Systemwalker Centric Manager バージョンアップガイド - UNIX/Windows(R)共通 -
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第1章 対象製品と条件> 1.2 本製品にバージョンアップした場合の変更点

1.2.1 V13.2.0で変更された機能

V13.2.0では、以下の機能が変更されています。

変更された機能

説明

詳細

サーバ性能監視

サーバ性能監視機能での監視項目に、以下を追加しました。

・AIX版

 −実メモリ使用率

 −実メモリ空き容量

 −ページファイル使用量

 −ページファイル空き容量

・HP-UX版

 −HD待ち要求数

・Linux版

 −ページフォルト値

 −ディスクビジー率

 −プロセッサ待ちスレッド数

 −HD待ち要求数

サーバ性能監視については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“ネットワーク/システムを監視する”を参照してください。

ネットワーク性能監視機能

mptrfnod(性能監視監視対象設定コマンド)に、-fオプションを追加しました。

-fオプションを指定することにより、ネットワークの性能監視機能が無効の場合でも、mptrfnodコマンドで指定したノードに対する性能監視を有効にすることができます。

mptrfnod(性能監視監視対象設定コマンド)については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

F3crTrfBcsv(性能情報のCSV出力コマンド)に、-qオプションを追加しました。

-qオプションを指定すると、指定したCSVファイルがすでに存在する場合は、メッセージを出力してコマンドは異常終了します。

-qオプションを指定しない場合は、指定したCSVファイルは上書きされます。

F3crTrfBcsv(性能情報のCSV出力コマンド)については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

SNMPv3でノード検出を行う場合の暗号化アルゴリズムに、以下を追加しました。

・AES

・3DES

また、上記のアルゴリズム追加に伴い、mptrptrc(トラップイベントトレースコマンド)に、暗号化ルゴリズムを指定するための、-Pオプションを追加しました。

ネットワーク性能監視については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“ネットワーク/システムを監視する”を参照してください。

mptrptrc(トラップイベントトレースコマンド)については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

Systemwalker Resource Coordinatorとの連携
【Windows版】

Windows版 Systemwalker Resource Coordinator のマネージャ機能との連携により、UNIX版と同様、同一構成のサーバを容易に構築/運用することができます。

Systemwalker Resource Coordinatorとの連携を使用した運用については、“Systemwalker Centric Manager PRIMERGY/PRIMEQUEST運用管理ガイド”の“Resource Coordinatorを使用する場合(PRIMERGY)”を参照してください。

フレームワークデータベースの構築

RDB専用パーティションを用意しなくてもファイルシステム上にフレームワークデータベースを作成することができます。

フレームワークデータベースの作成手順については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”の“フレームワークのデータベース作成【Solaris版/Linux版】”を参照してください。

資源配付

drmsmchk(DRMS管理ファイルチェックコマンド)により、異常箇所を容易に検出することができます。

drmsmchk(DRMS管理ファイルチェックコマンド)の詳細については、"Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル"を参照してください。

drmsdlt(サーバ用削除コマンド)で宛先システムを削除した場合、宛先システムを含む配下サーバも同時に削除することができます。

drmsdlt(サーバ用削除コマンド)の詳細については、"Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル"の"システム名の削除"を参照してください。

システム監視

Linux(Intel64)上で動作するPRIMECLUSTER のクラスタサービスを運用形態名で監視することができます。
Linux(Intel64)上で動作するPRIMECLUSTER の共有ディスクのログファイル監視することができます。
PRIMECLUSTERを導入したLinux(Intel64)ノードを監視マップのクラスタフォルダへ自動登録することができます。

詳細については、“Systemwalker Centric Manager業務サーバクラスタ適用ガイド”を参照してください。

Systemwalkerコンソール

監視イベント一覧に表示するイベント件数が以下のようにカスタマイズすることができます。
[Systemwalkerコンソール起動時の表示件数]
 初期値(未設定時) : 100 件
 設定可能な最大値 : 5,000 件
[最大表示件数]
 初期値(未設定時) : 1,000 件
 設定可能な最大値 : 5,000 件
ノードプロパティでホスト名を追加/変更した場合、警告メッセージダイアログが表示されます。

監視イベント一覧に表示するイベント件数の設定方法については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

mpaplreg(監視画面のメニュー項目登録コマンド)に、以下の機能を追加しました。

  • コマンド実行時のログイン認証機能(認証しないとコマンドが実行できません)
    新規に追加された -f オプションを使用し、あらかじめログインのユーザ名/パスワードを登録することで、コマンドを実行するたびにユーザ/パスワードを要求されなくなります。

mpaplreg(監視画面のメニュー項目登録コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

異なるバージョンレベルの運用管理クライアントから接続があった場合、接続が許可されなかった旨のメッセージがシスログに出力されます。

出力されるメッセージの詳細については、“Systemwalker Centric Manager メッセージ説明書”を参照してください。

Web連携を使用するための設定方法に匿名ユーザの変更を追加しました。

Web連携を使用するための設定方法については、“Systemwalker Centric Manager導入手引書”の“Web連携機能を利用する場合の環境設定”の“匿名ユーザの変更”を参照してください。

Systemwalkerコンソールの監視リスト、監視イベント一覧での以下の操作時にダブルクリックでの操作が行えるようになりました。

【監視リスト】

  • フォルダ選択時

 フォルダに含まれるオブジェクトが監視マップ/リストに表示されます。

  • オブジェクト選択時

 オブジェクトのプロパティ画面が表示されます。

【監視イベント一覧】

  • イベント選択時

 選択中イベントの対処画面が表示されます。

Systemwalkerコンソールについては、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“[Systemwalkerコンソール]”を参照してください。

インストール

Solaris 10 ZFS環境へのSystemwalker Centric Managerのインストールができます。

インストールについては、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”の“Systemwalker Centric Managerのインストール”-“CD-ROMからのインストール”を参照してください。

ヘルプデスク

ヘルプデスク用コマンドの実行に必要な権限が変更されました。
ヘルプデスクの各コマンドは、管理者のみ実行可能です。

各コマンドの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

V13.2.0以降とV13.1.0以前の間で、ヘルプデスクサーバ(ヘルプデスクのデータベースが配置されているサーバ)とヘルプデスククライアントは接続できません。

[ヘルプデスク クライアント設定]の[データベースログインID] は、“hd_user”またはデータベース作成時のユーザだけ指定できます。

[ヘルプデスク サーバ設定]は、ローカルコンピュータ上のAdministratorユーザで実行する必要があります。また、Systemwalkerコンソールのメニューからではなく、[ヘルプデスク機能]ダイアログボックスから起動してください。

詳細については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”の“運用管理クライアント・クライアントの環境構築”の“ヘルプデスク機能を利用する場合の環境設定”を参照してください。

運用環境保守ウィザード

運用環境保守ウィザードを使用する場合、運用管理サーバにおいてローカルコンピュータ上のAdministratorユーザで実行する必要があります。

詳細については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”の“運用管理サーバの環境構築”を参照してください。

保守情報収集ツール

保守情報収集ツールを使用する場合、運用管理サーバにおいてローカルコンピュータ上のAdministratorユーザで実行する必要があります。

詳細については、“Systemwalker Centric Manager メッセージ説明書”の“保守情報の収集方法”を参照してください。


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