Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Software Delivery 業務サーバクラスタ適用ガイド Windows編 - Windows(R)共通 - |
目次
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第5章 利用機能別に必要な設定 |
共有ディスクのログファイル監視機能は、共有ディスクファイル監視定義ファイル(opashrfmon)に、共有ディスク上のファイルを定義することで、クラスタ上のアプリケーションなどが、共有ディスク上に出力したテキスト形式のメッセージを、監視イベントとして扱うことができます。
共有ディスクのログファイル監視では、定義後Systemwalker Centric Managerの再起動を最初に行った直後からファイルの内容を通知します。それ以前のファイルの内容は通知されません。
設定方法を以下に示します。
プライマリノードおよびセカンダリノードで、それぞれ以下のファイルに、監視対象となるファイル名とそれに関連する情報を定義します。定義方法については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpopagt\etc\opashrfmon |
プライマリノードおよびセカンダリノードで、以下のコマンドを実行し、監視モードを指定します。Windows版では“自動モード”を選択してください。
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin\opasfmon -m auto |
プライマリノードおよびセカンダリノードで、以下の作業を行ってください。
プライマリノードおよびセカンダリノードで、以下の作業を行ってください。
pcentricmgr |
scentricmgr |
ファイル名が途中で変更される共有ディスクのログファイルを監視することができます。
実際に監視するファイル名を登録しておく、監視ファイル名格納ファイルを用意してください。
監視ファイル名格納ファイルを変更した場合、Systemwalker Centric Managerを再起動、または、“監視ファイル名格納ファイル更新時に必要な操作”に記載した手順の実施が必要です。
自動でファイル名の変更を実施する場合には、監視ファイル名格納ファイルを更新するツールの作成と運用環境へのスケジューリングが必要です。
設定手順を以下に示します。
ファイル名の最後は、“.+@”を付けてください。
(例: /app/applog1.+@)
“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”の“監視ファイル名格納ファイル”を参照してください。
自動でファイル名の変更を実施する場合、“監視ファイル名格納ファイル更新時に必要な操作”の手順を実施するツールの作成とスケジューリング(crontab/タスクのスケジュール等への登録)が必要です。
この場合、監視対象のファイルには、1.で用意した監視ファイル名格納ファイルを指定してください。
対象のログファイル名を切り替える場合以下の操作が必要です。
opashrfmonext(共有ディスクファイル監視拡張コマンド)による監視の一時停止/再開方法には2種類あります。概要については、“ファイル監視機能の一時停止/再開”を参照してください。opashrfmonext(共有ディスクファイル監視拡張コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアルを参照してください。
以下のコマンドを実行し、共有ディスクファイル監視機能を停止します。
/opt/systemwalker/bin/opashrfmonext -p |
監視ファイル名格納ファイルの監視対象ファイル名の変更をします。
以下のコマンドを実行し、共有ディスクファイル監視機能を起動します。
/opt/systemwalker/bin/opashrfmonext -s |
上記の手順を自動的に行うためのバッチファイルの例(Windows Server 2003 STD /Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EEの場合)を以下に示します。ログファイル名は以下のようにしています。
プライマリノードおよびセカンダリノードで、本バッチファイルを毎日動作するようにスケジュールすることで自動的にファイル名の変更を行うことができます。
@echo off |
ファイル監視機能を一時的に停止したり、監視を再開するコマンドを以下に示します。ファイル監視機能を一時停止しても、シスログ/イベントログ監視等は停止しません。
共有ディスクログファイル監視で本機能を使用する場合、監視一時停止、開始コマンドは運用系システムで実行してください。
|
共有ディスクログファイル監視 |
備考 |
ファイル監視機能を一時的に停止 |
opashrfmonext -p |
本オプションはSystemwalker動作中のみ有効 |
opashrfmonext -x (注) |
||
一時停止していたファイル監視を再開 |
opashrfmonext -s |
本オプションはSystemwalker一時停止中(-p,-xオプション)のみ有効 |
どのファイルを監視しているかの確認 |
opashrfmonex -f <filename> |
本オプションはSystemwalker動作中のみ有効 |
注)
一時停止機能(-pオプション)を実行すると、監視対象ファイルの読み込み処理が行われます。監視対象ファイルに大量にログが出力されている場合、読み込み処理がすぐには終わらず一時停止に時間がかかる場合があります。この場合、“- x”オプションを指定することで、一時停止時の読み込み処理を行わずに一時停止することができます。
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