常が発生した場合の影響範囲を定義することができます。
[Systemwalkerコンソール]の[機能選択]コンボボックスで[編集]を選択するか、[機能]メニューから[機能選択]-[編集]を選択して、[Systemwalkerコンソール[編集]]を表示します。
[Systemwalkerコンソール]に表示されるメニュー項目の一覧については、“[Systemwalkerコンソール]のメニュー項目”を参照してください。選択しているツリーによって、利用可能なメニュー項目が異なります。また、DmOperationロールまたはDmReferenceロールに所属するユーザの場合、利用可能なメニュー項目が制限されます。
[Systemwalkerコンソール]では、以下のツリーを使用できます。
[ノード一覧]ツリーと[ノード管理]ツリーの編集方法については、“ノードを管理するための設定を行う”を参照してください。[業務管理]ツリー、[アプリケーション一覧]ツリー、[データベース一覧]ツリーおよび[管理者一覧]ツリーの編集方法については、“監視する業務を登録する”を参照してください。
ツリーの違いと用途について以下に一覧を示します。
ツリー名 |
説明 |
階層 |
ノード一覧 |
Systemwalkerの運用形態に合わせた階層で、ノードを管理します。ノード一覧ツリーはインストール時に自動的に作成されます。ノードや部門、サブネット、クラスタの作成、更新、削除はこのツリーでしか行えません。 |
ノード一覧ツリーを含めて3階層まで作成可能 |
ノード管理ツリー |
目的にあった配置/監視を行いたい場合に作成します。
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業務管理ツリー |
ノード管理ツリーでの監視に加えて、アプリケーション、データベース、管理者、ワークユニット、パッケージを同一フォルダに加えて監視を行うことが可能です。
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[Systemwalkerコンソール]のツリーを切り替える場合、注意する事項について説明します。
[Systemwalkerコンソール]は、ツリー上で選択したフォルダに所属するノード、アプリケーション、業務などのオブジェクトを“マップ形式”または“リスト形式”で表示することができます。各表示形式は、[表示]メニューから[マップの表示]または[リストの表示]を選択して切り替えます。表示形式は一度変更すると、別のツリーやフォルダに移動しても有効です。
Systemwalkerコンソールでツリーを“リスト形式”で表示した際に、[詳細]項目に表示されるアルファベットの意味は以下のとおりです。
アルファベット文字
意味
詳細
S
システム監視対象ノード
対象のノードでシステム監視の機能が使用可能です。
P
性能監視(ネットワーク性能)対象ノード
対象のノードで性能監視の機能が使用可能です。
A
アプリケーション管理対象ノード
対象のノードでアプリケーション管理の機能が使用可能です。
I
インターネット管理対象ノード
対象のノードでインターネットサーバ管理の機能が使用可能であることを表します。 このフラグが付いているノードではインターネットサーバ管理のポリシーが設定可能です。
C
PowerChute Plus対象ノード
対象のノードでPowerChute Plusの機能が使用可能です。
M
PMAN対象ノード
対象のノードでPMANの機能が使用可能です。
L
Wakeup On Lan対象ノード
対象のノードでWakeup On Lanの機能が使用可能です。
T
パーティション電源制御対象ノード(Linux for Itanium版の場合)
対象のノードでパーティション電源制御の機能が使用可能です。
W
PowerChute Plus, PMAN, Wakeup On LAN, または、パーティション電源制御(Linux for Itanium版の場合)以外の電源制御装置対象ノード
対象のノードで左記以外機能が使用可能です。
E
インターネット環境のノード
対象のノードはインターネット環境のノードです。
D
DHCP対象ノード
対象のノードでDHCP運用が可能です。
R
RAS接続ノード
対象のノードでRAS接続できます。
V
仮想ノード
対象のノードは仮想ノードです。
“リスト形式”で表示する場合、表示するオブジェクトの種類を絞り込んだり、表示する項目を選択することができます。これらの操作は[リスト表示の設定]ダイアログボックスから行います。[リスト表示の設定]ダイアログボックスは、以下の手順で表示します。
- [表示]メニューから[リストの表示]を選択し、リスト形式に切り替えます。
- [表示]メニューから[表示の設定]を選択し、[リスト表示の設定]ダイアログボックスを表示します。
表示の絞り込みは一度変更すると、別のツリーやフォルダに移動しても有効となっています。
発生した監視イベントが一覧で表示されます。表示される監視イベントの件数は、起動時には最大100件(注)です。その後、監視イベントが発生するたびに、最大で1,000件(注)まで表示できます。
番号の古い対処済みイベントが[監視イベント一覧]から消え、新しい監視イベントが表示されます。
番号の古い監視イベントが[監視イベント一覧]から消え、新しいイベントが表示されます。
注)[Systemwalkerコンソール]起動時の表示イベント件数、および運用時の表示イベント件数は、カスタマイズが可能です。詳細は、“Systemwalker Centric Managerリファレンスマニュアル”の“Systemwalkerコンソールサービスの定義ファイル”を参照してください。
イベント監視の条件定義については、“イベント監視の条件を定義する”を参照してください。
ただし、登録済みの[監視イベント種別]が付加されていないメッセージでも、監視イベント種別に“その他”が登録されている場合は、自動的に“その他”が設定され、[監視イベント一覧]に表示されます。
[機能]メニューの[終了]を選択します。自動再接続を使用していた場合、[Systemwalkerコンソール]を終了すると自動再接続機能も終了します。
[自動再接続]ウィンドウの[自動再接続機能の終了]ボタンをクリックすると、自動再接続機能を終了することができます。このとき、[Systemwalkerコンソール]が起動している場合は、手動で[Systemwalkerコンソール]を終了させる必要があります。
[Systemwalkerコンソール]を終了する際、[Systemwalkerコンソール]上から起動した画面(以降、“[Systemwalkerコンソール]上から起動した画面”を“子画面”と略します)が起動中の場合は、子画面についても[Systemwalkerコンソール]の終了に合わせて終了します。
- 終了対象となる子画面は、Systemwalker Centric Manager製品に含まれる画面です。下記機能で登録された画面などのSystemwalker Centric Manager以外の画面については終了しません。
- [操作メニュー登録]画面、およびmpaplreg(監視画面のメニュー項目登録コマンド)で登録された画面
- [カスタマイズ]画面の[監視イベント種別]タブ内で、連携製品として登録された画面
- OS標準のping、ftpなど
- バッチ業務などの他製品の画面
- [Systemwalkerコンソール]を終了する際、終了対象となる子画面の一覧がダイアログ表示されますので、対象画面を終了しても問題ないかを確認後、一覧ダイアログ上の[OK]ボタンを押下することで子画面が終了します。なお、子画面について編集/操作中の画面がある場合、該当の画面を閉じてから[Systemwalkerコンソール]を終了するようにしてください。
ただし、[Systemwalkerコンソール]がネットワーク断などの原因により異常終了した際には、一覧ダイアログは表示されずに子画面が終了します。- [Systemwalkerコンソール]を終了する際、表示されているメッセージボックスについても[Systemwalkerコンソール]の終了に合わせて終了します。また、各ノードに対して何らかの操作を行いその処理結果をメッセージボックスで表示する場合がありますが、処理が完了する前に[Systemwalkerコンソール]を終了した場合もメッセージボックス表示されなくなります。
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