Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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1.2.216 opamsgrev(メッセージ検索コマンド)
■機能説明
本コマンドは、メッセージログを、日時、ホスト名、文字列によって検索し、出力します。
■記述形式
opamsgrev |
[-o filename] [-n hostname] [-s starttime] [-e endtime] [-a] [-f file1,…] [-j] [-c] [--] [condition1 condition2 …] |
■オプション
- -o filename:
- 検索結果を出力するファイル名を指定します。省略した場合、標準出力に出力します。
- -n hostname:
- 検索対象とするホスト名を指定します。省略した場合、すべてのシステムを対象に検索します。
- -s starttime:
- 検索を開始する日時を指定します。省略した場合、メッセージログファイル中の最古の日時から検索します。starttimeは、以下の形式の12桁の数字で指定します。
YYMMDDhhmmss:
- YY:
- 西暦の下2桁。1970年から2037年までが有効です。すなわち、70〜99を指定した場合は、1970年から1999年とみなされます。00〜37を指定した場合は、2000年から2037年とみなされます。
- MMDD:
- MM月DD日
- hhmmss:
- hh時 mm分 ss秒
- -e endtime:
- 検索を終了する日時を指定します。省略した場合は、メッセージログファイル中の最新の日時まで検索します。endtimeは、-sオプションで指定するstarttimeと同じ形式で指定します。
- -a:
- condition1 condition2 ……で指定した検索文字列がすべて含まれるメッセージを検索します(AND条件)。
- -f file1,…:
- 検索対象となる(Mpmsgpsvコマンドにより)バックアップされたメッセージログファイルを指定します。同時に20個までのファイルを指定できます。複数のファイルを指定する場合は、ファイル名とファイル名の間をコンマ(,)で区切ります。また、UNIX版でかつ、業務サーバおよび部門管理サーバの場合は、全体を引用符(‘または”)で囲んで空白で区切って複数ファイルを指定することもできます。
省略した場合は、メッセージログテーブル全体を検索します。
- -j:
- ジョブ番号を出力します。
コマンドの出力は以下のようになります。(△:半角空白1個)
日時△ホスト名△ジョブ番号△メッセージテキスト
ジョブ番号が空白文字である場合もあり、その場合ジョブ番号のところには空白文字がそのまま入ります。
ジョブ番号が入っていない場合は以下のようになります。
日時△ホスト名△△メッセージテキスト
“-j”オプションを指定しないときは以下の出力となります。
日時△ホスト名△メッセージテキスト
- -c:
- 運用管理サーバだけで有効なオプションです。運用管理サーバでは、このオプションを指定しない場合はメッセージテキスト中の復帰コード(\r)、改行コード(\n)は空白で置き換えられて出力されます。このオプションを指定すると空白で置き換えられずそのまま出力されます。
運用管理サーバ以外では、メッセージテキスト中の復帰コード,改行コードは常にそのまま出力されます。”
- --:
- オプション指定終了記号です。これによって、condition1 condition2 …指定する文字列に、“-”を含めることができます。
- condition1 condition2 …:
- 検索条件の文字列を指定します。検索文字列は、最大5つまで指定することができます。また、一つの検索文字列は、64バイト分以内が有効となります。日本語も入力できます。省略した場合、時間内のすべてのメッセージが出力されます。
検索文字列に空白を含む場合は、文字列を”(ダブルクォーテーション)で括ってください。
■復帰値
- 0:
- 正常終了
- 0以外:
- 異常終了
※検索条件に一致しなかった場合は、以下の復帰値となります。
- 運用管理サーバの場合:
- 0
- 運用管理サーバ以外の場合:
- 2
■参照
表:イベント監視用コマンド
■コマンド格納場所
Windows |
Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker.dm\bin |
UNIX |
/opt/systemwalker/bin |
■実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
- 運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバでは、Administrator権限/DmAdmin権限/DmOperation権限/DmReference権限が必要です。
- 運用管理クライアント/クライアントでは、一般ユーザの権限が必要です。
- Windows Vista で本コマンドを実行する場合、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してください。
以下にコマンドプロンプトの起動例を示します。
例:
[スタート]-[アクセサリ]-[コマンド プロンプト]を右クリックして表示されるメニューから、[管理者として実行]を選択して起動する。
- 運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバで実行可能です。
- 運用管理クライアント/クライアントでは、[イベント監視]を選択インストールしたとき実行可能です。
【UNIX】
- 運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバでは、システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
- 運用管理クライアント/クライアントでは、一般ユーザの権限が必要です。
- 運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバで実行可能です。
- 運用管理クライアント/クライアントでは、[イベント監視]を選択インストールしたとき実行可能です。
■注意事項
- 検索結果として表示される日時は、メッセージが発生した時点でのメッセージ発生システムでの日時です。また、検索条件として指定された日時は、ロギングされた日時をもとに検索されます。そのため、以下の状態になる場合がありますので注意してください。
- 条件で指定した日時の範囲からはずれているメッセージまで検索されます。
- 複数システムのメッセージを同時に検索した場合、検索結果の表示でメッセージが時間順に並びません。
- コマンドを実行する環境のLANGとシステムのコード系を同一のものにしてください。
■使用例
コマンドの入力例を以下に示します。以下の条件で検索しています。
■実行結果/出力形式
検索結果の情報を以下に示します。

表示形式について、1行目のメッセージを例に以下に説明します。

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