Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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1.2.119 MpCnSet(イベント出力設定コマンド)
■機能説明
本コマンドは、Systemwalker Centric Managerで扱うネットワーク関連のトラップの出力形式に関する仕様を変更します。以下の出力形式の仕様を変更できます。
- GenericCode(トラップ種別)によって、イベントIDに割り当てる値を以下のどちらかに設定します。
- “トラップの種別で変更します(100〜106)。”(初期設定)
- “固定値(3)とします。”
- GenericCodeがEnterpriseTrap(拡張トラップ)の変換メッセージを以下のどちらかに変更します。
- “SNMPトラップを通知しました.”(初期設定)
- “ネットワークで事象が発生しました.”
- “ネットワークで障害が発生しました.”
- ノード状態の監視の変換メッセージを以下のどちらかに変更します。
- “ネットワークで"LinkDown"が発生しました.”
- “ネットワークで"LinkUp"が発生しました.”
- “ノードとの通信が不可となりました.”(初期設定)
- “ノードとの通信が可能となりました.”(初期設定)
- MIB監視の変換メッセージを以下のどちらかに変更します。
- GenericCodeがEnterpriseTrapの出力メッセージ
- “MIB監視事象が発生しました.(MIB名:***,値:***)”(初期設定)
■記述形式
MpCnSet |
[[-i x] [-m x] [-s x] [-t x] | [-h]] |
■オプション
- -i x:
- イベントID形式イベントIDに値を割り当てる形式を指定します。省略した場合は、仕様は変更されません。
- x=0:
- GenericCodeにかかわらず、イベントIDに3を割り当てます。
- x=1:
- GenericCodeに応じて、イベントIDに100〜106までの値を割り当てます。
- -m x:
- GenericCodeがEnterpriseTrapの場合の、デフォルトの変換メッセージ文の形式を指定します。省略した場合は、仕様は変更されません。
- x=0:
- “ネットワークで障害が発生しました.”に変換します。
- x=1:
- “ネットワークで事象が発生しました.”に変換します。
- x=2:
- “SNMPトラップを通知しました.”に変換します。
- -s x:
- ノード状態の監視での、省略値の変換メッセージ文の形式を指定します。省略した場合は、仕様は変更されません。
- x=0:
- “ネットワークで"LinkDown"が発生しました.”および“ネットワークで"LinkUp"が発生しました.”に変換します。(状態=OFF)
- x=1:
- “ノードとの通信が不可となりました.”および“ノードとの通信が可能となりました.”に変換します。(状態=ON)
- -t x:
- MIB監視での、省略値の変換メッセージ文の形式を指定します。省略した場合は、仕様は変更されません。
- x=0:
- GenericCodeがEnterpriseTrapの場合の、デフォルトの変換メッセージに変換します。(状態=OFF)
- x=1:
- “MIB監視事象が発生しました.(MIB名:***,値:***)”に変換します。(状態=ON)
- -h:
- オプションの説明を表示します。
- オプションの指定なし:
- 現在の仕様を表示します。
■復帰値
- 0:
- 正常終了
- 1以上:異常終了。
- コマンドが出力するエラーメッセージを参照してください。
■参照
表:イベント監視用コマンド
■コマンド格納場所
Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EE
Windows(R) 2000 |
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin |
Solaris
Linux |
opt/systemwalker/bin |
■実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
- Administrator権限が必要です。
- 運用管理サーバ/部門管理サーバで実行可能です。
【Solaris/Linux】
- システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
- 運用管理サーバ/部門管理サーバで実行可能です。
■注意事項
【Windows】
- 本コマンドは、サービスマネージャで“Systemwalker MpCNappl”を停止してから実行し、本コマンドを使用後、変換サービスプログラムを再起動してください。
- 変換サービスプログラムの停止時に、依存関係により停止した以下のサービスも、必ず再起動してください。
【Solaris/Linux】
- 本コマンドは、変換サービスプログラムを以下の停止コマンドで停止してから実行し、設定後、起動コマンドで再起動してください。
- 停止コマンド
/opt/FJSVfwntc/stopntc
- 起動コマンド
/opt/FJSVfwntc/startntc
■使用例1
GenericCodeにかかわらず、イベントIDに3を割り当てます。また、デフォルトの変換メッセージ文を“ネットワークで事象が発生しました。”にします。
【Windows】
【Solaris/Linux】
/opt/systemwalker/bin/MpCnSet -i 0 -m 1 |
■使用例2
現在の仕様を表示します。
【Windows】
【Solaris/Linux】
/opt/systemwalker/bin/MpCnSet |
■実行結果/出力形式
表示例(現在の仕様)を以下に示します。
Event ID:
Event ID 100-106 (GenericCode + 100)
EnterpriseTrap Message:
"Network event occurred."
Message Conversion:
1:Host State Change = ON
2:MIB State Change = ON |
英語のメッセージ文は、それぞれ以下の日本語のメッセージに対応します。
- 英:
- SNMP trap was notified.
- 日:
- SNMPトラップを通知しました.
- 英:
- Network event occurred.
- 日:
- ネットワークで事象が発生しました.
- 英:
- Some trouble happened on the network.
- 日:
- ネットワークで障害が発生しました.
- 英:
- Host State Change
- 日:
- ノード状態の監視
- 英:
- MIB State Change
- 日:
- MIB監視
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