Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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目次
索引
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1.2.177 mppolclone(ポリシー複製コマンド)
■機能説明
ポリシー情報の複製(クローン)を作成するために、運用管理サーバ上で定義されているマスタノードのポリシー定義情報の移出/移入を行います。
■記述形式
mppolclone |
{-b 移出先ディレクトリ|-r 移入元ディレクトリ} {-h ホスト名|-i IPアドレス} |
■オプション
- -b 移出先ディレクトリ:
- “移出先ディレクトリ”が示すディレクトリに、ポリシー情報を移出(退避)します。“移出先ディレクトリ”は、フルパスで指定します。本オプションは、-rオプションと組み合わせて指定することはできません。
- -r 移入元ディレクトリ:
- “移入元ディレクトリ”が示すディレクトリのポリシー情報を移入します。“移入元ディレクトリ”には、以前移出(退避)したポリシー情報が格納されているディレクトリを、フルパスで指定します。本オプションは、-bオプションと組み合わせて指定することはできません。
- -h ホスト名:
- ポリシー情報を移出/移入するマスタノードのホスト名(ノードプロパティとしてホスト名として設定されている値)を指定します。ホスト名は物理IPアドレスに対するホスト名を指定して実行してください。本オプションは-iオプションと組み合わせて指定することはできません。
- -i IPアドレス:
- ポリシー情報を移出/移入するマスタノードのIPアドレスを指定します。IPアドレスは物理IPアドレスを指定して実行してください。本オプションは-hオプションと組み合わせて指定する事はできません。
■復帰値
- 0:
- コマンドが正常終了しました。
- 1:
- コマンドが異常終了しました。
■コマンド格納場所
Windows |
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpcmtool\backup\bin |
Solaris
Linux |
/opt/systemwalker/bin |
■実行に必要な権限/実行環境
- 移出/移入対象となるマスタノードは、コマンドを実行する運用管理サーバの管理対象ノードである必要があります。
- 移入する場合、ポリシー情報のクローンを作成するノードと、ポリシー情報を移出したマスタノードにインストールされているSystemwalker Centric Managerは同一バージョン、同一インストール種別である必要があります。また、Systemwalkerインストールディレクトリ、その他関連製品の構成についても同一である必要があります。
- 移入する場合、移入を行うマスタノードのポリシーデータ(-bオプションで移出したデータ)は、移入コマンドを実行するサーバと同一サーバで採取されている必要があります。
- 本コマンドを実行する前に、Systemwalker Centric Managerの機能(サービス/デーモン)が正常に起動されていることを、mppviewc(プロセスの状態表示コマンド)を使用して確認してください。
【Windows】
- Administrator権限が必要です。
- 運用管理サーバで実行可能です。
【Solaris/Linux】
- システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
- 運用管理サーバで実行可能です。
■注意事項
- 移出時に出力先ディレクトリが存在していない場合、ディレクトリを作成するかどうか確認メッセージを出力します。確認メッセージに対し“y”を入力すると、ディレクトリを作成し処理を継続します。確認メッセージに対し“y”以外を入力すると、コマンドが復帰コード0で終了します。
- 移出時に出力先ディレクトリが存在していた場合、既存のディレクトリを削除(clear)するかどうか確認メッセージを出力します。確認メッセージに対し“y”を入力すると、ディレクトリを削除し処理を継続します。確認メッセージに対し“y”以外を入力すると、コマンドが復帰コード0で終了します。
- アプリケーションの監視を行うには、指定したホスト名にポリシー情報を移入後、移入されたアプリケーションを業務管理ツリーに登録してください。
登録方法については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
■使用例1
運用管理サーバで、指定したホスト名(hostname)のポリシー情報を移出します。
【Windows】
mppolclone -b c:\work\data -h hostname
【Solaris/Linux】
# mppolclone -b /work/data -h hostname
■使用例2
運用管理サーバで、指定したIPアドレス(10.10.10.10)のポリシー情報を移出します。
【Windows】
mppolclone -b c:\work\data -i 10.10.10.10
【Solaris/Linux】
# mppolclone -b /work/data -i 10.10.10.10
■使用例3
運用管理サーバで、指定したホスト名(hostname)にポリシー情報を移入します。
【Windows】
mppolclone -r c:\work\data -h hostname
【Solaris/Linux】
# mppolclone -r /work/data -h hostname
■使用例4
運用管理サーバで、指定したIPアドレス(10.10.10.10)にポリシー情報を移入します。
【Windows】
mppolclone -r c:\work\data -i 10.10.10.10
【Solaris/Linux】
# mppolclone -r /work/data -i 10.10.10.10
■実行結果/出力形式
- 運用管理サーバで、指定したホスト名のポリシー情報を移出する場合
【Windows】
mppolclone -b 移出先ディレクトリ -h ホスト名
※ダイアログで、開始確認のメッセージ、進捗状況、実行結果が表示されます。
【Solaris/Linux】
# mppolclone -b 移出先ディレクトリ -h ホスト名
処理経過を示すメッセージ
mppolclone: mppolclone ended.
- 運用管理サーバで、指定したIPアドレスのポリシー情報を移出する場合
【Windows】
mppolclone -b 移出先ディレクトリ -i IPアドレス
※ダイアログで、開始確認のメッセージ、進捗状況、実行結果が表示されます。
【Solaris/Linux】
# mppolclone -b 移出先ディレクトリ -i IPアドレス
処理経過を示すメッセージ
mppolclone: mppolclone ended.
- 運用管理サーバで、指定したホスト名にポリシー情報を移入する場合
【Windows】
mppolclone -r 移入元ディレクトリ -h ホスト名
※ダイアログで、開始確認のメッセージ、進捗状況、実行結果が表示されます。
【Solaris/Linux】
# mppolclone -r 移入元ディレクトリ -h ホスト名
処理経過を示すメッセージ
mppolclone: mppolclone ended.
- 運用管理サーバで、指定したIPアドレスにポリシー情報を移入する場合
【Windows】
mppolclone -r 移入元ディレクトリ -i IPアドレス
※ダイアログで、開始確認のメッセージ、進捗状況、実行結果が表示されます。
【Solaris/Linux】
# mppolclone -r 移入元ディレクトリ -i IPアドレス
処理経過を示すメッセージ
mppolclone: mppolclone ended.
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