Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第1章 コマンドリファレンス | > 1.2 コマンド |
本コマンドは、収集したログを二次媒体装置へ退避します。
ETERNUS NAS[NR1000シリーズ]以外の場合
mpatmmediacopy |
[-H サーバ名] [-A ログ識別名] [-D 複写先ディレクトリ] [-F 日数 -T 日数] | [-B 日付] [-W YES | NO ] [-V 閾値] |
ETERNUS NAS[NR1000シリーズ]の場合
mpatmmediacopy |
[-H サーバ名] [-A ログ識別名] [-D 複写先ディレクトリ] [-F 日数 -T 日数] | [-B 日付] [-P 保持期間] |
ログ収集を依頼したサーバ名を指定します。IPアドレスの指定も可能です。
サーバ名は、ASCII(128文字以内)で指定します。
IPアドレスを指定する場合、先頭に0をつけると8進数での指定扱いとなるため、先頭に0は指定しないでください。
本パラメタを省略した場合、格納済の全サーバが複写対象となります。
IPアドレスの指定の場合は、格納ディレクトリ内に収集したログファイル名のサーバ名がIPアドレス表記になっている必要があります。
ログ識別名は、ASCII(80文字以内)で指定します。
本パラメタを省略した場合、指定したサーバ配下のすべてのログ識別名が複写対象となります。
本パラメタを省略した場合は、二次媒体複写先設定コマンド(mpatmmediadef)で指定した複写先ディレクトリに複写します。
本パラメタに指定するディレクトリは実在している必要があります。実在していないディレクトリを指定した場合は、本コマンドはエラーとなります。
また、ルートディレクトリ(Windowsの場合 c:\ などの指定、UNIXの場合”/”)を指定した場合や、ディレクトリ名の最後にパス区切り文字(Windowsの場合"\"、UNIXの場合"/")を指定した場合は、本コマンドはエラーとなります。
本パラメタは、二次媒体複写先設定コマンド(mpatmmediadef)で指定した複写先ディレクトリからの相対ディレクトリも指定可能です。相対ディレクトリには、“..”のような上位にさかのぼる指定はできません。
Windowsの場合、ドライブ名(例:”C:\”)から始まっているディレクトリ、UNIXの場合、ルートディレクトリ”/”から始まっているディレクトリが絶対パスとなります。
複写先ディレクトリを指定した場合、複写先ディレクトリのアクセス権を以下のユーザだけに限定します。
本パラメタで指定した範囲の日数のログを複写対象とします。
本パラメタは、必ず対で指定する必要があります。
本パラメタには、0以外の数値を指定します。
-F に指定する日数は、-Tに指定する日数より大きい値を設定します。同じ日数を指定することはできません。
本パラメタを省略し、-B パラメタも省略した場合は、1日前のログデータのみ複写対象となります。
-B パラメタと同時に指定することはできません。
(例) 3日前から1日前までの範囲のログを複写対象とする場合
-F 3 -T 1
本パラメタで指定した日付のログだけを複写対象とします。
本パラメタは以下のように指定します。
YYYY: 西暦年を指定する。
MM : 01〜12で月を指定する。
DD : 01〜31で日付を指定する。
本パラメタは、二次媒体へのログの退避が何らかの原因で失敗した日付だけを、再退避する場合にだけ使用してください。
本パラメタに、本コマンドを実行した当日や未来の日付を指定して実行した場合はエラーとなります。
-F -T パラメタと同時に指定することはできません。
(例) 2006年07月25日のみを複写する場合
-B 20060725
本パラメタを省略した場合、“NO"として処理します。
複写対象装置がNR1000の場合は、本バラメタの設定を指定しないでください。
本パラメタは、-Pパラメタと同時に指定できません。
本パラメタと-Pパラメタを指定しなかった場合は、80として処理します。
ディスク使用量の閾値を超えるファイルを処理した時点で、本コマンドは複写エラーとなります。
NR1000へ保持する期間(日数)を設定します。
0〜3650で指定します。
本パラメタを指定することにより、本コマンド実行から、指定した日数の23:59まで、NR1000への保持が可能となります。
本パラメタを指定することにより、複写先のファイルのアクセス時間を変更します。
0 を指定した場合、複写対象装置NR1000の設定に従う設定を行います。
本パラメタは、-Vパラメタと同時に指定できません。
本パラメタは、-W YESと同時に指定できません。
表:監査ログ管理用コマンド
Windows |
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin |
UNIX |
/opt/systemwalker/bin |
ファイル名が “Server_LogName_Code_Date_XX.log”の場合
Server:サーバ名
LogName:ログ識別名
Code:文字コード
Date:日付(YYYYMMDD形式)
XX:分割通番(2GB以上で分割されていない場合は存在しません)
NNN:通番(001〜999)
※999を超える通番になった場合、その旨をメッセージ通知し、ファイルコピーは失敗します。
ファイル名が “Server_LogName_Code_Date_File_XX.log”の場合
Server:サーバ名
LogName:ログ識別名
Code:文字コード
Date:日付(YYYYMMDD形式)
File:バイナリファイルの元ファイル名(拡張子前の“.”は“_”に置き換え)
XX:分割通番(2GB以上で分割されていない場合は存在しません)
NNN:通番(001〜999)
※999を超える通番になった場合、その旨をメッセージ通知し、ファイルコピーは失敗します。
syslogへの日本語出力をサポートしていない環境は以下のとおりです。
ログ識別名:log1のみのログファイルを5日分、書き込み不可属性で二次媒体へコピーします。
mpatmmediacopy -A log1 -D Z:\LogData -F 5 -T 1 -W YES |
しきい値90%ですべてのログファイルを1日分、二次媒体へ複写します。
mpatmmediacopy -D Z:\LogData -S 90 |
すべてのログファイルを1日分、NT1000へ複写します。
mpatmmediacopy -D Y:\LogData -P 10 |
二次媒体複写先設定コマンド(mpatmmediadef)で“F:\savelog”を設定し、その配下の“F:\savelog\svr1\log1”にサーバsvr1のログ識別名log1のログファイルを1日前のログデータだけ複写します。
mpatmmediacopy -H svr1 -A log1 -D svr1\log1 |
mpatm0002 mpatmmediacopyコマンドを開始します。 |
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