Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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1.2.27.1 個別ユーザ資源の運用状況確認
■機能説明
指定された資源グループが、指定されたサーバまたはクライアントに未送信か、または未適用かを確認します。
■記述形式
drmschk |
-a rsc [-c 確認種別] [-g 資源グループ名] [-v バージョン・レベル] [-e 世代識別名] [-s システム名] [-k システム種別] [-l non | all | normal | abnormal] [-H own | other | all] |
■オプション
- -a rsc:
- 本コマンドの機能を定義します。本オプションでは"rsc"と指定します。
- -c 確認種別:
- 運用状況を確認する種別を指定します。本オプションを省略した場合は、"send"が指定されたものとみなします。
- send:
- 未送信か否かを確認します。
- apply:
- 未適用か否かを確認します。
- -g 資源グループ名:
- 確認するユーザ資源が所属する資源グループ名を指定します。資源グループ名は、ASCII(12文字以内)で、先頭が英字の英数字で指定します。本オプションを省略した場合は、登録されているすべての資源グループが対象となります。
- -v バージョン・レベル:
- 確認する資源グループのバージョン・レベルを指定します。バージョン・レベルは、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションを省略した場合は、空白のバージョン・レベルを指定したものとみなします。
- -e 世代識別名:
- 確認するユーザ資源が所属する資源グループの世代識別名を指定します。世代識別名は,ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションを省略した場合は、登録されている該当資源グループの登録済最新世代が指定されたものとみなします。
- -s システム名:
- 確認するシステム(どのシステムの情報を出力するのか)の宛先システム名を指定します。宛先システム名は、ASCII(16文字以内)、またはシフトJIS(8文字以内)の全角文字列で指定します。宛先システム名には、ワイルド・カードを指定できます。この場合、宛先システム名全体を""(ダブルクォーテーション)で囲む必要があります。ワイルド・カードとして指定できるものは以下のとおりです。
*:任意個の任意の文字列
?:任意の1文字に対する文字
本オプションを省略した場合、すべてのシステムを対象とします。
- -k システム種別:
- 確認するシステムの種別を指定します。本オプションを省略した場合、"serv"が指定されたものとみなします。
- serv:
- サーバのシステムへの送信/適用状況を確認する場合
- cl:
- クライアントのシステムへの送信/適用状況を確認する場合
- -l non|all|normal|abnormal:
- 確認した結果の出力形式を指定します。本オプションを省略した場合、"abnormal"が指定されたものとみなします。
- non:
- 確認結果は出力しません。
- all:
- 確認結果をすべて出力します。
- normal:
- 確認結果のうち、正常となった情報だけを出力します。
- abnormal:
- 確認結果のうち、エラーとなった情報だけを出力します。
- -H own|other|all:
- 確認するシステムが、運用管理サーバ配下のサーバ(以降、隣接サーバと呼びます)なのか、サーバ配下のサーバ(以降、非隣接サーバと呼びます)なのかを指定します。本オプションは、-kオプションが省略された場合、または"serv"を指定した場合に有効となります。本オプションを省略した場合、"own"が指定されたものとみなします。
- own:
- 隣接サーバのシステムに対して確認します。
- other:
- 非隣接サーバのシステムに対して確認します。
- all:
- 隣接サーバ/非隣接サーバのシステムに対して確認します。
■復帰値
- 0:正常終了
- 指定された資源は、すべて送信済または適用済です。
- 1:正常終了
- 指定された資源が送信未または適用未のシステムが存在します。
- 3:処理継続不可能な使用者エラー
- オプションの指定に誤りがあります。確認処理ができません。
- 4:プログラムエラー
- システムにエラーが発生しました。確認処理ができません。
■コマンド格納場所
Windows |
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\drmssv |
UNIX |
/opt/systemwalker/bin |
■実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
- DistributionReference権限が必要です。
- 運用管理サーバ、部門管理サーバ、業務サーバ、および運用管理クライアントで使用できます。
【UNIX】
- システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
- 運用管理サーバ、部門管理サーバ、業務サーバ、および運用管理クライアントで使用できます。
■注意事項
- 出力結果をもとに何らかの作業を行う場合は、リスト形式で説明した確認結果の帳票を、標準出力に出力しています。リダイレクション機能を使用して結果内容をファイルに出力し、そのファイルを解析してください。
- 2階層運用で、クライアントのメンテナンス版数を確認する場合は、資源グループ名に"SYSLEVEL"を指定して確認してください。
■使用例1
資源グループ名を“TEXTDATA”、バージョン・レベルを“V11L10”、世代識別名が登録済最新世代の場合の送信状況を確認します。
drmschk -a rsc -g TEXTDATA -v V11L10 |
■使用例2
メンテナンス版数“MENTE000”のクライアント適用状況を確認します。
drmschk -a rsc -g SYSLEVEL -v MENTE000 -k cl -c apply |
■実行結果/出力形式
以下に確認した結果の出力形式について示します。
2
(1)
TEXTDATA V11L10 E001 SEND-CHECK
(2) (3) (4) (5)
2
(6)
SERV1 serv OK
(7) (8) (9)
SERV2 serv NG
(7) (8) (9)
BINDATA * E001 SEND-CHECK
(2) (3) (4) (5)
2
(6)
SERV1 serv OK
(7) (8) (9)
SERV2 serv NG
(7) (8) (9) |
(1)資源グループ数
(2)資源グループ名
(3)バージョン・レベル
(4)世代識別名
(5)確認種別
(6)システム数
(7)システム名
(8)システム種別
(9)確認結果
備考1. 確認種別は、以下のとおりです。
- SEND-CHECK:
- 送信状況の確認
- APPLY-CHECK:
- 適用状況の確認
備考2. 確認結果は、以下のとおりです。
- OK:
- 送信済/適用済
- NG:
- 送信未/適用未
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